アトハノトナレヤマトナレ

 国会は国権の最高機関であるといわれているらしいし、その「立法府」は、時に首相や誰やらの「都合」で開いたり閉じたりする、まるで手前勝手な「自動ドア」のような仕組みになっているらしい。ぼくもいつの間にか、反射(反社)神経が鈍麻してきて、自分では大丈夫だと思いつつも、泥沼にはまり込んだり、小石に躓いたりすることが多くなりました。そう、まるで魔が差したように「国会審議」視聴に時間を割いてしまっているのです。不発弾化した「地雷」を踏んだような、お風呂の中で「おなら」をしたような、なんともこそばゆい感覚を通り越して、自然に、怒りよりも涙が出るような仕儀に至っています。こんな国に誰がした、ってね。本当にボケたもんだなあ、と我ながら悲しくなります。

 先日(07/06)、参議院の決算委員会中継を、何を血迷ったか見てしまった。冒頭に政権与党のやくざ議員でもあるN委員長が、驚くべき荒唐無稽な「国債発行論」「日銀(政府の)子会社論」「借金(国債発行)無限可能論」を開陳していました。見てはいけない、聞いてはいけないものに鉢合わせをしてしまった。この国ではどんなに馬鹿な国会議員たちが偉ぶっているか、小学生が聞いても呆れる「借金=資本論」を京都選出の税理士議員が滔々と述べ始めました。その昔、ぼくは京都に住み、たった一度だけだったが、N議員と同じ場で講演をして、実に嫌な気分にさせられたことを今回も思い出しました。彼は「自分は偉い、誰よりも偉い」という証明不能の話をいかにも「さもありなん」と述べる悪癖の持ち主。

 国の借金である「国債」は無際限に発行できる。どんなに借金が増えても国債発行(借り換え)で帳消しにできる(借換債)し、その国債は企業や個人投資家が買うので、その財布(資産)は豊かになり、国にはその分の税収が入るという。どんな経済学・インチキ財政学か知らないが、出鱈目(でたらめ)の限りを開陳している、その演説中にも「長期金利」は上がり(一時3%超えも)、円安は加速し(一時163円超えも)、と外国の投資家たちは、わけのわからない亡者に付き合えないと自己資金を確保し出したのでした。いったい何処で勉強したのか(たぶんS大学卒、琵琶湖のある県です)、埒もない狂った話を委員長として披瀝し、あろうことか、これもまた嘘吐きが真珠で飾っている首相に「賛意」を求めたのです。政治も政治家も終わっているというほかない事態です。国の借金は「国債発行」で帳消し(チャラ)にできるなら、どうして国債の金利が一気に上がるんですか。円安がさらに激しくなって「日本売り」が加速するのは、国の借金残高が膨らんで、返済の当てもない、つまりは国家財政の破綻が近いと読むからでしょう。

 こんなところでいっても無意味ですが、それでも言っておく。国会の議席を占める政党の数は実にたくさんありますが、要は「与党」が圧倒的多数を占めているということ。看板は「野党」かと思わせながら、やることなすこと、まさに「与党(権力者界隈の住人)然」、そんな偽物ばかりです。だから、どんな嘘吐き首相でも脱税裏金議員でも、いっぱしの口を利くのでしょう。なにが「重要法案」かなどわかりもしないで、贔屓筋の支持をつなぎとめることなら、どんなことだってし遂げてみせるという、そして「あとは野となれ山となれ」というばかりの無責任、不誠実です。いうまでもありませんが「贔屓筋」とは「旧統一教会」という似非宗教(カルト)団体や『日本会議」を名乗る右翼集合体等々のライトウィングです。

 「皇室典範」改正法案が衆議院で可決されました。参議院でも可決される見通しという。以前にもどこかで触れましたが、現首相は「石橋湛山」を出汁(だし)に使っているようです。その湛山氏は息子を戦死させた父親でもあり、「靖国神社」廃止論者。また、首相は天皇制絶対支持論者だそうですが、昭和天皇以降の歴代が靖国参拝を「拒絶」されている事実(A級戦犯郷氏を理由とされる)を知っていて、恒例の祭祀・例大祭には「参拝」してきたし、今もなお、参拝の意志を隠さない。権力奪取のために偽装した、自分の俄か仕込みの教条のため、また苦心の末に入手した「首相の地位」を固守するためには多くの国家主義的教条の持ち主たちの支持を得たいがために、たったそれだけで、「似非右翼」「俄か国家主義者」を偽っているんですね。「参議院で皇室典範」改正法が提案通りに可決された、その時を以て、「象徴天皇制」が潰えた日と、後に、歴史事実として後世は知らされことになるでしょう。あくまでも「堕ちろ、墜ちろ」と、ぼくは唱えている。

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旧統一教会の韓鶴子総裁に懲役13年求刑 政界への金品提供巡り 政界に不正な金品を贈ったとして政治資金法違反罪などで起訴された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)被告(83)の論告求刑公判が10日、ソウル中央地裁で開かれた。特別検察は懲役13年を求刑した。韓国メディアが伝えた。 韓被告は最終弁論で「私は金で権力をむさぼることはしない」と訴えた。弁護側は無罪を主張し、結審した。判決は8月31日。(以下略)(毎日新聞・2026/07/10)

(ヘッダー写真は「I Love いしがき2月20日 ·朝日新聞2026年2月19日付に載った中村和史さんの投稿 「『心はどこにある?』と問われて」 の切り抜きコピーです」を借用させていただきました)

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