「分離主義を煽動」したと、逮捕

【8月10日 AFP】(写真追加)香港の著名な民主活動家の周庭(アグネス・チョウ、Agnes Chow)氏が10日夜、国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕された。周氏の公式フェイスブック(Facebook)アカウントは「アグネス・チョウが国安法により、『分離主義を扇動』したとして逮捕されたことが今確認された」と発表。警察筋はAFPに対し、国家の安全をめぐる捜査で10日に逮捕された10人のうちの一人が周氏だったことを認めた。(c)AFP

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 ここ(逮捕)までは想定されていました。いわば反国家(権力)・反香港(権力)のシンボルを「見せしめ」として逮捕したというわけです。問題はこの後です。当局は大きな賭けに出たし、危険な博打のような手を打ったことになります。もちろん建前では「裁判」を実施しますが、簡単にはいかないとぼくには思われます。反対派(民主派)はこの先も反対運動を展開するでしょうし、権力側も圧力をかけ続けるはずです。問題は香港や中国の内部問題ではなくなっているという点です。周さんたちも当然のように他国・他地域への連帯を呼び掛けてきましたし、国家権力(中国当局)もまたその国際地域連帯を恐れていたのだから、ここしばらくは「熾烈なせめぎあい」が続くのかもしれません。

 いい加減な推定はしません。確かに思われることは、いったん開かれた「自由・解放の扉」はそれを再び閉じることは至難の業であるということです。中国当局もまた一枚岩ではないことは明白ですから、さまざまな要素を織り込みながら一進一退の経過をたどるとみられます。もちろん、今回の件で身柄を拘束された人たちの解放が何よりも望まれます。加えて、米中関係が大きなカギを握っていると思います。「新しい冷戦」が生じることはないし、あってはならないことです。その際に、この島社会が何をやるべきか、明白ではないでしょうか。アメリカの尻馬に乗ることは最悪。

 天安門事件(1989年6月)を想起します。民衆(人民)の決起を侮るとどうなるか。中国を見る目は、当時とは大きく異なっています。小の虫を踏み潰すような権力の奢りや乱用ががあるなら、必ず大きく間違える。

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投稿者:

dogen3

「上を思えば限りがないと、下を見て咲く百合の花」になれるものなら、という想いです。それこそ、「高嶺の花」ですが。「昨日は俗人 今日は僧、生涯胡乱(うろん)これがわが能」と自称した一休さんは、一面では「相当な人物」だったと、歳をとるとともに思わされています。