「本当の」鼻は? 「本当の」政治は?

 「君の鼻はすごい団子鼻だね」といわれていい気はしないでしょう。「ここにある鼻は低いけれど、実は本当の高い鼻は、別のところにしまってあるんだ」といって見ても、誰も信じないでしょう。ぼくは教師の真似事を長くしていましたから、高名な学者・先生やぼくのような素人教育評論家が「今の教育は間違っている。ほんとうの教育は…」と、繰り返し、教育批判に名を借りた「教育観念評論」を聞かされ、読まされてきました。「本当の教育」とは何でしょうか。「今、実際に行われている、この教育」こそが、「本当の教育」ではないのでしょうか。もし、「本当の教育」があるのなら、どうしてそれをやらないのか、ぼくは不思議でならなかった。

 (ヘッダー写真」「十月桜は、バラ科サクラ属で、江戸彼岸(エドヒガン)と豆桜(マメザクラ)の交雑種といわれる小彼岸桜(コヒガンザクラ)の園芸品種。花径は25mm前後の八重咲き、白に薄く紅色が混ざった花びらが特徴ですが、秋より春に咲く花の方が少し大きいのだそうです」(「秋にも咲く桜 ~十月桜」EVER GREEN:https://love-evergreen.com/evergreenpost/post/2148)

 「本当の教育」とは、誰もが認める素晴らしい「教育実践」を指すのだとしたら、それをぜひやってほしいものです。教師が10人いれば、十人十色というように、その仕事ぶりは似たり寄ったりであるという以上に、それぞれが異なる教育観・能力・情熱量に基づいて実践している教育を措いて、いったいどこに「本当の教育」があるのかと余計なことまでも言いたくなります。日本の学校教育制度は明治初期に始められたから、すでに百五十年の歴史を数えています。この間、各地、各所で「学校教育」という名の「公教育」が行われてきましたが、誰が相談したのでもなく、それぞれが地域差や学校環境の違いを超えて、おおよそ「似たりよったちの教育」になってしまったのはどうしてでしょう。教育は個々人の知性や才能の発達を促すというより、国家・公(おおやけ)に役に立つ人材育成だったことが明らかになります。

 「有用な国民(日本人)作り」だといってしまえば身も蓋もありませんが、つまるところはそうでしょう。そういう教育目的を追求してい行けば、どこでも同じような方法や内容になるのは避けられません。これを一言でいうなら「期待される人間像」という看板を高く掲げて、百五十年、ひたすら走ってきた結果が今です。戦争に突き進んだのも、国家社会が求めたからで、ことは極めて明白だったと思います。「軍隊教育とは、強い軍人を作る」、それが唯一の目的だった。

 実は先ごろ農水大臣になったばかりの一政治家の、閣僚に抜擢される直前の「発言」が物議を醸していることに、ぼくは奇妙な感覚を持ってしまったので、言わずともいいこと、よしなしごとを駄弁る仕儀に至ったのです。東京新聞の「本音のコラム」、筆者は元文部科学省事務次官だった前川喜平さん。彼は、官僚時代の自らの姿勢(思想)を「面従腹背」と(退職した後に)広言した人でした。「表面では服従するように見せかけて、内心では反抗すること」(デジタル大辞泉)とあります。お役人時代は、職場は「上意下達」が鉄則だったので、それを守ったが、腹の内では「何を言いやがる」と抵抗の「臍(ほぞ)」を固めていたのでしょうか。「ほぞ」とは「へそ」のことで、そこから「決心・本心」を言い当てるようになった言葉です。辞職後の発言は、まさに「正鵠(せいこく)を射る」「肯綮(こうけい)に当たる」だと、ぼくは感心しています。

【本音のコラム】政治が利益誘導でいいのか 前川喜平(現代教育行政研究会代表)
 内閣改造で農水相になった簗和生衆院議員は、5月に地元の会合で「那須烏山市と那珂川町の道路予算を大幅にカットした」「筆頭副幹事長になって『幹事長室にちょっと来てくれ』と言えばこんなことができる」などと言ったそうだ。選挙で自分を支持しなかった自治体への仕返しなのか? もしそうなら、それは税金の私物化だ。
 簗氏は選挙中の演説で「政権与党の議席がなくなった地域の予算はごっそり削られる」などとも言っていた。政治は利益誘導だ、それで何が悪いと開き直った発言だ。 2日の記者会見で簗氏は「表現ぶりが誤解を招くものだった」と言ったが、分かりやすくて誤解のしようがない。選挙で勝てばカネをやる。負ければやらない。国民の税金を党利党略に使う。それは簗氏だけではない。自民党政治の本質だ。沖縄県知事選挙でも、それはあからさまに示された。国民の代表を選ぶ国政選挙でも、自民党の候補者は地元への利益誘導を声高に訴える。首長の選挙では「中央とのパイプ」を売りにする。
 簗氏は1746万円の「裏金」を蓄えていた。国の予算を地元の自治体や業界へ誘導することに腐心し、見返りに票とカネをもらう。カネの一部は裏金にして好き勝手に使う。政治に利益誘導しか求めない選挙民がいる限り、日本の金権政治は続くだろう。(東京新聞・2026/10/04)

 前川さんは「政治が利益誘導でいいのか」と書かれています。「選挙で勝てばカネをやる。負ければやらない。国民の税金を党利党略に使う。それは簗氏だけではない。自民党政治の本質だ」とズバリ、断言しておられる。その通り、です。「政治が利益誘導でいいのか』というのですから、「いいはずはないのだ」と前川さんは考えているはずです。つまり、「本当の政治」が行われていないといわれる。でも「政治に利益誘導しか求めない選挙民がいる限り、日本の金権政治は続くだろう」ともいわれる。この「利益誘導」が「日本の本当の政治なのだ」と認めたうえでの、ある種のないものねだり、もっとまともな政治をしてほしいと望まれているのです。

 反対に、避難されそうですけれど、「政治家が現実(実際)にしていることが、本当の政治だ」と、ぼくなどは見ています。だから、彼や彼女に、それとは別個の「本当の政治」をしてほしいとは望みません。金権政治家が悪い、許せないと叫んだところで、多くの有権者が「そいつ」を選ぶのですから、致し方ないでしょう。この農水大臣は2月の選挙では「小選挙区」では落選しました。選びたくない候補者だったのに、比例区でも立候補していたので「当選」という矛盾を身にまとった政治家です。「落選した」のに「当選した」となると、選挙制度が悪いのです。だからそれを直せといい続けている有権者は多数いる(ぼくも、その一人)。でも、そうならない。「現実の政治」と「本当の政治」の鬩(せめ)ぎ合いでしょうか。 前川喜平さんは、どのよう主張しておられるか。実は何にも言われていないどころか、「現実政治肯定」であることが判明します。

 「政治が利益誘導でいいのか」「政治に利益誘導しか求めない選挙民がいる限り、日本の金権政治は続くだろう」と、ね。

 以下、2紙からのコラムを出しておきます。それぞれが、農水大臣を批判はしますが、「即刻大臣辞任を」「いやいや、国会議員を止めるべきだ」とは、断じて言わない。上品なのか、優しいのか。熊日新聞の「新生面」氏は、「アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』から〈政治私[わたくし]の利益のために国事を運営すること〉。これが案外まっとうな見方に思えてくる」と書き、現実を肯定されているようですから、「現実(団子鼻)が本当(自分の鼻)」といっていると、ぼくにほ思われました。長崎新聞の「水や空」氏は「『誤解を招く発言だったとすれば申し訳ない』-。もう何度書いたか分からない。問題発言を聞こえた通りに問題視することを『誤解』とは呼ばない」と指摘、その通りであります。「『(予算を)カットした』のが事実に反する言葉ならただのウソつきだし、事実なら閣僚としての適格性に大きな疑問符がつく」「しかし、政治の現実はそうではない。気分がざらつく。やな感じ」と。最後は蛇足かな、「簗感じ」だってよ。

  毎日、暇に飽かせて、各紙のコラムを、誰に頼まれたのでもないのに、何年も何年も読み続けています。なぜですかと聞かれれば、暇だからと返答するしかありません。それが「本当」で、ぼくの「高齢者生活の事実」です。事実は目の前にあって、ほんとは金庫に隠してあるということは断じてないのです。たくさんの「コラム」は、事態や現象に「批判」や「忠告」めいてはいますが、その壺は「現状肯定」です。なぜならば、自らが属する会社も「現状あっての存在」ですからね、「批判も忠告も、そこそこに」ということなのかもしれません。だから「悪い政治は変わらない」し、「政治改革」など「百年河清を俟つ」ということなのでしょうね。「川の水がきれいになること」を黙って百年待っても、汚くなることはあっても、綺麗になることはあり得ません。つまりは「水をきれいにする、作業を起こしてもなお、ということでしょうね。「民主主義」とは「地平線に向かって歩み続けるよなもの」、近づいたと思った分だけ遠ざかる、でも「歩かないとね」と、ぼくは愚考し知恵ます。「犬も歩けば棒に当たる」(日本)「船に乗らない者は船酔いしない」(メキシコ)、どういう意味なんですか。

【新生面】新任農相の発言 「箇所付け」は、国の公共事業費の内訳で、道路や橋、河川など個別工事ごとの予算額を指す。毎年度の政府予算が成立した後、国土交通省、農林水産省などの事業官庁が発表する▼地元にとっては一大関心事で「満額」かどうかに一喜一憂する市町村も少なくない。この箇所付けを巡り、内閣改造で就任したばかりの簗和生農相が今年5月、地元・栃木県の2市町について「本年度の道路予算は大幅にカットした」と発言していたことが明らかに▼簗氏は当初「回答を差し控える」と繰り返したが、急きょ開いた再会見で「誤解を招くような言いぶり」だったと軌道修正。箇所付けの内容を報告しただけと弁明し、国交省への働きかけは否定した▼元議員秘書に聞くと、選挙区の箇所付けをいち早く入手し、市町村に情報提供するのは大切な仕事という。正式発表に先駆けて伝えれば「あの先生はできる。影響力がある」という評判にもつながる。実際に国会議員は道路予算に影響力があるのか。「どうだろう。県議会のドンじゃあるまいし」▼福岡県議会の正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑では新たに元議長が、自民党県議団幹部の求めで約600万円を支払ったと告発した。疑惑の中心に位置するのが、ドンと呼ばれた元大物県議である▼世の中を斜めに斬るアンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』から〈政治私[わたくし]の利益のために国事を運営すること〉。これが案外まっとうな見方に思えてくる。臨時国会はあす召集。高市早苗首相が所信表明に臨む。(熊本日日新聞・2026/10/04)
【水や空】農相発言 国会議員の選挙で与党の候補者はほぼ例外なくこう訴える。「国政とのパイプ役として働かせてください」。ただ、このパイプには感情があるから、機嫌を損ねると曲がったり詰まったりすることがあるらしい▲「2市町の道路予算を大幅にカットした」-簗(やな)和生農相が就任前の5月、地元の会合でこう発言したそうだ。週刊誌が音声付きのネット記事で報じた▲2月の衆院選で2市町の首長が自身を応援しなかったことが理由という。事実とすれば露骨な意趣返しと言うほかない。大臣は予算削減の働き掛けを否定しているが▲担当者の心情を想像してみる。予算を余計に積み増すやり繰りに比べれば削る作業はおそらく簡単だ。それに、後から「なぜ削らなかったのか」と詰め寄られるのは厄介だ…と考えたとしても不思議ではない。そこにこの話の真実味を感じる▲「誤解を招く発言だったとすれば申し訳ない」-。もう何度書いたか分からない。問題発言を聞こえた通りに問題視することを「誤解」とは呼ばない。「カットした」のが事実に反する言葉ならただのウソつきだし、事実なら閣僚としての適格性に大きな疑問符がつく▲地元への利益誘導もその逆も、そろそろ昔話にしてほしい。しかし、政治の現実はそうではない。気分がざらつく。やな感じ。(智)(長崎新聞・2026/10/03)

 「政治は利益誘導だ」という表現は美しくないが、洋の東西を問わず、そうだったんではないでしょうか。日本の政治家で、人気が常に高い田中角栄氏。たぶんは、彼が本物の政治家でああったと評価できるなら、「選挙区への利益誘導」こそが政治家の第一の任務と心得て実践したからでしょう。誤解されそうですが、彼は選挙区への利益誘導から始まって、日本という国への利益誘導にまで拡大していったのも事実です。もちろん「毀誉褒貶(毀誉褒貶)」の夥(おびただ)しい政治家だったから、大いに誤解もされてきたのです。これはこれで、また別種の議論が必要でしょうね。

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「徒然に日乗」(1235~1241)

◎2026/10/04(日)〔「円安で苦しい」トランプ発言招いた8カ月の不作為 次の壁は防衛費 高市政権が発足した25年10月から26年6月までの間で、10年債利回りはおよそ1%上昇した。大和総研はそのうちタームプレミアム(リスクに応じた上乗せ金利)が0.7%分あると指摘。投資家の先行き不安が国債売りを強めたことがわかる。/日米の次の関門は防衛費。米国は同盟国に防衛費を国内総生産(GDP)比で3.5%に高めるよう求めており、日本も目標の引き上げ議論が本格化する。財源なき防衛費の増額となれば、市場に再びさざ波が立つ。/長期金利の安定はベッセント氏の悲願。一方で防衛費の増額はルビオ国務長官が所管し、トランプ政権内の利害も交錯する。高市政権とトランプ政権の間合いは予算議論が進む年末に再び難所を迎える〕(日経新聞・2026/10/04)〔NY債券、長期債反落 10年債利回り5.27% 金利先高観で、雇用統計受けた買い続かず 【NQNニューヨーク=横内理恵】2日のニューヨーク債券市場で長期債相場は反落した。長期金利の指標となる表面利率4.625%の10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は安い)5.27%で終えた。米長期金利の先高観や需給悪化への懸念が根強かった。同日発表の9月の米雇用統計が低調で長期金利は低下する場面もあった〕(日経新聞・2026/10/03)▼日米ともにインフレ・物価高・債券安の「トリプル不整脈」に悩まされている。主因はもちろん「イラン侵攻」にある。この帰趨は、現段階ではだれも見通せないのだから、経済不況(インフレ・物価上昇)はさらに続くとみるべき。日米のどちらがより重症なのか。どちらも、というほかない。▼台風27号は太平洋南海上に逸れるようで、ほっとしている。この間に、痛めつけられた各地の被蓋の復旧が進むとといいのだが。(1241)


◎2026/10/03(土)
「日経平均68,309.46 -647.26 NYダウ51,176.96 +250.40 ドル円157.84-86 -0.53円高 NY原油91.26 -1.61 長期金利3.090 -0.005」「【ロンドン=山下晃、フランクフルト=五艘志織】フランス国債を中心とした欧州金融市場の動揺が続いている。ロイター通信などによると、2日の欧州金融市場で仏10年物国債の対ドイツ利回り差(スプレッド)は一時1.50%付近まで拡大。ユーロ圏の銀行株安に波及するなど「ユーロ危機をほうふつとさせる」といった声も出ていた。」(日経新聞・2026/10/03)米国債が売られ(長期金利が上昇)、ドルが売られて、その影響がフランスに向かう。まさに日米両国発の世界金融危機の号砲が鳴ったのだ。ぼくたちが考えている以上に、首相・財務大臣は「金融・財政」、つまり経済運営のど素人だということだろう。▼久しぶりの快晴、かつしのぎやすい気温だったので、午前10時前から午後2時まで、庭仕事など、久しぶりの長時間だったので、すっかり体力は消耗してしまったようだ。「鬼(台風)の居ぬ間の洗濯」と、うまい具合に事が運ぶといいのだが。(1240)


◎2026/10/02(金)
「日経平均68,309.46 -647.26 NYダウ50,926.56 +20.51 ドル円157.70-72 -0.67円高 NY原油89.29 -3.58 長期金利3.090 -0.005」(日経新聞・2026/10/02)「トランプ米政権の日本への要求が貿易から金融、財政にまで広がってきた。高市早苗政権は「脱リフレ」を強調して米国の攻勢をかわす狙いだ。日本には歴代米政権の圧力で政策の修正を迫られてきた歴史がある。/トランプ大統領は9月22日の日米首脳会談で、高市首相に円安への懸念を伝えた。/首相は10月1日の日本テレビのインタビューで、トランプ氏から「円安によって米国の貿易が苦しい」と話があったと明かした」(同上)▼「日銀が1日公表した主な意見によると、9月の決定会合では内閣​府の出席者が「今回の(​利上げ)決定につき説明責任を果‌たす⁠とともに、既往の利上げが累積的に与える影響について十分点検していただきたい」​とした上​で、「⁠今後は、日本銀行が推計した中立金利も踏​まえて検討していく必​要が⁠あるのではないか」と発言している。金融市場や政府関係⁠者の​一部では、さらな​る利上げに慎重な発言と解釈するこ​とが可能との見方が出ている」(Reuter・2026/10/01)▼「【ニューヨーク=竹内弘文】米国の長期金利に上昇圧力がかかっている。代表的な指標である米10年債利回りは米東部時間1日午前10時(日本時間同日午後11時)ごろに一時前日比0.06%高い5.34%に上昇(債券価格は下落)して2002年4月以来、約24年ぶりの高水準を付けた」(日経新聞・2026/10/02)▼まるで新聞記事の寄席集めみたいになっているが、ぼくはこの国の経済破綻を本当に心配している。地震や台風どころの災厄だと思っているのだ。インフレ、円高の要因について、どうしてメディアは当たり前の報道をしないのか。報道規制がとられているのだろうよ。(1239)


◎2026/10/01(木)「日経平均68,956.72 +2203.00 NYダウ50,906.05 -443.87 ドル円158.17-19 +1.27円安 NY原油92.26 +1.84 長期金利3.095 +0.035」(日経新聞・2026/10/01)▼台風26号は伊豆諸島付近で温帯低気圧に変わり、房総半島はほとんどその影響を被らなかったのは幸いなことだった。今年は台風のあたり年と早くから予想していたが、この後には、間を置かずに台風27号が劣島を狙っているのだ。▼午後9時半前に房総半島北東部で震度3の地震発生。「泣きっ面に蜂」状態になるのだけはご免被りたい。(1238)


◎2026/09/30(水)「山の郵便配達夫」という映画を観る。「『山の郵便配達』(やまのゆうびんはいたつ、原題: 那山、那人、那狗、直訳: あの山、あの人、あの犬)は、1999年製作の中国映画。監督は霍建起(フォ・ジェンチイ)。彭見明(ポン・ジェンミン)による同名の短編小説(原題『那山那人那狗』)を原作とする。長年に亘って中国の山岳地域に手紙を届けてきた郵便配達人が足を痛めて引退を決め、後を継ぐ息子と一緒に最後の配達をする過程で、息子が父親と手紙の受取人たちから多くを学ぶ姿を描く。湖南省の南西および南部の綏寧県と道県で撮影され、劇中のトン族の村の夕刻の祭で蘆笙の踊りも披露された」(Wikipedia)何年も前に、先輩のKさんがとてもいい映画だといわれていたもので、漸く観る機会に恵まれた。いろいろと感想が沸くが、まとめることが難しいように思う。中国にも、このような「映画」が作られていることに、やや意外の感もする。1999年制作。▼朝から晴れてはいなかったが、「台風接近」の予報ほどには悪化しない。「台風26号(スリゲ)は八丈島の南南西にあって、北東に進んでいます。夜にかけて八丈島など伊豆諸島南部は激しい雨に注意が必要です。10月1日(木)は台風が東に離れ天気が回復に向かうものの、海上は高波が続きます。天気が回復しても油断はできません。/関東南部は今夜以降、活発な雨雲がかかる可能性は低くなっています。大雨被害の影響が残っている千葉県では少しの雨でも災害が起こりやすくなっていますので、台風が離れるまで念のため注意が必要です」(WN・2026/09/30)▼雨は勘弁してほしいと、心底から願っている(1237)


◎2026/09/29(火)
終日曇り空で、時には雨も降りだした。台風25号の爪痕がまだ残され、各地では懸命の復旧作業が行われているのに、次の台風(26号)が、同じようなコースをたどって関東地方に進路を取っている。太平洋南方に逸れてくれることを念じている。▼「日経平均65,481.27 -396.35 NYダウ51,481.51 -347.11 ドル円157.20-22 -0.02円高 NY原油91.18 -1.42 長期金利3.085 ±0.000」「崩れぬ円安構造、政府の『隠し玉』に在庫なくしぼむ日銀利上げ期待 ついにトランプ米大統領も円安けん制の口先介入に加わったようだ。この1年、あの手この手で円安阻止に精力を傾けた政府だが、円安構造は崩れず、打つ手も次第に限られてきた。市場の注目は円高要因になる日銀の追加利上げに向かうが、こちらもあまり期待できそうにない」(日経新聞・2026/09/29・18:00)(1236)

◎2026/09/28(月)「日経平均65,877.62 -486.58 NYダウ51,828.62 +478.64 ドル円156.91-92 -1.18円高 NY原油95.30 +2.89 長期金利3.085 +0.010」(日経新聞・2026/09/28)▼「米中同盟」「肩を並べて米中は日本ファシズム侵略と戦う」という両首脳のスピーチに対して、日本のマスメディアは、極めてかたよった報道をしていて、まるであらゆる新聞が「サンケイ化」したといっていい。米中関係に楔(くさび)を打つどころか、日米関係の根拠・根底を崩されたといっていいと思う。まさに「マスメディア」は、政権に引きずり回されて「反中」、「反米」になっていることに気が付かないというお粗末極まりない自国認識で、まさにマスメディアは「第四権力」に組み込まれてもらったわけ。「ご同慶の至り」と祝杯を上げたであろう。それが毒杯だったと気が付いた時は、もはや「お陀仏」になっている時だ。「ドナルド」と馴れ馴れしく口にするものではないと、忠告・諫言する人間がどこにもいないという情けない状況。メディアは「官邸」の指示や指令(命令)に唯々諾々と従ってしまっている。この先、どこにいくつもりだろうか。「一連托生」か(1235)

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