
世界の多くの地域では、オイルショックやナフサ不足で、活計(たずき」の算段に心を奪われている隙に、いささかの間断もなく、日夜急襲する爆裂弾で、ガザは消滅寸前の地獄を経験させられています。アメリカとイスラエルが結託してイランを侵略するという許されざる「平時暴力」は、世界の耳目を「石油」問題に引き付けるための手段だったと後に悔やまれるのだろうか。多分、イスラエルとアメリカの悪鬼軍団は「ガザ住民の皆殺し(ホロコースト)」を図っている。イランの核保有は断じて許さず、イスラエルとアメリカは核保有をわが物にしているのです。そして、この極東の島国の権力者もまた、米イの悪魔どもと手を結んでもいるのだ。25歳で虐殺された若い女性カメラマンの記録。イラン人監督のセピデ・ファルシさんが作られた映画「手に魂を込め、歩いてみれば」が完成した段階でも、ぼくは、この問題に触れました。今なお、ガザでは「皆殺し」が続いているのだと、心から訴えたいという衝動に駆られています。ガザでは毎日のように「人間が殺されている」のです。人は殺戮されるために生まれてきたのではないことを、世界の「人間たち」に向かって証明したい。

【明窓】ガザのためにできる一歩 まず、われわれは苦しんだ人間の前で、歴史の前で絶句することだ。ひとたび絶句して語り始めた言葉と、頭で知った言葉では、意味の力がまるで違う。どこかに書いてあることをなぞるだけでは伝わらない。心から出た言葉は心に届く-。/ 公開中の映画『手に魂を込め、歩いてみれば』を見て、批評家・若松英輔さんの言葉を思い出した。作品はイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が続く中、イラン出身の監督がパレスチナ人の若き写真家ファトマ・ハッスーナさんと1年にわたって重ねたビデオ通話を記録したものだ。
はじけるような笑顔の背後で、荒廃した街に爆撃の煙が上がる。封鎖による深刻な飢えにも見舞われる中、彼女はシャッターを切り続け、破壊された街に生きる人々の色と現実を写し取った。作中に差し込まれる一枚一枚が訴える力は強い。
2025年4月16日、25歳の命は空爆で奪われた。ガザでは攻撃開始から7万2千人以上が死亡したとされ、昨秋の停戦後も攻撃が続く。/出雲市内で先日あった上映会では、監督と交流を続ける配給会社の代表が「出発点は知ること。知って誰かに伝えることは行動になる。声は決して無力ではない」と語った。上映会を企画した市内の雑貨店「フェアトレードfuku-mimi」が14日までハッスーナさんの写真展を開催中だ。ガザから遠く離れた私たちにもできる一歩がある。(衣)(山陰中央新報・2026/06/01)








「今こそ、この戦争を撮って
世界に見てもらわなければ。
他に誰がやるの?」—— ファトマ・ハッスーナ
■ 映画『手に魂を込め、歩いてみれば』 廃墟のガザで撮影を続けるフォトジャーナリストと、彼女を見守るイラン人監督との1年にわたるビデオ通話で紡がれた比類なきドキュメンタリー。空爆や飢餓、不安にさらされながらも、街の光景や人々の力強さを写真に収め続けたファトマ・ファッスーナ。監督が「彼女は太陽のような存在」と称賛したファトマはしかし、カンヌ映画祭での上映が決まった直後の2025年4月16日、家族とともに空爆で命を奪われます。残された彼女の映像と言葉は、今も「声をあげることの意味」を私たちに問いかけています。12月5日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー。

登場人物:セピデ・ファルシ、ファトマ・ハッスーナ
監督:セピデ・ファルシ
プロデューサー:ジャヴァド・ジャヴァエリー
製作:Reves d‘Eau Productions、24images Production
配給:ユナイテッドピープル
2025年/フランス・パレスチナ・イラン/113分(https://www.unicef.or.jp/news/2026/0004.html)
+++++++++++++

⁑ガザのフォトジャーナリスト、イスラエルの空爆で死亡 生前に「反響呼ぶ死」望む(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区での紛争を1年半現地取材していた戦争ジャーナリスト、ファティマ・ハスナ氏が、イスラエル軍による今週の空爆で家族7人と共に死亡した。/「もし死ぬのなら、反響を呼ぶ死を望む。緊急ニュースで流れたくないし、ただの人数で表されたくもない」。ハスナ氏は昨年8月、インスタグラムへの投稿にそう書き込んでいた。さらに「その死を世界中が耳にして欲しい。影響が何年にもわたって続き、イメージとしていつまでも残って欲しい。時間にも空間にも埋もれることなく」と付け加えた。/イラン出身の映画監督セピデ・ファルシ氏は、ハスナ氏を取り上げた新たなドキュメンタリーを制作していた。作品は来月のカンヌ国際映画祭で上映される予定。/ハスナ氏の訃報(ふほう)を受けてファルシ氏は18日、ハスナ氏と自身が写った写真をSNSで共有した。写真の中のハスナ氏は満面の笑みを浮かべている。ファルシ氏は写真に「私が最後に彼女に抱いたイメージは笑顔。今日も頭から離れない」とのメッセージを添えた。

ガザ保健省は18日、CNNの取材に答え、ハスナ氏の両親が16日の空爆を生き延びたと明かした。しかし両親は共に重傷を負っており、現在は集中治療室に入っているという。/現地の監視団体「パレスチナ人ジャーナリスト保護センター(PJPC)」は、ハスナ氏を追悼。当該の空爆はガザ市内にある同氏の自宅を標的にしたとの認識を示した。こうした攻撃はジャーナリストに対する「犯罪」であり国際法違反と非難した上で、ハスナ氏によるこれまでの力強い写真報道は、戦闘が人々にもたらす苦しみに光を当てたと称賛した。(左上写真「イラン人映画監督セピデ・ファルシ氏が共有した笑顔のハスナ氏(中央)の写真」Sepideh Farsi)(右写真は映画監督・ゼビデ・ファルシさん)

イスラエル国防軍(IDF)は16日、空爆についてイスラム組織ハマスの「テロリスト」を標的にしたと説明。複数の措置を講じ、民間人に危害が及ぶリスクを最小限にしていたと主張した。IDFは当該のテロリストがIDF兵士とイスラエル市民に対するテロ攻撃を計画、遂行していたと声明で述べたが、詳細は明らかにしなかった。/ハスナ氏が写真を投稿していたインスタグラムとフェイスブックのフォロワーは3万5000人を超える。写真はガザで日常生活を送る困難や、イスラエルの空爆を受けながら生きる脅威を題材としている。/PJPCによれば、2023年10月7日のハマスの奇襲以降、ガザ地区で死亡したジャーナリストの数は212人となった。これは前例のない数字だと、多くのジャーナリスト団体が指摘する。/PJPCは国際社会に対し、すぐに調査を開始してジャーナリストの死亡に関与した人々の責任を問うよう求めている。(CNN:https://www.cnn.co.jp/world/35232024.html)
⁑「もし私が死ぬなら、響き渡る死を望む。」4月16日でファトマ・ハッスーナの死から1年」(https://unitedpeople.jp/put/blog/archives/338)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
半世紀以上も前に何度か通った、堀切菖蒲園。懐かしさのあまりに、写真に見惚れてしまいました。大学生だった青年は、今ではすっかり老人になり切りましたよ。花はいいですね。花とおじさん、おばさんと花と。花には何でもよく似合う。ガザにもたくさんの花々が咲き誇りますように。

「少しずつ色が違うのが素晴らしい」葛飾・堀切菖蒲園で紫やピンク、白などのハナショウブが来園客を癒やし ハナショウブの名所で知られる東京都葛飾区の堀切菖蒲(しょうぶ)園で、約200種6000株が見頃を迎えた。1日は日差しが照り付ける中、多くの人が日傘や帽子で暑さを避けながら、紫やピンク、白などのハナショウブを楽しんだ。/江東区から友人と訪れた稲増淳子さん(74)は、「暑くて驚いたけど、来て良かった。たくさんの種類があって、少しずつ色が違うのが素晴らしい」と喜んだ。管理事務所によると現在は八分咲きで、今週いっぱい楽しめる。予想される台風については、水路の水を抜くなどの対策を考えているという。/ 同園と都立水元公園では14日まで「葛飾菖蒲まつり」を開催中。堀切菖蒲園では5、6両日にライトアップなどが行われる。ともに入場無料》(久野千恵子)(東京新聞・2026/06/01)(ヘッダー写真も)

都内に住んでいたころ(昭和38年春~昭和47年夏)、何度か通ったのが堀切菖蒲園。京成電車で上野から30分もかからなかったか。この近辺には向島の百花園もあったので、頻繁に足を延ばしては、一服の清涼剤としていました。徒歩圏では六義園や古河邸(バラが主でした)、小石川(礫川)公園(菖蒲園もあった)、文京区の江戸川公園などなど。それこそ四季折々で植物の旬を楽しむことができました。我が拙庭にも、アヤメ(菖蒲)が幾株か、つい先だってまで花の盛りを見せていました。なかなかに色鮮やかな花をつけてくれますね。今思い出しましたが、明治神宮にも「花菖蒲」が育っていました。ここにも何度か足を踏み入れました。都内のいずれの公園も、広大な土地は望めなくなりました。堀切菖蒲園も、狭隘といっていいような園内に、それこそ人混みができるような雰囲気では、おそよ「花菖蒲」に相応しくない気もします。

(しばしば、ショウブ(菖蒲)・ハナショウブ(花菖蒲)・アヤメ(菖蒲・纐纈)・カキツバタ(燕子花・杜若)などの区別がわかりにくいとされます。いろいろと解説が施されていますが、何よりも自分で育ててみるのが最も確実に、それぞれの区別がつきます。大まかに言っておくと、乾いた土地、湿った土地、水のあるところで、それぞれ成長するという違いがあります。あるいは、花の模様や色による区別もあるでしょう。昔から、いろいろと取り違えられてきた経過もあり、とにかく自分で触れてみることが最も大事でしょうね。昨日は「ドクダミ」、本日は「ハナショウブ」、花の色は移りにけりなゐたずらに…。
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII










































