
どんな物・事にもいい面と悪い面がある。スマホが普及しだして20年余。驚くほどの速さで、世界の果てまで普及浸透しているのですから、それを用いた「悪行」「犯罪」が驚異的に、普及・拡散しているのでしょう。「盗撮」ばかりが問題視されているとは思わない。<SNS>の濫用は、ぼくのようなものにも目に余るほど、と言いたくなります。 ここで言えるのは、持ちなれないものを持てば、それを悪用する愚者が増えるし、それを悪用するために持ちたがる狂者が増加するということ。どなたにしても、それを持つことは、いい面でいうと、「鬼に金棒」だが、そうでなければ、ほとんどが「✖✖✖✖に刃物」になる。今問題にされる「盗撮」犯罪の増加は、何を示しているのか。恐らく、この狭い国(だけに限らないのは論を俟ちません)のいたるところでスマホは悪用されているのでしょう。「防犯(看視)カメラ」の普及もまた、この社会が酷く不健全な状態・状況にあることを教えている。

面倒なことは言わないつもり。携帯電話(mobile)が売り出されたころのことを記憶しています。1990年代の初めから、自動車電話が広がり、やがて携帯電話が、異様な大きさのバッテリーを備えて売り出された。今あるスマートフォンの祖型の発売は2010年代。高価で、電波のつながりも悪く普及は漸進的でした。やがて、小型リチウムイオン電池搭載が可能になり、電波中継基地環境が普及整備されるようになって、爆発的に普及しだしました。まさに「猫も杓子も」、でしたな。サルも犬も。ところが、ぼくはこの「猫も杓子」もの中には入らなかった。乗り遅れたわけでも、買いそびれたわけでもありません。ぼくには「無用の短物」と即断したからでした。仕事の関係から、所持することを強いられたが、持たなかった。以来、ぼくは「無携帯」「ノンスマ」のままで生きている。ぼくには驚きですが、昨年の段階での普及率は、一定の年齢層では98%を超えているのです。まさしく「猫も杓子も」でしたね。(この表現の意味はぼくにはよくわからない)猫も杓子(しゃもじ)もとは、いかなる結びつきもないもので、だからそれを並べてどういうつもりか。ようするに「誰も彼も」、というだけのこと、挙(こぞ)ってスマホ、は時代の象徴なんでしょうか。

「便利(convenience)」を最優先するなら、それは、ある人々には最適機器だろうけれど、悲しいかな、ぼくには「便利は不便(Convenience is an inconvenience)」という拭い難い偏見があります。物には二面性があるという唯物観です。拳銃は身を守る武器にもなれば、誰かを殺傷する凶器にもなります。同じ機器(道具)でも、使う側の意図と使い方でどちらにも転用可能です。スマートフォンもまたしかり。洗濯機や掃除機の普及は必然性もあれば、生活改善の格好の道具にもなった。冷蔵庫もそうでしょう。そして、洗濯機や掃除機を使って、悪質な犯罪を試みる人間はいない(とも限らない)か、あっても、その効果は極めて怪しいものですから、洗濯機や掃除機の使い方に関する「使用規制法」などという法規制は無用でした。

ところが「スマホ」は諸刃の刃(諸刃の剣)でした。「効果は大きいが危険も大きい物事。利益を期待する一方、ダメージを覚悟しなければならない物事。『もろ刃』は両刃になっている刀剣のことで、『諸刃』と書く。諸刃の刃。また、諸刃の剣とも言う」(Weblio)要するに、護身用具にもなれば攻撃用武器にもなるというのは、機器としては「便利」でも、使う人間次第では、時に困ったことにもなり得るということ。「盗撮」問題の広範な社会問題化は、一つの典型的悪用例です。その昔、「馬鹿と鋏は使いよう」などという、ひどく偏った俚諺がありました。「切れない鋏にも使いようがあるように、ばかも使い方しだいでは役に立つ」(Wikipedia)ということなら、「愚者とスマホも使いよう」ということになるでしょうか。スマホは機器です。使い方を誤らなけれぼ優れた道具であるのは、自動車も同じ。しかるに、車の使い方(乗り方)を間違えれば、凶器になる。スマホは凶器だという認識がある人がどれほどいるのか。犯罪を敢行するには格好の道具と、誤った判断をしてしまう人間の側の問題ですね。撮るべきでないものに向けてシャッターを切ると、スマホが瞬時に壊れる、あるいは大音量で発信するなどという奇策が必要でしょうね。

本日の「日報抄」(新潟新報)の指摘に「ストップ・ザ・競泳盗撮 県水泳連盟が対抗策 登録制打ち出す」とあり、県水連がその対策に乗り出したという記事が「1999年6月22日の本紙一面」であったと言われる。いつの時代でも「盗撮」が問題になっていたのでしょう。もちろん、カメラがない時代は直接本人が目を使っての「覗き」(別名は「デバガメ」)と言ったようです。「のぞき魔、のぞきの常習犯、変態、などの意味の表現。明治時代に登場した語」デジタル大辞泉)「覗き」のほとんどが「性犯罪」に繋がるのですから、こればかりは放置できない問題、ではあるのです。では、どうするか。スマホを持たない人間に、問題を解決する方法があるはずもないと言ったうえで、もう一度、スマホを原始形に戻す、あるいはそれを持たない、どちらかに限るだけでも、すこしは「犯罪の陰」は薄くはなるでしょう。そんなことは不可能だと多くの人が非難するのは分かっている。でもその非難、ぼくにはまるで核爆弾の廃棄はできない相談だというに等しい、愚論だと思う。人はスマホのみで生きるにあらず(People don’t live solely by their smartphones)。「糸電話」だってありますよ。

「木を見て森を見ず」という現象をコラム氏は書かれている。「ある中学校の行事の取材に訪れると、玄関に行列ができていた。受け付けの教員から氏名、住所、連絡先を書くように求められた。わが子を撮る保護者も同様の対応だという。写真や動画の撮影許可は新聞社とて例外ではない。複雑な気持ちでペンを走らせた」という、じつにどうも、真面目にばかばかしい一席でした。
【日報抄】「ストップ・ザ・競泳盗撮 県水泳連盟が対抗策 登録制打ち出す」。盗撮が社会問題になっている今の話ではない。1999年6月22日の本紙夕刊1面にこんな見出しの記事が載った▼記事によると、会場での撮影希望者は身分を証明する物を示して住所と連絡先を記入し、3千円を払って許可証を受け取る。お金は後で返還されるが、不審者には事情を聞き、場合によっては警察への通報もある▼時は流れ、盗撮防止に向けたさまざまな取り組みがなされた。性的姿態撮影処罰法なる法律もできた。しかし、忌まわしい行為はなくなるどころかスマートフォンの普及で手口は巧妙になり、取り締まる側とのいたちごっこが続く▼かつては「聖職」とされた先生が徒党を組んで悪事に手を染めていた。女子児童を盗撮した画像をSNS上で共有したとして逮捕、起訴された。事実とすればその罪は大きく、限りなく深い。同じような犯罪は各地で起きている▼手元にある何冊かの国語辞典で盗撮という言葉を引いてみた。意外というべきか、見出し語に掲げていたのは1冊だけだった。最近のものを調べてみると載っている。多発する愚行の急速な広がりが、辞書からも見て取れる▼ある中学校の行事の取材に訪れると、玄関に行列ができていた。受け付けの教員から氏名、住所、連絡先を書くように求められた。わが子を撮る保護者も同様の対応だという。写真や動画の撮影許可は新聞社とて例外ではない。複雑な気持ちでペンを走らせた。(新潟日報・2025/08/04)
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「徒然に日乗」(809 ~ 815)

〇2025/08/03(日)ただ今、午後9時半。室温29.9℃、湿度80%。期待していたコメどころでの適切量の降雨がなかったのは残念。夏野菜には高温障害が出ている。早場米の収穫も始まっているが、これから本格化する銘柄米の出穂期に当たる今こそ、田んぼに水が、と祈願するばかり。もちろん当方は農家ではないが、その気持ちは十分にわかるつもり▶昼前に茂原まで買い物。帰路、H.C.で猫用のドライフードを求める。とにかく高温多湿の典型のような一日だった。6月7月が嫌になるほどの高温(酷暑)続きだったので、今頃は初秋の候と錯覚しそう。暑さはこれからが本番かと思うと、いささか気力が萎えるのだ▶内外の政治的混乱はいったい何を暗示しているのだろうかと、深く考え込んでしまう。ウクライナやパレスチナの戦闘に、それこそ意気が折れるばかり。つい先日、ガザの飢餓を乗り越える支援(国際NPOによる)に、いくばくかの寄付を送ったばかり。とにかく、戦争を終わりにするために、世界は何をしようとしているのか、やる気など微塵もないというのだろうか。一日も早い「終戦」の来たらんことを、祈るや切。(815)
〇2025/08/02(土)昨夜来の雨も上がり、想定していた強風も吹かず、静かな一日だったともいえる。気温は30℃を超えることはなく、その分、湿度は高かったので、じっとりするような、汗がまとわりつくような感じだった。ただ今、午後9時過ぎ。室温30.1℃、湿度77%。水不足だった地域にも適度な雨が降っただろうか。明日以降はまた高温多湿の日がしばらくは続くか。(814)

〇2025/08/01(金)ただ今、午後8時50分。室温27.5℃、湿度84%。台風9号の影響で、今は少し雨が強くなっている。風も勢いを増しつつあるか▶昼前に茂原まで買い物に。雨天でもあってか、店内はあまり混んではいなかった。日中、雨量はそれほどでもなかったが、夜に入り9時過ぎからかなり強くなっている。房総半島への最接近は明日未明との予報。最大風速は25㍍とある。明朝まで、風雨共に強くなるとの予報だ。勝手な望みだが、適当な雨量をもたらしてくれるだけで結構と言っておきたい▶午後3時ころだったか、京都の姉から電話。いつも通りのものを送った(「お中元」のつもり、そのお礼。姉は、三月に亡くなった姉より2歳年上。夫婦ともに元気のよし。結婚60数年を経過。曾孫もできたという。(813)
〇2025/07/31(木)週末に接近するように報じられている台風9号の影響か、適度に風があり、気温も30℃に届かなかった、そんな一日だった昼前に茂原まで買い物。いつも通りの品物を買ったのだが、やはりまだまだ物価高騰は続いており、この先が思いやられることを痛感している。目白押しで値上げが待っている由、いったい誰が、いかにして物価の高騰を抑えることができるのだろうか。政治や行政の出番がないのだろうか▶カムチャツカ地震による「津波」が列島南岸を総なめにしたといってもいい。決して高い波ではなかったが、それでも各地ではその被害が小さくないことが判明している。猛暑は、台風接近で一段落した感があるが、同時に東北上越地方での水不足による稲作の先行きが懸念されている。台風が適度の降雨をもたらしてくれるだろうか。(812)

〇2025/07/30(水)台風の影響が出て来たのか、それなりに凌ぎやすい日となった。午前8時半ころに、テレビでは地震報道をしていた。カムチャツカ半島でマグニチュード8.7の大きな地震が発生し、津波が日本列島にまで及ぶということだった。遠く離れた地で発生した地震だが、有形無形に大きな影響を及ぼしていたと思われる。さいわいに明確な被害が生じたわけではなかった(その後、いくつかの地域ではそれなりの被害が認められた)▶兵庫県丹波市では史上最高の高温を記録した。「気象庁によると7月30日午後、兵庫県丹波市柏原(かいばら)で気温41.2度を記録し、日本の歴代最高気温を更新した。/これまでの歴代最高気温は、埼玉県熊谷(2020年8月17日)と静岡県の浜松(2018年7月23日)の41.1度だった」(ITmedia・2025/07/30)。今週末からは台風9号の影響を関東地方は受けると報道されている。農産物の高温被害を考えれば「降雨」が欲しいところだが、さて、どうなるか。(811)

〇2025/07/29(火)「群馬県で39.9℃ 今年の最高気温に並ぶ 猛暑日地点は過去最多に 今日29日(火)は西日本から関東、東北で猛烈な暑さになりました。今年一番となった所が多く、群馬県桐生市では今年の全国最高に並ぶ39.9℃を観測。猛暑日地点は2010年以降で最多です」(ウエザーニュース・2025/07/29)当地も例外なく酷暑地域の中に入っていたようだ▶昼頃に茂原まで買い物に。気のせいだったか、あまりの酷暑に店は閑散と(というほどではなかったが)しているといえそうな状態だった。ただ、幸いなことに気持ちの良い風が終日吹いていたので、少しは楽だった。昨晩は食事も摂らないで休んでいた。どうも軽い熱中症(気味)ではなかったか。朝も少し遅くまで休んでいたので、更に症状が悪化することがなかったのは幸いだった▶燃やせるごみが溜まっていたので、まだ暑かったが焼却した。そのついでに、裏庭の除草を少しばかり進めた。庭を取り囲んでいる樹木の枝が相当に伸びている、それを伐採するには本格的なチェーンソーが必要になるかもしれないと、いろいろと商品を見ているところ。素手の小型のものは所持しているのだが。暑さがすこし穏やかになれば、早速にこの作業を始めたい。昨年の夏があまりにも暑かったので、除草や伐採の作業をサボった、そのツケがここにきて、目の前を塞いでいるような気がする▶自民党の「総裁下ろし」が混迷を深めているような、やや方向を変えてきたような。「総裁」は引きずりおろすことは、自民党内で可能だが、首班の指名は国会の仕事。臨時国会は8月1日開会。どうなるのか▶兵庫県知事会見のライブを聴いていて、時事通信の女性記者が知事会見での質問のゆえに、帰社後、批判・非難電話が相次いだ、その翌日には「配置替え」を申し渡されたと訴えていた。問題は、知事支持者の暴力がまたも見られたということ、その暴力に時事通信社自体が屈服したとも思われる事態が起こったという、この惨状をどのように見るべきか。外部者からの「電凸」に社員(記者)を守るのではなく、その暴力に屈したとするなら、言う言葉を持たない。心ない「電凸」があったのは事実だろうし、それに対して、企業そのものの姿勢が明かされない以上は、暴力にひるんだとされても仕方はあるまい。いずれ、経緯は明かされるのだろうか。これもまた、方々で確認される、崖上の「小石の落花」の一例かもしれない。(810)
〇2025/07/28(月)日一日と暑くなる気配が濃い。本日も、冗談ではなく卒倒しそうな暑さだった。来週末は台風の接近が予想されるが、多量の降雨はなさそう。外に出る気がしないのだから、高齢だけのせいではないのだろう。本日は終日自宅にとどまる▶ただ今、夜9時過ぎ。室温は30.9℃、湿度は67%。予報では、明日は今夏一番の高温になるという。いよいよ「夏本番」とでもいうのだろうか。(809)
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