【小社会】向かう先
先週末、香川を訪れ、友人の車に乗り込むや、話題になったのが渇水と豪雨だった。「なぜこうも極端に違うんだろう。遠く離れているわけでもないのに」と友人。その通りだろう。
香川県民の水がめ、早明浦ダムが渇水に陥る一方、北陸地方は連日、大雨に悩まされている。今夏は千葉でも豪雨禍があり、西日本ではほかにも水不足が相次いだ。
天候が年々、極端になってはいないだろうか。国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が、温暖化に伴い異常気象の頻度や強度が増すと予測したのは2022年。大雨や干ばつのほか、山火事や高温の一層の深刻化も指摘していた。
現実はそれを裏付けつつある。ネパールと中国の国境付近で発生した大規模な土石流災害も、温暖化の影響が取り沙汰されている。山岳氷河の崩落が引き金になったとみられ、穏やかな川は濁流と化し、国境の施設や集落を一気にのみ込んだ。
それでも世界は戦争を続け、軍備拡張を競う。限りある知恵や資源を向ける先はほかにあるはずだが。
先人はここまで災害が多発する未来を想像していなかったにしても、人の愚かさが変わらないことは見抜いていたようだ。「一方には自然の災害があり、一方ではお互が愛し合う事もなく一人一人が勝手に暮らしているこんな世の中は全く地獄も同然と云(い)っても好(よ)いのだ」。鴨長明の「方丈記」を、作家の佐藤春夫はそう訳している。(高知新聞・2026/08/31)

「降れば土砂降り」という。このところの異常豪雨は、まさに天井に穴が開いたがごとく、降れば土砂降りどころの騒ぎではなさそうです。また、「晴れれば酷暑」ともいいたくなるような灼熱の地獄です。石牟礼道子さんは「天の病む」と言われた。天と地が、人間の無際限の欲望の犠牲になったようなもの。水俣と福島をつなぐ、人間の業(ごう)の深さがもたらす、天地を狂わす営みを前に、一人の記録文学者の「表現」は「近代国家群の崩壊の端緒として」苦悩の中で紡がれたのだが、ほとんど無視されてきたという思いは、ぼくのような無知・無識の人間にも痛いほど身に染みてわかるのです。





・鬼女ひとりいて後むき彼岸花(石牟礼道子)
・向きあえば仏もわれもひとりかな(同上)
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「徒然に日乗」(1200~1206)

◎2026/08/30(日)「令和8年夏の『財政敗戦』 高市首相を待ち受ける金利急騰の剣が峰 食料品の8%の消費税率を引き下げる法案が秋の臨時国会で審議され、成立すれば来年4月から2年間1%に引き下げられる。10兆円の財源はまだ手当てできず、市場では財政悪化やインフレを懸念する金利上昇が続く。高市早苗政権は「財政敗戦」に陥るかどうかの岐路に立っている。/『国民会議は昭和16年の総力戦研究所のようなもの。減税財源や将来の増税の実現性に疑問が出たのに誰も首相を止められなかった』(以下略)」(日経新聞・2026/08/30)▼アメリカの財務長官が日本の財政金融を管理しているがごとく。円の自立はとっくに失われている。そして、かの国の財務長官の「神通力」も昔日の比ではなく、枯れてしまったやようだ。彼は「辣腕」を誇った投資家として世界から恐れられていたのだった。(1206)
◎2026/08/29(土)昨日から一転、終日曇天、ときには降雨も。劣島各地も不安定な天気模様だった。▼ネパールの豪雨による雪崩、崖崩れ、土砂災害等、惨劇を極めている。死者・不明者は三千名を超えるもいう。▼昨日の続きで、ネット接続にやや時間を取られたが、何んとか接辞できた。少し、本体をいじっただけだったのに、OS部分の変更や修正が必要となる。ただちに、これまで同様に使いこなせるとはいかないようで、しばらくは馴致する時間がいりそうだ。▼「ウォーシュ氏発言で日本の金利『上昇』・円「162円に下落」 市場関係者 米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長は28日の講演で、金融引き締めに含みを持たせる発言をした。日本の市場関係者からは、米金利の上昇を通じて日本の金利には上昇圧力、円安の進行が続くとの見方が聞かれた。/同日の米債券市場で米金利は幅広い年限で上昇(債券価格は下落)した。特に2年債など金融政策を反映しやすい年限での上昇が目立った」(日経新聞・2026/08/29)日米同時「金融危機」発生も「夢」ではない状況だ。なけなしの日本円は「紙屑」とは、戦後の再現のようで、ますます現実味が出てきた。(1205)

◎2026/08/28(金)パソコン修理完了で、大阪のS氏から、午前中に宅配便が届いた。さっそく、必要な部品を購入するために茂原まで。帰宅後に接続を試みたが、なにがおかしいのか、ネットがつながらない。日中の室温が32℃ 近くもあったので、本日は作業を中断、明日にまわす。▼「日経平均66,405.56 +273.58 NYダウ53,569.44 +105.56 ドル円159.66-68 +0.31円安 NY原油83.12 -0.41 長期金利2.920 +0.030」「7〜8月の円買い介入、総額15兆円 過去最大も市場なお円安圧力 財務省は7〜8月に総額15兆3993億円の円買い・ドル売り介入を実施したと発表した。米国との協調介入で円安の是正を図ったが、円相場は足元で1ドル=159円台で推移する。円高への相場のトレンド変化はみられない。介入は「時間稼ぎ」との見方が多い。/財務省が28日に7月30日〜8月26日の為替介入実績を発表した。円買いとして4〜5月の11.7兆円を上回り、過去最大となった」(日経新聞・2026/08/28)▼「協調介入」というと聞こえはいいが、要末うに円安防止のためになけなしの外貨を15兆円余も、いわばど溝(ぶに)捨てたも同然。この「外為基金」は国民の資産なのだ。さらに、溝に金は捨てられ、最後は国全体が溝の中に。(1204)
◎2026/08/27(木)強烈な暑さだった。いまにも雨が降りそうな気象状況だったが、夜まで雨はなかった。劣島各地では、酷暑あり、豪雨ありで、地球上各地ではまさしく「天変地異」の展示場のごとくだった。午後、ネット番組で一つの「対談」というか、「鼎談」なるものを観た。出演は佐高信氏と落合恵子氏。かなり前から、落合恵子さんは「病気療養中」だとの話だったが、とても元気で、一安心。佐高氏には、何年も前になるが、小生が担当していたる授業にき来てもらったことがある。お二人にお会いしたのは、もう二十年以上も前になるだろうか。(1203)

◎2026/08/26(水)「平均66,262.16 +405.73 NYダウ53,577.40 +160.24 ドル円159.05-07 -0.39円高 NY原油80.26 -2.10 長期金利2.885 -0.005」▼「ICC赤根所長『日本政府は法の支配守る努力を』 米制裁後も訴追継続 日経 【ブリュッセル=辻隆史】国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長は26日、日本記者クラブを通じてオンラインで記者会見した。トランプ米政権に制裁対象に指定されたことについて「正義は常にその対極にあるものに優越する。信念を貫く」と語った。/赤根氏は制裁を『法の支配の危機として捉えてほしい』と指摘した。ICCが無くなれば『力の支配が法の支配を駆逐していく過程に入ってしまう』と危機感を示した。日本国内でも『強い国に従っていればよい』という空気がはびこる危険があると説いた。/制裁後も職員の士気は高いと説明したうえで『これからも問題なく(訴追の)手続きを進める』と述べた。『制裁を受ける理由はない。ICCは決して負けない』とも強調した。(以下略)」(日経新聞・2026/08/26)▼茹だるような暑さが続いている。本日も福岡県内では40℃超を記録している。どこまで続くのか、この酷暑。沖縄奄美地方では台風う18号の洗礼を受けている。まだ劣島近海には台風の卯がつづいてい発生しているのだが。(1202)
◎2026/08/25(火)「日経平均65,856.43 +328.34 NYダウ53,417.16 +140.15 ドル円159.45-47 +0.30円安 NY原油84.60 -0.41 長期金利2.890 +0.010」(日経・2026/08/25)▼「再び1ドル=160円の節目が迫る。日米円買い協調介入は市場を驚かせたが、政府の思惑通りに円高は進まなかった。逆に、日本の需給環境の変化を背景に実需の円売りがじわり強まっている。市場では実需マネー主導で歴史的な円安が進んだ2022年秋の記憶がちらつき始めた。/次の注目点は日銀の金融政策決定会合だが、市場はすでに秋の利上げを織り込み済みだ。よほどの演出を講じない限り、市場への反応は限定的となりそうだ…」(同上)▼円安、つまりは日本国債の投げ売りは「どうにも止まらない」勢いを示している。当然のことだが、物価高騰はさらに進む。「物価高騰維持せ策」が「責任ある積極財政」というのだ。日銀の金利あげ」が神通力を持たないのは、米国自体が「ドル売り」を迫られているからだ。日本政府の「悪意ある財政運営」は、次年度の「概算要求は130兆円超え」というのだから、開いた口が塞がらない。この先、ますます「物価高」を呼び込もうとしているのだから、破天荒の経済・財政運営を世界に知らしめしているのだ。国家財政破綻は目前に迫っている。(1201)

◎2026/08/24(月)例によって、円安、長期金利上昇・下降の推移をみると。「日経平均65,528.09 -488.27 NYダウ53,277.01 +517.80 ドル円159.21-23 +0.39円安 NY原油85.37 -1.69 長期金利2.880 +0.005」▼「与野党議員でつくる『人権外交を超党派で考える議員連盟』は24日、米政権が国際刑事裁判所(ICC)の所長らを制裁対象に指定したことを巡る日本政府の対応について『諸国と比べて段違いに弱い』と批判する声明をまとめた。/高市早苗首相が「残念」と述べたことには『感想であり意思ではない』と断じ、抗議と即時撤回要求を表明するよう求めた」(日経新聞・2026/08/24)▼「『オバケに会ったことはないが、ゴキブリに会って叫び声を上げていた』」高市早苗首相は22日、自身のX(旧ツイッター)で、首相公邸での暮らしぶりの一端を明かした。官邸に隣接する公邸は『二・二六事件』などの舞台になった過去があり、幽霊が出るとのうわさが絶えない」(時事通信・2026/08/22)官邸全体が無能・無粋で、国民の多くは窒息しそう。政治・政策ではなく「ゴキブリ」「アイロンかけ」という茶飯の披歴に及ぶ、この官邸の「下﨟(げろう)」「ゴーストライター」たちは(誰が書いたのかな)は、「ここにいてはいけない輩ですよ」(1200)
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