
⁂「週のはじめに愚考する」(壱百壱)~ 民主主義の総本山であり、人権意識を広め高めた世界のリーダーと、自他ともに任じてきた、このかつての警察国家のなれの果てが、まさに覇権主義を地で行く蛮行の砦だったとは、ロシアや中国だって腰を抜かしているだろう。ロシアの「殺戮魔」は「これは侵略だ」と、自分を棚に上げて、「どうだ、侵略はいいもんだろう」と、米国野蛮商人に「大賛辞」を送っている。歴史は前後左右、上にも下にも、誠に融通無下に行き来するもので(実は人間どもが突き動かしているのだが)、一人の暴力支配派の権化のような人間が大統領になった途端に、国そのものまでもが「野蛮国」「覇権国家」になるという、世界の歴史に逆行する事態を生み出したのだ。これを「大逆事件」という。
理屈と公約はどこにでもつく。何をどう言おうと、この暴力で出来上がっているマッチョは、とにかく「(人も物も)支配したがる」のだが、ここにきて、中国にもロシアにも挑戦するのは得策ではないと、ひたすら南北アメリカに視点を据えて、「帝国」建設に乗り出したのだ。理屈は何とでもいえる。我に歯向かうやつは許しておかぬといわぬばかりの、暴力体質をむき出しにして、まず「ベネズエラ」大統領を拘束したのだから、なんとブッシュ元大統領の蛮行であった「フセイン殺害(2016/12)」に瓜二つの愚挙に出たのだ。その究極の狙いは、世界最大とされる、ベネズエラの石油埋蔵量に目がくらんだのだが、表向きにはそうは言えないから「麻薬の米への持ち込み」とハードルを下げた結果が、今回の蛮行の決行であり、時代に逆行し、天に唾する「バーバリズム」の挙行だった。

それにしても、この瘋癲老人大統領の愚かさ加減に「一言もない、従順な取り巻き連」というのだから、アメリカの精神も腐ったものだと思う。ぼくのところに来た、日本在住の米国詩人は、大のT大統領ファンだったが、その理由の第一が、「戦争を仕掛けたことがない(平和主義者ということか)」というご託宣だった。この程度なんですか、あなたは、と言いたかったがぼくはそこまでは言わなかった。現大統領の商売道徳は「強請(ゆすり)」と「集(たか)り」の二馬力で、ニューヨークの「悪徳不動産王」にのし上がったのだ。「不戦論者」というのは戯(たわ)けた妄想ではなかったか。

世界の首脳たちは、ロシアの愚行に目も口も塞いで、はや四年になろうかという。今回もまた、遠巻きにしながら「X」でささやきつぶやいているのだろう。だらしないし、情けない。ぼくにすれば、目も当てられない「蛮人賛同主義者たち」だ。もちろん、ベネズエラ大統領は独裁者であり、暴力主義者だ、だから、それを暴力で封じようというのは、どういう理屈か。「目には目を 歯には歯を(lex talionis (レクス・タリオニス) )」というのはどういうときに「正当化」できるのだろうか。それぞれが勝手に自己正当化を図るための暴力行使、これぞまさしく「覇権主義」というべきだろう。こんな野蛮国家の尻馬に乗っていては、いずれ「蛮行は我に及ぶ」と知るべし。有史以来、初めてガラスの天井を破ったと、可哀そうにも有頂天になって狂ってしまった「奈良の女」は、このマッチョになんというか。身も心も預けるのか。それでは「国民」の立場がないではないか。ここでこそ「一言あってしかるべし」と断じておきたい。
米国がベネズエラを攻撃、マドゥロ大統領を国外へ移送 トランプ氏 (CNN) トランプ米大統領は3日早朝、「ベネズエラに対する大規模攻撃」を実施したと発表し、マドゥロ大統領と妻は身柄を拘束され国外へ移送されたと明らかにした。/トランプ氏は自身のSNSトゥルース・ソーシャルに、「米国はベネズエラとその指導者マドゥロ大統領に対する大規模攻撃を成功裏に実施した。マドゥロ氏は妻とともに身柄を拘束され、空路で国外へ移送された」と書き込んだ。/作戦は米国の法執行機関と共同で実施されたとも述べ、米国時間午前11時にフロリダ州の邸宅マール・ア・ラーゴで記者会見を開くと付け加えた。/トランプ氏は発表の直後、米紙ニューヨーク・タイムズとの短い電話インタビューで「多くの優れた計画と大勢の素晴らしい兵士、素晴らしい人々」に言及し、「実際、見事な作戦だった」と称賛した。/タイムズ紙によると、トランプ氏は今回の攻撃について議会承認を求めたかとの質問には答えず、記者会見で説明すると述べたという。(CNN・2026.01.03 Sat posted at 20:55)
ベネズエラ首都で複数の爆発 カラカス(CNN) CNN取材班は3日未明、ベネズエラ首都カラカスで複数の爆発を目撃した。市内の一部地域では停電が発生した。/最初の爆発は現地時間午前1時50分(米東部時間午前0時50分)ごろに記録された。/CNNエスパニョールのオスマリー・エルナンデス特派員は、「爆発は非常に強く、爆発後に窓が揺れた」と伝えた。/市内の複数の地域で停電が発生し、カラカスにいたCNNの記者らは、爆発後に航空機の音を耳にした。
爆発の原因は不明。
CNNが入手し検証した動画には、2本の煙の柱が立ち上る様子が映っている。1本の煙の下にオレンジ色の光が見えたあと、別の場所で一瞬閃光が走り、鈍い轟音が響いた。/ベネズエラの報道機関は、カラカス北部で同国沿岸部のラ・グアイラ州、ミランダ州沿岸部の都市イゲロテでも爆発音が聞こえたと報じている。/トランプ米大統領は、ベネズエラの麻薬取引を行っているとされる組織に対して新たな措置を講じる準備を進めており、地上攻撃は「間もなく」開始されると再三警告している。/トランプ氏は昨年10月、南米諸国からの不法移民や麻薬の流入を取り締まるため、中央情報局(CIA)がベネズエラ国内で活動することを承認したと述べた。/CNNはホワイトハウスにコメントを求めている。(2026/01/03 Sat posted at 16:25)(ヘッダー写真「爆発後に低空飛行の航空機の音が聞こえ、ラ・カルロタ空港で煙が立ち上った=3日、ベネズエラ首都カラカス/Matias Delacroix/AP」)

◎ 覇権= 覇者としての権力を指し,英語ではヘゲモニーhegemony。一つの国が軍事力,経済力,政治力,あるいは天然資源の豊かさなどにおいて他の国々を圧倒するものを持ち,一定の原理・原則をもって国際的なシステムを創造し,またそれを維持しようとすることをいう。そうした意思と能力を有する国家を覇権国と呼び,こうした超大国への批判として〈覇権主義〉ということばが,米ソを念頭において1970年代から中国の用語法にもとづいて使われるようになった。この概念を歴史的にさかのぼって適用して国際政治を見れば,このような覇権国が存在し,国際的に覇権システムが形成されると国際システムが安定するというのが覇権安定説で,古代のパクス・ロマーナ(ローマの平和),近代の英国のパクス・ブリタニカ,米国のパクス・アメリカーナなどがその例として挙げられる。これに対して,複数の主要な国々が共同で,国際的な覇権体制を保持し,問題領域ごとの国際レジーム(枠組み)を形成することによってより安定的な国際システムが保持されるとする考え方があり,1970年代以降の米国の経済的地位の相対的低下のなかで,いかに国際的な安定を維持し得るか,という問題意識から議論がなされた。冷戦後の現代においては唯一の覇権国たる米国の外交政策を論ずる際のキイワードとなっている。(百科事典マイペディア)
◎ ていこく‐しゅぎ【帝国主義】〘 名詞 〙 ( [英語] imperialism の訳語 )① 一つの民族または国家が、政治的、経済的に他民族または国家を支配して強大な国家をつくろうとする運動。② 一九世紀末から二〇世紀初頭にかけて独占的な段階に達した資本主義をいう、レーニンの用語。独占および金融資本の支配が形成されると、資本輸出が圧倒的となり、世界的規模で国際カルテルが形成されて、領土の分割をめぐって強国間の競争が激化する状況をいう。(精選版日本国語大辞典)
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