ずいぶん昔(30年ほど前)から、スポーツ競技では、いくつかの種目に限られるかもしれないが、男女混合(同じルールで競う)が当たり前になる時代が来ると、ぼくは言ってきました。簡単に言うと、体力の男女差もまた、長い間の「ジェンダー」格差によるものだ、と。誤解されそうですが、基本的には人間の体力には個人差はあるでしょうが、性差が存在するのは社会的・文化的な習慣・習俗によるところが大きいといえないか。まして、「子どもを産む性」が、何時までも男より弱い(とみなされる)ことがあるだろうかという、ある種の素朴な直観によります。その代表的な一例が「マラソン」です。
いつ頃までだったか、あまりにも過酷だという男性側が立てた理由で、当初は女性マラソンは禁じられていました。解禁されて以来、その記録の伸び方は驚異的なものがあります。ぼくは第一回東京「女子マラソン」(1979 )大会のレースをよく記憶し知恵ます。優勝はイギリスのジョイスさん(第二回も優勝)、記録は2時間37分48秒。日本記録は、今年1月に出た前田穂南選手の2時間18分59秒。45年間で20分ほど記録は伸びています。記録はともかく、女性が42キロを走ることが禁止されていた時代とは何だったのか、それを痛切に感じます。「ジェンダー」と言えばそれまででしょうが、そのような名分(役割)で、社会的文化的勢力が女性のさまざまな活動や行動(その支えになる志向・思考)を閉じ込めて来たのではなかったか。今なお、いたるところに「女人禁制」があります。
*ジェンダー「 社会的・文化的に形成される男女の差異。男らしさ、女らしさといった言葉で表現されるもので、生物上の雌雄を示すセックスと区別される。社会的性差。文化的性差」「gender role(s)性別役割分担(◇男性または女性であることに対して社会がもつイメージどおりにふるまうこと)」(デジタル大辞泉)
誤解を呼ぶといけないので、急いで付言しておきます。いつの時代にか、女性は男性と比べて遜色のないほど体力面でも互角になるというのではありません。仮に五輪において、陸上競技でも水泳競技でも、男女が同時に競ったら、時には女性が勝つ場合(競技)もあるだろうという程度です。ここで主張したいのは「男は度胸、女は愛嬌」などという、性別役割にまつわる固定観念(社会通念)が出来上がっている社会の「偏見と差別」の刷新(打ち壊し)こそが、女性解放を導くだろうし、女性が解放されなければ、男性の解放も本当になされえないということです。「奴隷制」を容認している白人男性に自由があるだろうか。彼らはただ支配欲に縛られているだけではなかったか。
ようするに、マラソンの女性世界記録樹立を手掛かりにして、「人権」の中核にある問題として考えてみたいのです。(因みに、男性マラソンの世界記録は、昨年の〈シカゴマラソン2023〉大会で記録された、ケルヴィン・キプタム選手(ケニア)の2時間0分35秒でした。同選手は本年2月、交通事故により死去、24歳でした)
アメリカの大統領選挙報道にばかり気を取られて、すっかり忘れそうになりましたが、イリノイ州シカゴで行われたマラソン大会で、女性ランナーが世界記録を達成したというニュースに目を惹かれました。女性で初めて2時間10分を切ったといいます。この記録で走れる男性は、世界でどれくらいいるのでしょうか。この先、おそらく男性と女性が同時に走って記録を競う時代が来るに違いありません。同じ日に同国大統領選挙候補の一人が、オハイオ州デトロイト(Detroit)の地で、出鱈目の限りを尽くした女性蔑視(人権侵害)演説をだらだらと繰り広げていました。今では、この候補者は、現代アメリカの最も恐るべき・厭うべき「敵(ファシスト)」と呼ぶ声が大きくなってきているのも、奇遇を通り越して時代を痛感します。この候補者は移民を人間扱いしていないし、女性を男性の下に置く、その候補者を全米の半数近くの有権者が詩指示ているという、この迷妄の深さをどう見ればいいのでしょうか。
さらに加えて、なぜだか黒人男性有権者も「ジェンダーバイアス」に絡〈から〉めとられて、大統領としては「黒人女性候補者」を選びたくないという傾向を強く見せていることに、問題の根の深さを考えてしまう。この問題について、元民主党大統領(黒人)は、直接、彼らに対して問題の所在を明らかにするべく、黒人男性有権者と話し込んでいた場面も、ぼくには深い闇の中の光景に見えました。
チェプンゲティッチが世界新 女子マラソン、シカゴで 【シカゴ共同】シカゴ・マラソンは13日、シカゴで行われ、女子のルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が2時間9分56秒の世界新記録で優勝した。/従来の記録はティギスト・アセファ(エチオピア)が2023年9月のベルリン・マラソンでマークした2時間11分53秒だった。(記録は速報値)「もういやというほど、呑んできたんだから」と。酒を止めようと考えたことはなかった、だから吞まなくなった自分に驚いています。(共同通信・2024/10/14)
(この共同配信の記事では「女子マラソン」という表現が当たり前に使用されていました。ぼくはこの「女子」(または男子)という表現に大いに違和感を持っています。「女の子」「女子ども」というようなニュアンスが色濃く含まれているのではないでしょうか。三十歳の女性を「女子」というか、五十歳ならどうか、というように、ぼくたちは長い歴史のなかで刻印されてきた「(問題」表現」に呪縛されているのではないですか。英語表記は「Women’s Marathon」と、単純明快に表記)
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「徒然に日乗」(533~ 539)
◯2024/10/13(日)朝から穏やかな快晴。風もなく、気温も25℃程度。昼前に茂原まで買い物に。▶このところ、朝早く起こされるので、やや睡眠不足。午前2時、3時が多く、4時まで床に入っていられるのは週に1~2回。寒くなったので、猫もよく眠れるのが、かえって早起きになっているのかもしれない。一一人が起きれば、他がつられて、結局は家の中にいるのが、全員覚醒する。外に出すと、入れ替わりに敷地内のあちこちで夜を明かしたものが帰ってくるという塩梅。たくさんいるので、なかなかていねいに躾けることも難しいし、最初から、家で買うネコ(ペット)として付き合ってはいないので、この「習慣」は仕方がないところもあろう。ただ、寝冷えをするのか、食べたものを戻す子もいるので、よく注意する必要がある。(539)
◯2024/10/12(土)終日、しのぎやすい陽気だった。一歩も外に出ないで、蟄居。朝晩の冷え込みが、体に緊張を強いているように感じる。奇妙な言い方だが、こんな時に「年齢」を痛感するのだ。植木の枝下ろしをしなければと思いながら、体が前に出ない。ある種のしり込み(気おくれ)、それが今や習慣となっている気がする。フットワークが軽いとは言わないが、それなりに行動に出ていた人間だが、このところ、動きが鈍い。もう一度、軽快さが取り戻せるのだろうか。▶米国フロリダに上陸していったハリケーン(ミルトン)は災害の大きな爪痕を遺して通り過ぎた。「へレーン」ほどの強さはなく、被害も少なかろうという勝手な思い込みは大きく外れ、驚くべき大きな被害をもたらしたのだった。(本日、お昼現在の死者は竜巻のよる17名、家屋被災は数えきれず)その「ハリケーン」がもたらした被害の復旧や修復に当たる連邦政府や関係当局の仕事ぶりに対して、大きな偽り情報を与え、被災者を踏みにじるような「虚言」を拡散させているのが今回立候補している元大統領の側である。当人は選挙で勝つということははじめから問題にはしていないので、とにかく、アメリカ社会に政治的暴動を引き起こし、そのすべてを現政権の政治責任だとして、自らは権力を不当に奪取するという「クーデター」を敢行しているのだと、少なくない報道で伝えられている。政見も公約も、選挙活動も一切無関係。ある種の「ファシズム」「人種差別」のかたまりがアメリカ社会で跳梁し始めているのだ。(538)
◯2024/10/11(金)昨日とは一転、快晴の好天気。しばらく忘れていた「秋晴れ」に恵まれた。▶昼前に買い物で茂原まで。▶アメリカのハリケーン(Milton)はフロリダ半島に上陸、暴風雨による大きな被害をもたらしたが、現段階では、前回ほどの大災害にはならなかった模様。上陸前から発生した二十数個の「竜巻」による被害もあり、犠牲者が十数人も出たという。問題がないわけではないと思うけれど、いろいろな面で、自然災害へのケアは、残念ながら相当に彼我の差がありそうに思われる。▶夕食を食べている夕方6時半ころだったか、テレビの速報ニュースで「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が、今年度のノーベル平和賞受賞と報じられた。受賞することは目出度いことだろうが、それ以上に核のない社会(世界)を求め続けてきた「被爆者」の行動が大きな導きとなってきた証(あかし)だったことがこのようにして受け入れられたのを喜びたい。「核の傘」だの「核抑止力」や「核の共同保有」などを言い募ってきた日本政府の存在の恥ずかしさもまた世界に知らしめられたのだ。極東の小島国の民間運動(活動)が、世界の核保有国の為政者にどれだけの打撃を与えられたか、このような形でしか非核・反核を訴えられない状況に存在する危機状況を恐れている。(537)
◯2024/10/10(木)朝、6時半に「生ごみ」出し。十年以上、この習慣は変わらない。生ごみは週3回、ビン・カンは月一回。ネコがたくさんいるので、ネコ砂の掃除とその始末が大変で、それが「生ごみ」に分類されると知り、大いに安心したもの。処分量が多く、生ごみに入れると重さもかなりなものになるので、当初は困っていたが、最近は、ほとんどの猫たちは外で用を足しているようなので、処分すべきネコ砂は夜間の分だけとなって、助かっている。家具類などの粗大ごみが時には出るが、大体はごみ処理場に自分で持ち込む。よほど大きなものは業者に依頼することにしている。▶飲料用には「天然水」を使っているので、その購入もかなりの量になる。本日は、近所(それでも、約10キロ離れている)の業務用スーパーまで買いに行く。2リットル×6本入りを10箱。どれくらいの割合で消費するのか、計算したことがないが、冬場は、それまでよりも多く使うだろか。もうかなり前だが、一箱300円のものを使っていたが、それが、なんと今では6割値上がりして480円。消費税を加算すれば、500円近くになる。ものみな値上がりする時代。この高騰傾向はいつまで続くのか。(536)
◯2024/10/09(水)劣島南部にある秋雨前線などの影響で、終日雨が続く。一日中、ほとんど気温は20℃程度で、まったく変わらないまま。湿度も75%前後。風がないだけが救い。アメリカのハリケーン(ミルトン)の進路が気になる。フロリダ半島のタンパあたりに上陸しそうな勢い。前回の被害の復旧作業のさなかの再度の襲来。被害の少ないことを祈る。▶お昼前に、雨が強くならない前に買い物。ブログでも書いたが、今夜は暖かい鍋物でもといくらかの材料を購入してきた。難点は、いまだに美味しいと思える豆腐がスーパーでは見つからないこと。(535)
◯2024/10/08(火)家の車(かみさん用)のテールライトのカヴァーを、かみさんが破損させたので、修理方を依頼していたのが、予定していた本日の午前中に行けなかったので、昼過ぎに出向く。驚いたことに破損したカヴァーだけではなくブレーキランプやバックライト・ウインカーなど、それは壊れてはいなかったのに、そっくり一式を取り換えたのだ。見積もりの段階では値段が高いと奇妙に思っていたが、こういうことだったか。最近の電気製品なども、一部(故障)箇所の取り換えや修理ではなく、その個所全体の基盤ごとに取り換える。テレビのある個所が故障したのに、テレビ受像機全体を買い替えるようなもの。これは半導体使用製品の性質上、仕方がないことなのか。釈然としないままで工場を後にした。▶本日は朝から、降ったり止んだりで、夕方からは本格的に降り出した。明日の午後まで雨が続くそうだ。すっかり寒くなった。ただ今午後9時半。室温22.4℃、湿度73%。油断すると風邪をひきそう。▶♂の猫の右前足が腫れているのに気づいたのが昨日の午前中。恐らく蛇にかまれたのだろう。気づいてから、食事ごとに化膿止め(消炎剤)を服用させている。昨日以上には腫れがひどくなった形跡(様子)はない。これ以上は大事に至らなければと願っている。▶米国大統領選における元大統領の言動に大きな不審・不信が寄せられている。早い段階から、彼は「狂気」に支配されていると、ぼくは見ていたが、異常な状態が段々激しくなっているようだ。いろいろな意見(診方)があるようだが、おそらく「認知症」などではなく、「精神異常」を来していると思う。「統合失調症」状態にあるのではないだろうか。関係筋はどうとらえているのか。あるいは、そのような異常な事態を利用する向きがあるのかもしれない。▶フロリダ州をハリケーンが再度急襲する勢いだ。一週間前に強烈な「へリーン」が大災厄をもたらしたばかりなのだが。被害の少ないことを祈るのみ。(534)
◯2024/10/07(月)昼過ぎに買い物のため茂原まで。かなり日差しの強い陽気だった。帰宅した段階で、宅急便が2件届いた。一件は毎月の定期購入品。他の一件は旧友の連れ合いからの「お返し品」。長年通い詰めていた呑み屋の経営者が昨年7月に死去。一周忌の飾り物(仏花)を送っていたから。▶昨日、卒業生の一人から葉書が届いた。卒業時にNHKに就職。何か所(福島・静岡・山口・静岡など)かを移動していたが、9月1日付で、渋谷の本部?勤務となったとの連絡だった。とても優れた勤勉家だったし、真面目(過ぎるところもあった)な女性。就職して、もう二十年近くになるだろうか。卒業生では、3人か4人が各地の放送局に勤務中。その人たちとは交流はないので、その状況はよくわからない。他人を介しての情報で無事を知るばかり。(533)
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