
どうか、何が何でも「平和賞」を差し上げてください、とぼくが依頼する筋はないけれど、こんなに欲しがっているのですから、あまり焦らすのはよくないとは思う。「ノーベル平和賞」受賞のためなら、「戦争も辞さない」という物欲しさの衝動は狂気そのもの。取り合わなければ、今以上に世界の秩序をいたずらに乱すのは請け合いだから、そのためにもノーベル委員会は、決断するべきではないですか。「一時的にも平和になる」という意味での「ノーベル平和賞」ですよ。できれば、ネタニヤフにもハメネイにも。加えて、「侵略」終了の期待を込めて、プーチンにもゼレンスキーにも授けられますように。集団授与。もちろん、その受賞・授賞は間違い(過ち、失敗)だったという事例には事欠かないのですから、それに一名、二名(一例)が加わったところで、平和賞の看板に傷がつくものでもないでしょう。「平和」というのは「戦争」と背中合わせ。生まれはいっしょの双生児です。戦争大好き人間が受賞することもあれば、平和心底愛好人間が受賞することもあります。そこで、どちら(だれ)の「平和賞受(授)賞」が理にも、情にもかなっているか、それを判断するのは正常な知恵の持ち主(「後世の歴史」ということ)です。(それにしても、EUの首脳たちも「同じ穴の狢」なんだな。挙って「TACO」にゴマすり)政治家と名の付くものは、すべからく「狢(むじな)」の類なんだね)
何の分野であれ、さまざまな名誉や賞賛を伴う「褒章」「褒美」に事欠きません。そこには「やりたい人よりほしい人」が圧倒的に多数いるからでしょう。須(すべか)らくと言うと誤解されそうですが、あえて言いますと、「褒章というのは宝籤みたいなもの」で、中(あた)りはあるけれどきわめて少数、いわば運や不運が必ず付きまとうもの。そしていつだって「心清き人」が受賞するとは限らないし、悪人だって機会に恵まれるもの。それこそ、「宝籤(たからくじ)」のごとしでしょ。善悪、美醜混合なんだ。「ノーベル…」だって、変わりはないですよ。
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*「泣く子と地頭には勝てぬ=聞き分けのない子や横暴な地頭とは、道理で争っても勝ち目はない。道理の通じない相手には、黙って従うしかない」(デジタル大辞泉)
*「泣く子と地頭には勝てぬ 道理の通じない子供や権力者とは、争ってもどうにもならない。[使用例] 泣く子と地頭にゃ勝てないというが、将棋界は、スポンサーである新聞社には勝てません。組織の一員にすぎない私が、どんなにわめき立ててみても、しょせんはゴマメの歯ぎしりです[升田幸三*名人に香車を引いた男|1980][解説] 「泣く子」と「地頭」が並列され、いずれも手に負えないものですが、主眼は後者にあります。江戸時代の「地頭」は、幕府や各藩が家臣に与えた知行(領地)の領主のことで、地域の徴税や司法に強い権限を持ち、「地頭に法なし」ともいわれました」(ことわざを知る辞典)

【小社会】平和観を映す 世界で最も名誉な賞といえば、真っ先にノーベル賞が浮かぶ。中でも平和賞は特別な存在といっていい。平和の実現は人類の共通の課題。運動家だけでなく佐藤栄作元首相やオバマ元米大統領ら為政者も受賞してきた。❖それだけ紛争があふれている証しだろう。政治の影響も大きい。ジャーナリストの池上彰さんは平和賞の歴史は「20世紀から21世紀にかけての現代史そのもの」だと指摘する(著書「ノーベル平和賞で世の中がわかる」)。❖歴史に名を残したいのだろう。トランプ米大統領が平和賞に執着している。先日も記者団に「平和賞を私に与えるべきだ」。イスラエルとイランの停戦合意も自分が「戦争を終結させた」と誇示する。❖世界の紛争解決にトランプ氏が前向きなのは否定しない。ただイスラエルに加勢してイランを攻撃し、武力で停戦を迫ったのもトランプ氏。攻撃は第2次大戦での日本への原爆投下と「本質的に同じことだ」とも正当化した。戦争が終われば、非人道的手段も許されるという価値観なのか。❖平和賞には過去、授与は判断ミスと評されている受賞者がいる。逆に、インドの非暴力の政治指導者ガンジーのように授与されず、悔やまれた例も。やはり時代の影響を感じる。❖さて、トランプ流「力による平和」は称賛に値する手法なのか否か。ウクライナやガザの戦闘も続く中、これも現代の平和観を映す鏡になりそうだ。(高知新聞・2025/06/27)

パキスタン、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦 印パ停戦仲介で[イスラマバード 21日 ロイター] – パキスタンは21日、先月のインドとの停戦を仲介した功績を称え、トランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦すると発表した。/パキスタンとインドは、係争地カシミール地方のインド側で4月下旬に発生した観光客襲撃事件をきっかけに攻撃の応酬となった。核保有国同士の交戦に国際社会で核戦争への懸念が高まったが、トランプ氏は5月10日、両国が「完全かつ即時の停戦」に合意したと表明した。/パキスタン政府は「トランプ大統領は、パキスタンとインド双方に外交的に強固に関与し、偉大な戦略的先見性と卓越した政治手腕を発揮し、急速に悪化していた状況を緩和した」とし、「その介入は、彼が真の紛争仲裁者であることの証だ」とした。/ノーベル平和賞は各国政府が推薦できる。米政府からの反応は今のところない。インド政府報道官はコメント要請に応じていない。(ロイター・2025年6月22日)

トランプ氏、ノーベル平和賞に選ばれないことに不満たらたら 功績主張【6月21日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は20日、首都ワシントンで交渉が行われたコンゴ民主共和国(旧ザイール)とルワンダの和平合意を自らの手柄とし、さまざまな功績を挙げているにもかかわらず、ノーベル平和賞を受賞できないと不満をこぼした。/紛争中のコンゴとルワンダは18日、共同声明を発表し、コンゴ東部の紛争終結に向けた合意に仮調印したと発表した。正式署名は来週、米首都ワシントンで行われる予定だ。/トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「きょうはアフリカにとって素晴らしい日だ。そして率直に言って、世界にとって素晴らしい日だ!」と述べ、この進展を認めた。/だが、トランプ氏の勝ち誇った口調は暗くなり、インドとパキスタンの紛争やセルビアとコソボの紛争でも仲介役を務めたにもかかわらず、ノーベル平和賞の受賞者を選考するノルウェー・ノーベル委員会に功績を見落とされていると不満を漏らした。(↴)

トランプ氏は、エジプトとエチオピアの間の「平和維持」と、イスラエルと複数のアラブ諸国の国交正常化を目指す「アブラハム合意」の仲介についても、自らの功績だと主張した。/トランプ氏は2024年大統領選で、自身を「調停者」と位置づけ、交渉術を使ってウクライナおよびパレスチナ自治区ガザ地区での紛争を迅速に終結させてみせると豪語していたが、就任から5か月が経過した今も、両紛争は依然として激化している。/トランプ氏は長年にわたり、議員を含む自身の支持者からノーベル平和賞の候補者に何度も推薦されているが、受賞できていない。/この名誉ある賞を逃したことへのいら立ちを隠そうとすらしておらず、2月にはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との大統領執務室での会談でもこの話題に触れた。/バラク・オバマ元米大統領は2009年の就任直後にこの賞を受賞したが、トランプ氏は2024年大統領選の選挙戦中、オバマ氏はこの栄誉に値しないと不満をこぼしていた。(c)AFP(2025/06/21)
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○ ノーベル平和賞【ノーベルへいわしょう】=ノーベル賞の一つ。ノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベルは,他の科学三賞と経済賞とは異なり,授与主体をスウェーデンではなくノルウェーに託した。したがって,選考はノルウェー・ノーベル委員会が行い,授与式もオスロ市庁舎で開催される。ノーベルの遺言の趣旨は平和への貢献にあるが,平和の概念自体が幅広くかつ歴史的,政治的に変化せざるを得ないため,ノーベル平和賞は,しばしば国際政治や外交問題の論争点にもなってきた。今日ではさらに,人権擁護,民主化運動,民族独立運動から環境保全まで,賞の対象とする分野は大幅に拡大しているため,政治的迫害を受けているか,受賞を機にさらに迫害が強まる可能性すら考慮に入れざるを得ない場合がある(1991年のアウンサン・スーチー,2010年の劉 暁波)。また特定の国内政治状況に,受賞を機に国際世論が介入することになる可能性もあり,受賞は常に国際的な議論を呼んでいる。2011年は,エレン・サーリーフ(リベリア大統領),リーマー・ボウィー,タワック・カルマンの三人の女性が受賞,話題となった。2012年は,EU(ヨーロッパ連合)が受賞。欧州の和解と平和への貢献が受賞理由だが,ユーロ危機,欧州債務問題が深刻化するなか,受賞は政治的に過ぎるという批判も出された。2013年は,OPCW(化学兵器禁止機関)が受賞。これまでにも赤十字国際委員会(1944年),国連難民高等弁務官事務所(1954年,1981年),国境なき医師団(1999年)など,国際機関や組織の受賞もある。2014年は女性が教育を受ける権利を訴え続けた17歳のマララ・ユスフザイ(パキスタン),子供の権利の活動家カイラシュ・サティーアーティ(インド)が受賞。(百科事典マイペディア)
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