
この「総理大臣」を選んでしまった「ツケ」を、これからも払い続けなければならないのでしょうか。誰でも国会議員になれる資格はあるし、国会議員であれば、首相になる人を選ぶ権利も、自分が首相になろうとする権利も持っています。代議制民主主義というもののいいところでもあり悪いところでもあります。今の首相には、あるいは二つの心が住み着いているのではないかと思う。その一つは、小心翼々で、他人の評価は何よりの強壮剤で、その点では極めて陳腐極まりない心の主でありながら、他方では、その小心(timidity)の裏側にあって、まるで自分には何でもできるという尊大な野心を隠さない強引さがあります。「国を強くする」という一点において、この御仁は明治期の「帝国主義」時代に先祖返りすることを画策しているのですが、その心は「空虚」です。はたして自分が本当にやりたいこと、国家権力者としてやりたいことがわかっているのでしょうか。ぼくにはとてもそうは見えません。

端的にいえば、首相(総理大臣)になることだけが願いであって(Her only wish is to become Prime Minister.)、なってみれば、その地位を守るためには何でもするほかない事態に陥っているのでしょう。何日も寝ていないとか、あれもこれも精いっぱいという「頑張り」を吹聴するのは、自分には何もないからであって、自分はこんなに頑張っている、そんな私を認めてくれないはずはないといいたいだけです。困ったものだと放置しておれない、ある意味では破滅人間の窮状ではあります。バカは死ななきゃ治らないと、だれが言ったか。たぶん、死んでも治らないと思う。一刻も早く職を辞してほしい。この人物には「オリジナリティ(創意)」は微塵(みじん)もありません。すべてが他者の模倣。強面の振る舞いも目に余る媚態も、あるいは自己慢心も自己弁護も。こんな不埒な人物を持ち上げる、いわゆる「提灯(ちょうちん)持ち」も、予想外にたくさんいたものです。「ある人の手先となってそのひとををほめてまわること。また、その人」(デジタル大辞泉)はっきり言って、心にもない、自分を偽ることでしか国家に貢献しえないというのは、いかにも空恐ろしいことではないでしょうか。

高市首相が多忙ぶりをアピールしている。自身のX(旧ツイッター)で20日午後10時半ごろ「就任以来、0~3時間睡眠が常態化」と投稿。明け方まで資料を読み込み、合間を縫って家事をする日常の苦労を訴えた。X上では「命懸けで頑張っている」「国会に出たくない言い訳だ」と賛否が分かれた。/首相は今月の週末について、21日に閣議決定した高市政権初となる経済財政運営の指針「骨太方針」や、国会答弁に向けた資料の読み込みなど「書類の山と格闘して過ごした」と説明した。共同通信の「首相動静」によると、今月の土日と祝日の計7日間のうち、5日は終日公邸から出なかった。/今回の3連休は「数千通もたまってしまったメール処理で月曜の明け方まで仕事に追われた」と明かした。20日は「久々に5時間も睡眠を取れた上、大量のハンカチやインナーのアイロンかけと、お裁縫を一気に処理」したとつづった。/平日は「公邸に戻ってから風呂掃除、入浴、夕食、夕食後の洗い物、洗濯、簡単な掃除まででプライベートな時間は精いっぱいだ」と吐露した。(共同通信・2026/07/21)


【有明抄】おまじない 痛っ。プロ野球で打者がデッドボールを受ける。顔をゆがめて倒れ込む。そこにスプレーをシューっと吹きかけると、何事もなかったかのように一塁へ◆スプレーの大した効果のように見えて「ほんとうは、効かないんです」。コピーライターの糸井重里さんが自ら使った体験を語っていた。あれは「イテーッ」と苦しみもだえる選手に、シューっとやるおまじないのようなもので、それが終われば「痛くないことにしよう」という儀式なのだと。本当かしらん◆スポーツの世界でなくても、おさな子がけがをすれば、手を患部に当て「痛いの痛いの飛んでいけ~」とおまじないをする。こちらは科学的にも根拠があると九州大の研究チームが突き止めた。ふれたことを脳に伝える「触覚神経」が痛みを抑える働きをしているという◆谷川俊太郎さんに「手と心」という詩がある。〈手を手に重ねる/手を膝(ひざ)に置く/手を肩にまわす/手で頰に触れる/手が背を撫(な)でる/手と心は仲がいい〉…。言葉以上のものを語りかける、ひとの手の不思議さを思う◆きょうは二十四節気の「大暑」。文字通り暑さが極まるころ。土いきれで吸う息まで熱い。熱中症を防ぐにも、手のひらを冷やすのが効果的らしい。厳しい夏を無事乗り切れますように。他人のことも、自分自身もいたわれるわが手に、そう念じてみる。(桑)(佐賀新聞・2026/07/23)
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ストリーツ・オブ・ミネアポリス
ああ ミネアポリス
おまえの声が聞こえる
血の霧を越えて
歌い続ける声が
ここは俺たちの家
それでも奴らは殺し
歩き回った
’26年の冬
この大地のために
この街に生きる異邦人のために
立ち上がろう
俺たちは忘れない
名を奪われた者たちを
ミネアポリスのストリートで
俺たちは忘れない
俺たちは忘れない
Streets Of Minneapolis
Oh our Minneapolis, I hear your voice
Singing through the bloody mist
Here in our home they killed and roamed
In the winter of ’26
We’ll take our stand for this land
And the stranger in our midst
We’ll remember the names of those who died
On the streets of Minneapolis
We’ll remember the names of those who died
On the streets of Minneapolis
(https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/info/580655)
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*Bruce Springsteen – Streets Of Minneapolis (Official Lyric Video)(https://www.youtube.com/watch?v=GDaPdpwA4Iw&list=RDGDaPdpwA4Iw&start_radio=1) (cf.:https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/info/580831)
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