
朝の3時ころから机の前に座って、ネット上の気象情報に目を向けて「台風6号」の行方を眺めています。当地(房総半島の中央部)も、もちろん台風の進路に当たっており、昨夜来の雨が徐々に強まってきました。幸いというか、今のとことろ(午前6時ころ)、風はそれほど強くはありません。雨・風がこれからピークに達するという予報です。当地も含めて、災害の起こらないことを祈るのみです。(ヘッダー写真「参院予算委員会で、立憲民主党の石垣のりこ氏の質問を聞く高市早苗経済安全保障担当相=2023年3月24日午前10時16分、国会内」、上田幸一撮影)
このような気象状況ですから、気分が晴れないのは当然でしょう。でも不快指数が上がるのは「天気」のせいばかりではなく、やはり、この国の為政者の不誠実な政治姿勢のもたらす「災厄」によるところが大であると言っておきます。「石油」も「ナフサ」も「大丈夫」と言い張り続けて、この国の経済は物価高騰の直撃を受け、今や円安とインフレでスタグフレーション直前といった有様です。数日間の報道を見る限り、秋にかけて物価上昇(値上げラッシュ)は際限もなく、まさに政治の不作為が万般に及んでいるという惨状です。
【景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のこと。景気後退(Stagnation)とインフレ(Inflation)との合成語】

加えて、首相事務所が直接関係する「各種選挙妨害」事件が新展開を見せようかという状況にあります。将棋でいうなら、だれの目にも「投了」は明らかなのに、「参りました」「負けました」と言えないバカさ加減が、コマの役割を変えようとする、「禁じ手」を平気でうとうとするんですね、このご仁は。そして、一層醜い事態を齎(もたら)そうとしているのです。首相の公設第一秘書が悪巧(わるだく)み(対立候補や野党候補者への誹謗中傷動画の制作・拡散に関与)に手を染めていたことは、「文春報道」で明らかだし、それを首相が関知していないことなどありうるはずもない。にもかかわらず、「私はやっていない」「(証拠などの記録類など)ないものはない」「知らないのにどうしろというのか」「やってもいないことをやったといわれるのは心外」と、怪しい・苦しい弁解を、震えながら展開しています。一人の有権者であるぼくには「ここまで嘘をつき通すとは心外(unthinkable)」といいたいですね。
中傷動画巡る週刊誌報道、高市首相「まるであったかのように印象づけられるのは大変心外」 高市首相(自民党総裁)は28日の参院厚生労働委員会で、昨年の党総裁選と今年の衆院選で自身の陣営が他候補を中傷する動画をSNSに投稿したとする週刊文春の報道を巡り、「まるであったかのように印象づけられるのは大変心外だ」と強く反論した。
立憲民主党の石橋通宏氏に答弁した。首相の秘書と動画作成者とされる男性がオンラインでやりとりしていたとする同誌報道については、「確認もできなかったし、記録もない」と改めて否定した。
石橋氏は「答弁が違うことが判明した時の責任は極めて重く、責任を取るか」と追及し、首相は「記録がなくても、秘書に記憶があれば正直に私に言う」と述べ、「秘書から『信じていないんですか』と怒られた。誠実に答弁している」と強調した。(読売新聞・2026/05/28)
週刊誌の中傷動画報道、高市首相「一切行っていないと報告を受けている」と再否定…動画作成に「政治団体からの支出はない」 高市首相(自民党総裁)は13日の参院本会議で、昨年の党総裁選と今年の衆院選で自身の陣営が他候補を中傷する動画をSNSに投稿したとする週刊文春の報道について「一切行っていないと報告を受けている」と改めて否定した。
立憲民主党の小西洋之氏の質問に答えた。首相は、動画作成や発信に関し「私の政治団体からの支出はない」と説明した。報道が事実だった場合の責任の取り方を問われると、「仮定の質問に答えることは控える」と述べた。(読売新聞・2026/05/13)

細かいことは言いません。「首相否定」と、多くの新聞は首相の「(根拠のない)言い分」だけを報じるが、新聞社は、そのネタをどれだけ調べようとしているのか。首相は「一切行っていないと報告を受けている」という秘書の「否定」発言だけが根拠といえば、本当にそれだけですかと、問いたいものです。何とも言えぬ、子どもじみた、お粗末加減です。「やってもいないことをやったといわれるのは心外」というだけ。この「負けず嫌い」の人とは思われません。ならば、「名誉棄損」となぜ言わないか。そうなれば、「藪蛇(やぶへび)」だからでしょう。「『藪をつついて蛇を出す』から》よけいなことをして、かえって自分にとって悪い結果を招くこと」(デジタル大辞泉)がわかっているからでしょう。首相陣営が「名誉棄損」で週刊誌等を告訴しないで、時間稼ぎをして「人の噂も七十五日」を狙っているのなら、ぼくが「告発」をやるかもしれません。その理由はいくつもありますよ。「しのぶれど 顔に出でにけりわが嘘は ものや思ふと人の問ふまで」(本歌は「しのぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで」平兼盛・『拾遺集』恋一・622)(右写真は毎日新聞・2026/5/29)

公設第一秘書が公職選挙法違反を問われるなら、連座制で首相にも「累は及ぶ」のです。だから、「文春などを名誉棄損で」訴えられないというのは、陣営にとっては全くの窮地でしょう。これ(逃散)に手を貸すのが与野党の国会議員であったり、マスメディアだとすると、この国の「誠実」はどうなりますか。「最低の政治家の国家とその国民」という意味では、。世界の除け者となります。もちろんアメリカは突き放す(離れる)ばかりでしょう。この「中傷動画事件」、いったい総理陣営が無関係なのかどうか、どなたか、「対話型 AI」に聞いてみないか。
《「週刊誌記事が証拠なのか」「確認したのか」高市首相が立民・石橋氏に反論 中傷動画巡り 「…首相は、『今、『証拠』と言った。週刊誌の記事が証拠なのか。しっかりと(石橋)委員の方で確認したのか」と訴えた。一連の報道について『私の名誉にも関わる、そして秘書の名誉にも関わる、信用にも関わる、政治の安定にも関わる重大な問題だ』と不快感を示した」(産経新聞・2026/05/29)(「週刊誌記事が証拠」ではいけないんですか。週刊誌の記事ごときで辞めた議員は数知れず。もう充分に大きな「墓穴」を掘られたと思う。俚諺に「人を呪わば、穴二つ」と言います。それこそ平安の昔から伝えられてきた箴言でもあるでしょう。「どんぐりコロコロ」という童謡は、ぼくのバックボーとなっているものです。「墓穴にはまって、さあ大変」と、何時だって、穴に落ちる覚悟はしているつもりです。この首相なら、最後は「あれは秘書がやったこと」「私は知らない」と必ず言い逃れようとするでしょう。かわいそうに。
よくぞ「大見得を切った」と言いたいところですが、「窮鼠、猫を噛む」の、いうべからざる発言の瞬間でしょうね。自民党の「裏金問題」を暴いたのはどこだったか。現文科大臣の「不倫」を報じたのはどこだったか。週刊誌の類を見下している、その姿勢こそが「墓穴を掘る」行為であることを知ってか知らずか、そういう言い方(開き直り)しかできないほどに「手」がない証拠。いい加減に「認めたらどうか」と思う。「日本劣島を弱く貧しく」するばかりではないか。それでも、ぼくは構わないけれど、ね。
「嘘にも種が要る」と言いますね。その「種」とやらを「どうぞ、お示し下さい」な。「瓢箪から駒(馬)が出る」とも、「嘘から出た実」とも言います。(左下の似顔絵:https://ameblo.jp/togusan1960/entry-12869277950.html)

【新生面】シンギュラリティー 「シンギュラリティー」という言葉がある。人工知能(AI)の処理能力が人の処理能力を上回り、社会や生活に予測不能な変化をもたらす分岐点のことだ。米国の未来学者レイ・カーツワイル氏が2045年ごろに到来すると予測した。ただ、近年の生成AIの飛躍的な進化を踏まえると到来はもっと早い、との指摘もある▼プロ野球巨人の監督だった阿部慎之助さんの騒動を知った、知り合いの若者はこう言った。「これってシンギュラリティーの始まりですかね」。うがちすぎだろうか、それとも…▼阿部さんは長女への暴行容疑で逮捕された。翌日未明に釈放されたが、同日中に監督を辞任した。きっかけは、長女が対話型の生成AIに相談し、回答に沿って児童相談所へ電話したことだった。児相は警察へ通報。自宅へ駆け付けた警察官が阿部さんを現行犯逮捕した▼児相や警察の対応を「過剰」と批判する声もある。だが、安全優先の行動と考えれば迅速かつ適切だったとみることもできる。AIの助言も的外れだったとは言い難い▼けれど、事後に公表された手紙にもあった通り、一連の急展開に最も驚いたのはAIに相談した長女自身だったようだ。しぐさや表情に表れる「心のサイン」を読み取れない中での対話は、時として予測不能な事態を引き起こす▼暴力は許されないが、今回の騒動は、そのこととは異なる「危うさ」も明らかにしたように思える。近い将来、AIにつぶやいただけで警察官が駆け付ける日が来るのかもしれない。(熊本日日新聞・2026/06/03)
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