【大弦小弦】琉球新報記者の質問 残念ながら、記者の中には横柄な人が一定数いる。今は記者会見がオンライン配信され、職業倫理に反する言動は非難されるようになった▼名護市辺野古沖の転覆事故で亡くなった高校生の遺族による会見も、全体がネットで見られる。様子がよく伝わっているはずなのに、琉球新報記者の丁寧な質問がなぜか批判を浴びている▼内容は、文部科学省による教育基本法違反の認定と平和学習が萎縮する恐れについて、それぞれ考えを聞くもの。事故でまな娘を奪われた遺族への配慮はもちろん必要で、記者も回答を強いたりはしなかった▼それでもネットでは「鬼畜」などと不釣り合いな誹謗(ひぼう)中傷が吹き荒れる。琉球新報社は法的措置を検討すると声明を出した。報道の第一歩である質問への理不尽な攻撃は、同業者としても見過ごせない▼攻撃している者たちは「沖縄」「平和」というキーワードに反応しているだけなのだろう。当初は新基地への抗議活動中だったと誤認し、事もあろうに亡くなった高校生を「自業自得」などと罵倒していた▼ネット世論の動向は今や無視できないが、一貫性も正確性もない暴論は原因究明や責任追及の妨げでしかない。誰がどう間違えて悲劇が起きてしまったのか。関係者全てが、地道に質問と回答を交わしていくほかはない。(阿部岳)(沖縄タイムス・2026/08/03)

さまざまな角度から「事件」の検証がなされなければならないのは言うまでもありません。悲劇が起こって五か月、いくつもの「過誤」「見逃し」「不注意」が重なっていたことは事実でしょう。まずは学校側の立ち場とその責任、乗船を受け入れた船主(船長を含む)側の責任と法令違反の有無。その他、もろもろの条件・背後関係などを考慮に入れてもなお、事件の解明には十分でないのかもしれません。現段階で、まず指摘されなければならないのは、学校側の「安全配慮義務違反」という根本の問題でした。ほとんど、自らの責任において「平和学習」に取り組んでいたとは考えられない無責任体制が存在していたと思われます。

「平和学習」の意義は言うまでもありません。しかし、今回のもんだいでは、文科省が教育基本法に定める「政治的中立性」に違反していると、学校に注意勧告をしました。昭和22年成立の教育基本法では初めてのほうの帝王だったが、その妥当性について大いに異議がありました。法の趣旨を曲げての適応だったことは否定でしませんし、同じお由奈政治的中立性を疑われたケースではまったく問題になれなかったのに、反政治的な事柄(辺野古基地建設反対)に足しては、思い切った政治判断を下すなどと言う勇み足をしるしたというべきでしょう。今後、この事件の法的・道義的責任を問われる事態が進行すると思われます。いささかなりとも関心を持ち続けて、ことの理非を判断していきたいと念じています。(冒頭に掲げた「大弦小弦」の指摘されている問題もまた、現実には至る所で認められるネット社会の松外れ現象ともいうべき筋のものですが、それを全く無視することもできなくなった、ネット上の無責任な人身攻撃からも、ぼくたちは目をそらしてはならない課題です。
コラム氏の言われる通りですね、「誰がどう間違えて悲劇が起きてしまったのか。関係者全てが、地道に質問と回答を交わしていくほかはない」のは当然ですが、読者もまた、ことの是非・曲直の判断において、偏向や無責任な姿勢は許されないのは言うまでもありません。十分に心して、事態の経過・推移を見ていきたい。(亡くなられた方のご冥福を祈るばかりです)(合掌)
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(参考資料) 辺野古沖で船転覆、高校生ら2人死亡 「大波」原因か 海保、業務上過失往来危険の疑い視野に捜査 16日午前10時10分ごろ、米軍普天間飛行場移設に伴う新基地建設が進む沖縄県名護市辺野古の辺野古崎付近の沖合で、研修旅行中の同志社国際高校(京都府)の生徒18人が乗船していた小型船舶「平和丸」と「不屈」の2隻が転覆し、乗組員3人を含む21人が海に投げ出された。平和丸に乗っていた同校の生徒(17)=京都府=と、船長(71)=南城市=が死亡した。
第11管区海上保安本部は転覆について「大きな波を受けたことが原因とみられる」とした。業務上過失往来危険や業務上過失致死傷の容疑での立件を視野に詳しい原因を調べている。
ほかに、複数の高校生が骨折や打撲などのけがを負っている。(↷)

11管によると、2隻は不屈、平和丸の順に縦列で航行しており、辺野古崎東側約1・5キロで転覆した。新基地建設に伴い設定された臨時制限区域の外側。先に不屈、2分後に平和丸が転覆した。「平和丸」(総トン数5トン未満、長さ7・63メートル、定員13人)に乗組員と生徒合わせて12人、「不屈」(同1・9トン、6・27メートル、10人)に同9人が乗船していた。生徒は全員、救命胴衣を着用していた。教員は同乗していなかった。
転覆した2隻は、新基地建設に反対する「ヘリ基地反対協議会」が工事の監視や抗議に使用してきた。関係者らによると、転覆事故当時は平和学習のために生徒を案内していて、抗議行動は行っていなかった。両船ともに10年以上前から使用され、船の検査などは受けていたという。(↷)

16日夜に会見を開いたヘリ基地反対協議会の共同代表らは「心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。
当時の現場海域の波の高さは約3メートルだった。11管は白波がたっていたことから、海上で2隻に注意を呼びかけていたとしている。
11管によると、辺野古の臨時制限区域外での転覆事故は2015年4月に1件発生しているが、死亡事案は初めて。(琉球新報・2026/03/17)(左写真「平和学習中に転覆した平和丸=16日、辺野古崎付近の沖合」)(琉球新報・2026年03月17日 05:00)
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「徒然に日乗」(1172~1178)

◎2026/08/02(日)「日米が15年ぶり協調介入、円安阻止で思惑一致 3日に共同声明で調整 日米両政府が7月31日の外国為替市場で円買いの協調介入を実施したことが2日分かった。協調介入は2011年の東日本大震災の直後以来15年ぶりとなる。対ドルの円相場は7月下旬に1ドル=164円に迫り、およそ40年ぶりの安値水準にあった。歴史的な円安阻止で思惑が一致した。/日本政府関係者が協調介入を認めた。円買いの日米協調介入はアジア通貨危機を受けた1998年の介入以来、28年ぶりとなる」(日経新聞・2026/08/02)▼果たして「円高」状況はどこまでつづくか。次週始めのマーケットの動きが注目される。協調介入を呼び込んだ理由(原因)はどこにあったか。独自の財政政策がなかったということだろう。「赤字(特例)国債」頼みは、成果経済に大きな混乱要因となっているのだ。ここにきて、日本政府の経済財政運営までもが「自立性」を奪われたことになるのだから、この先の日本経済はとんでもないことになると思う。▼台風13号の進路は、まだ未確定だが、日本劣島直撃は避けられそうだが、沖縄県諸島はかなりな危険水域に入るだろう。(1178)

◎2026/08/01(土)「日米の通貨当局が円安・ドル高阻止の共同歩調を鮮明にしている。政府・日銀による円買い・ドル売りの為替介入にあわせ、米国当局による積極的な動きが相次ぎ伝えられた。円相場が歴史的な水準に下落するなか、市場の警戒を呼ぶ異例の対応が続く。/7月31日のニューヨーク外国為替市場で円相場は対ドルで急伸し、一時1ドル=157円20銭近辺と5月中旬以来の円高・ドル安水準をつけた」「日経平均64,362.02 +2494.59 NYダウ52,485.03 +276.97 ドル円157.65-67 -6.08円高 NY原油86.80 +3.21 長期金利2.790 -0.005」(日経新聞・2026/08/01)▼経済的破綻にさらに近づいたのか。それを回避するために、日米が協調して「為替介入に」踏み込んだが、はたして、この国の経済財政政策は変更することがあるのだろうか。「責任ある積極財政」などと言う掛け声だけ、インフレ頼みの経済運営、まさに「無策」と「愚策」そのものを変質させなければ、いつだって「日本売り」は発生する。これまでの放漫財政で蓄積した膨大な借金経済に、さらなる「消費税減税策」は「英国トラスショック」の再来であろう。内閣が交代しなければ、マーケットの今の評価はかわらないだろう。(1177)

◎2026/07/31(金)「31日の外国為替市場で円が対ドルで一時、1ドル=158円台に急上昇した。円は前日にも水準を大きく切り上げており、市場では政府・日銀が連日の円買い為介入に踏み切ったとの観測が広がっている。/日本時間31日の午後6時前に急騰した。直前に円は160円10銭台で推移していた」(日経新聞・2026/07/31)▼被災地の熊本では酷暑が続いている。地震発生から3日が経過したが、あからあさまに被害の規模が拡大している。大規模避難所を避けて、車中泊に変える人が大勢出ているのに、ガソリンの品薄状態が現出している。こういう事態が予測されているにもかかわらず、あらかじめの準備がなされていない。(1176)
◎2026/07/30(木)熊本地震の被害の様子が徐々に明るみになってきた。おそらく想像を絶する甚大な被害が生み出されたのだろうと思う。酷熱の下、避難する人もとてつもない苦しみの下で一日を送られていると思う。この先、何よりも健康第一にと、願うほかになにもできない辛さを感じている。(1175)

◎2026/07/29(水)とても暑い一日だった。お昼ごろに茂原まで買い物。いつものSMの店内は閑散としていたのは猛暑のせいだったか。▼熊本地震の続報をネットなどで確かめるが、被害はさらに広がると思われる。度重なる地震の発生で、多くの家屋やインフラが限界を迎えていたものと思われる。現下、最初の地震発生以来、有感地震は200回を超えているようだ。当たり前のことであるが停電・断水の発生中の避難生活の苦悩が推し量られる。現地は猛暑日の連続だという。被害と被害者がこれ以上増えないことを祈るばかり。(1174)

◎2026/07/28(火)「熊本・宇城市と氷川町で震度7 嘉島の商業施設で多数閉じ込めか 気象庁『1週間は注意必要』 28日午後4時27分ごろ、宇城市、氷川町で震度7の地震があった。熊本市南区、八代市、宇土市、美里町、益城町で震度6強など広い範囲で強い揺れが続いた。消防庁などによると、嘉島町のイオンモール熊本で2階部分が崩落し、多数が閉じ込められているとみられる。広域で建物の倒壊や火災が起き、懸命の救出作業が続いた。/震源地は熊本地方で震源の深さは約16キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・1(速報値)と推定される。/気象庁は『令和8年熊本地震』と命名した。県内で震度7の地震が発生するのは、2016年4月の熊本地震以来。10年前の熊本地震では4月14日の前震の2日後に震度7の地震が発生しており、気象庁は「今後1週間は震度7程度の地震に注意が必要」と呼びかけた」(熊本日日新聞・2026/07/28)▼天災が途切れなく、劣島各地を急襲するのをなんというか。熊本は10年前の震度7に続いて、以来、いささかも断絶することなく、自然災害が発生し続けている。その歴史事実を知りながら、災害前後の「対策」を政府は何もしてこなかったに等しい。それにしても、こんな馬鹿な政治家たちが支配する国にしてしまったのが、われわれ「主権者」だということだが、「主権在民」の当事者意識を忘却した国民。その一人として、物を言う元気を失うばかり。▼「日経平均62,364.92 -2566.27 NYダウ52,210.08 +262.83 ドル円163.87-89 +0.35円安 NY原油81.08 -1.53 長期金利2.775 +0.005」(日経新聞・2026/0728)(1173)
◎2026/07/27(月)終日、これまでとは基調が変わったと思われるような気温(陽気)だった。たぶん、当地では30℃に届かなったのではないか。気候(季節)が一変する予兆のような気もする、いや、それどころか、さらに酷暑が再現されるのだろうか。はるか南方海上で新たな台風13号(猛烈な強さ・最大風速80mという)が発生。この後の進路はまだ未確定。▼「日経平均64,931.1 +320.04 NYダウ51,947.25 +235.60 ドル円163.62-63 -0.14円高 NY原油83.20 -6.11 長期金利2.780 -0.035」(日経新聞・2026/07/25)(1172)
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