【斜面】時を超え響く言葉 亡くなって半世紀がたとうとする今も、読み継がれている詩人がいる。シベリア抑留の体験でも知られる石原吉郎(1915~77年)。生誕100年の翌年に復刻された第1詩集「サンチョ・パンサの帰郷」がこの10月、3刷となった◆石原が詩壇に登場したのは、8年間の抑留から生還した直後の1954年。暗喩を駆使し独特の魅力を湛(たた)えた作品を次々と生み出し、瞬く間に戦後を代表する詩人となった。60年代の末になって、寡黙に抱え込んでいた抑留体験をエッセーに書き始める◆シベリアの収容所での自分自身をひたすらに問い返し戦争と人間の本質に迫る文章は、戦争を忘却しつつある社会に波紋を呼び起こした。石原は執筆を重ねるにつれ酒量が増え、急逝した。晩年の地となった埼玉県ふじみ野市で先週、石原を巡る講演会があり筆者は講師を務めた◆18年前に石原の軌跡をたどる本紙連載をした縁で、同市在住の詩人杉本真維子さん(長野市出身)らに招かれた。会場との質疑で、石原を大切に読んできた人たちの思いに胸を打たれた。極限を経た人間が尊厳を取り戻すための言葉―と捉える人がいた◆収容所の状況と現代社会を重ね合わせる視点も出た。シベリアの死者の記憶を背に命を削ったエッセーと、生きるよすがで喜びだった詩。石原は一人一人の「人間」に向けて書いた。その言葉が時を超えて読む人の心を震わせ、新たな命が吹き込まれる。言葉の真の力を目の当たりにする。(信濃日々新聞・2025/12/01)


この駄文書き殴り集にも、何度か「石原吉郎」の名前が出てきました。そのたびに、短い文章でいいから、少しはまとまりのある「石原論」のようなものを書いてみたいと、頻りに思うようななった。ついにはその程度のものも果たせないままで、どうやら時間切れのようではあります。コラム「斜陽」の記者自身が講演者となられたとある。石原さんの急逝の地、埼玉県ふじみ野市とありました。ある時期、同県川越市に住まわれていたと記憶している辺見庸さんの御健勝が頻りに思われてきました。同じ詩人として、そして同時代人として辺見さんは確かな同伴者だったと言えるかどうか、ぼくにはよくわからないところがありますが。石原吉郎さんは「収容所」から「収容所」へと帰還したと「告発」される自らの「戦後日本」を、もう一度捉え直してみたいと、ぼくは痛切に思っているのです。


◎ 石原 吉郎(イシハラ ヨシロウ)= 昭和期の詩人 (生年大正4(1915)年11月11日 没年昭和52(1977)年11月13日) 出生地静岡県伊豆 学歴〔年〕東京外国語学校ドイツ語部〔昭和13年〕卒 主な受賞名〔年〕H氏賞(第14回)〔昭和39年〕「サンチョ・パンサの帰郷」,歴程賞(第11回)〔昭和48年〕「望郷と海」 経歴大阪ガスに勤めるうち昭和14年に召集となり、やがて関東軍特務機関に配属されたが、召集解除後は満州電々調査局に徴用された。このため20年12月ソ連に抑留され、4年後に重労働25年の判決。このシベリア体験がのちに終生のテーマとなる。スターリン死後の28年12月に特赦で帰国し詩作を始める。雑誌「文章クラブ」に投稿して鮎川信夫に認められ、30年に好川誠一、勝野睦人らと同人誌「ロシナンテ」を創刊。39年「サンチョ・パンサの帰郷」でH氏賞受賞。他の詩集に「礼節」「水準原点」、エッセイ集に「望郷と海」「海を流れる河」などがあるほか、「石原吉郎全集」(全3巻 花神社)がある。(20世紀日本人名事典)
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「徒然に日乗り」(920~933 )
〇2025/11/30(日)ほぼ前日と同じ気分。いやな微熱や、それがもたらす疲労感が消えただけでも気分は良好である。(933)
〇2025/11/29(土)爽やかな一日だった。恐らく外気温も20℃を越えていたろう。やや体調も回復模様か。(932)
〇2025/11/28(金)気力を起こして、茂原市緑ヶ丘まで。帰路薬局により、思い切って薬を変えてみることにした。これまあでは「葛根湯」と言う常備薬だったが、服用時期を外したために、ほとんど効き目がなく、ひたすら体中の痛みと熱(微熱であって、37度の半ばは越えない)に、この半月ひどい目に遭った。車の運転も控えるべきだったが、どうしてもとハンドルを握るが、これまで経験したことのない危険に遭遇している。店で買い物を済ませて、車にたどりつくのだが、そこから、即発車とはいかず、呼吸を整えてからでなければ、なかなかにしんどいのだ。帰宅後に(久しぶりに)軽く昼食を取り、その後に新しい風邪薬を服用。一時間も経たないうちに、それまでも悪寒や節節の痛みなどが、まるで種類が違っていたかと思われた。つまりはつねにまとわりついていた「痛み」の種類が替わって来たかと感じられる。あるいは、「病気」の内容ははっきりと異なってきたのかもしれない。少しは安心しながら、ベッドに入る。(931)
〇2025/11/27(木)前日に同じ。(930)
〇2025/11/26(水)前日に同じ。(929)
〇2025/11/25(火)前日に同じ。(928)
〇2025/11/24(月)駄文を書く気力すら湧かない。(927)
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〇2025/11/23(日)ほとんど前日と同じ状況で、ほぼ終日、自宅で横になっていた。熱は微熱だが下がらない。身体の節々の苦痛はやわらいで来たが、まだすっきりはしない。少し先が見えてきたようにも感じるが、十分に注意したい。(926)
〇2025/11/22(土)風邪の症状は少しも変わらないまま。微熱は続き、体の節々の痛みが取れないようだ。4~5日前の体が音を上げているような、肩や背中や後頭部の痛みは、おそらく風邪の引き始めだったかも知れない。引き始めのタイミングを逃したために、服用している風邪薬の効果がないのだろう。明日、新たな薬を試してみる。ほとんど、終日ベッドに伏せるありさま。T君から電話あり。御機嫌伺だった。お昼前に、少々きつかったが、猫缶を購入するために土気まで出かけた。(925)
〇2025/11/21(金)二、三日前から身体の節々が痛く、後頭部も疼痛がしている。たぶん風邪だろうとは思っているが、念のために体温計を当ててみると37.5度ほどある。早速に葛根湯を服用し、急いて横になった。この何年も風邪などはお呼びではなかったが、ここへきて、遂に身体が音を上げたのかもしれない。ここはしっかりと睡眠と休養を取って、すっかり完治させたい。(924)
〇2025/11/20(木)大分県の佐賀関というところで大変な火災が発生した(初期発生は18日夕刻五時ころと言う)。折からの強風と極めて乾燥した状態の中で、大火災になった。報道によると、出火元とみられる一軒に死者が出たようだ。報道によると170件以上の民家が焼けたという。▶首相の「存立危機事態」発言が思わない方向に拡散され、両国関係に実害が出てきそうである。「(中国は)台湾を支配する」ようなときに「米国」は戦線に入ってくるだろう、そして「戦艦」を使うなどして台湾進攻を敢行するなら、それは間違いなく「存立危機事態」と言えるだろう。中国を名指しし、「台湾有事」を起こし、米国がそれに参加するようなことになれば、「日本有事」となるのは不可避だとも。きわめてでたらめな発言。お粗末の限りだ。(923)
〇2025/11/19(水)夕方6時前だったか、長野から電話があった。久しぶりの電話だと思ったが、当人の言うところではほぼ一年ぶりらしい。O君は、その後も何とか施設に居ながら、日常的な作業をこなしているという話だった。聞くところによれば、「不惑」になったという。無理をしないで、ゆっくりとやれる範囲で過ごせばいいと言っておいた。春にでも体調と相談しながら、機会を設けて房総(当地)に来てみないかと伝えておいた。▶T首相の発言問題が尾を引いて、なかなか終息の機運が見えてこない。一層悪化しているのかもしれない。日中関係のいくつかの方面で悪影響が出てきているが、政府は何をするつもりだろうか。言わずもがなの「妄言」だったというべきで、そん発言を何度聞いても、やはり「撤回」するほかないと思うばかり。新たに「日本産水産物の輸入停止」の措置が発表された。▶肩こりの性なのか、後頭部の右下部分にやや痛みがある。少し様子を見て見なければと考えている。やはり睡眠時間が足りないのも一因かもしれない。(922)
〇2025/11/18(火)ただ今午後9時15分。室温21.2℃、湿度49%。午前中は晴天で、気温もそれなりに高かったが、夕方以降はかなり冷え込んで、八時ころからは雨が降り出してきた。明日はかなり寒くなるという予報。▶株安、円安、金利安と「トリプル安」が発生している。物価対策など無に等しいのだから、こうなるのも当然という気もする。ということは政権発足一カ月を経て、現政権はほとんど政治らしい政治を何一つしていないということだ。加えて、中国の対日対策にはさらに厳しさを増していると感じる。日本政府は、何とか「誤った首相発言」を有耶無耶にするのかもしれないが、決定的に間違いを犯したのだから、この際、我が首相の為すべきは「発言撤回」有るのみだと思う。結果的には「辞任・辞職」に至るだろうが、致し方ない。元から首相の任にはふさわしくなかったのだから。できる限り早期の「発言撤回」「首相辞任」辞任を望む。「【北京共同】中国外務省の毛寧報道局長は18日の記者会見で、日中関係の悪化について「根本的な責任は高市早苗首相にある」と名指しで強く非難した」(共同通信・2025/11/18)(921)
〇2025/11/17(月)ただ今午後10時過ぎ。空気が乾燥して、清々しい一日だった。気温も20℃を超えていた。しかし明日からは「冷え込み」が厳しくなると予報。かみさんはいつもの集会に出かける。面倒なことは言わないが、年をとっても仲間と集まって話せる環境があることは好いことだと思う。ぼく自身は、いまさら、誰かと会って話がしたいという気もないのであって、しかし、その気になれば、何時だって誰彼なしに話ができると思えば、それで十分という気もする。▶終日自宅内で、ネット番組を見たりジャズを聴いたり。「AI」の技術が想像(想定)を絶して進んできた結果、先ず何よりも社会(世界)に「ファイク(虚偽)」が蔓延しだしている。これまでは「話(文章)」が主だったが、今はさらに「映像」制作技術が驚くほど進んで、「真偽」定かならぬ「情報」があらゆる場面に溢れているのだ。テレビ然り、SNSなどの画像然り、真偽を区別することは、不可能になりつつあるのではないかと、心底懼れている。▶日本の首相の浅慮極まりない発言(「存立危機事態」云々)から生じた、中国の想像を超えた「態度硬化」に遭遇し、政府はなす術を持たないように見える。外務省の一局長を急派したけれど、さて、何かしらいい結果が生まれるのかどうか。最終的には「発言撤回」に見合う姿勢を見せなければ、事態は沈静化しないだろう。(920)
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