インフレ増税も、一つの政治だって

【卓上四季】円安を写す 若年層を中心に人気が再燃しているという。使い切りカメラの「写ルンです」のことだ。スマホなどに押されていた時もあったが、現像までのわくわく感やデジタルにない画質が受けているとか。富士フイルムが20年ぶりに新商品を売り出すというから驚きだ▼ちょうど40年前の1986年7月に発売された。カメラではなく世界で初めての「写真の撮れるフィルム」という発想で開発され、17億本を売る大ヒットに(「日本のものづくり遺産Ⅱ」)。国立科学博物館の未来技術遺産に登録された▼40年前と現在は円の水準が同じである。先週は162円台をつけた。もっとも80年代後半は日本経済が強い時代で円高が進行している時だった▼その後バブル景気に突入し、はじけてからは長期低迷に陥った。残念ながら今は下がっている局面で行き着いた円安である▼高市早苗政権は「強い経済」をしきりに訴える。だが弱い円のままで実現できるだろうか。近く決定する骨太方針では人工知能(AI)や防衛産業など17分野に、官民で370兆円投じる目標を掲げる。財政規律なきバラマキとみなされれば円安はさらに進み暮らしへの打撃はますます深刻になる▼強くなくても、無理に最先端を追わなくてもいい。得意のものづくりを伸ばす環境を整えることこそ成熟国家にふさわしくないか。(北海道新聞・22026/07/06)

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 ほぼ毎日のように買い物に行く。好きだからではありません。何かと買うものが出て来るからで、そのつど街中のスーパーに出向く。圧倒的に多いのは毎日の食料品であり、これも一日も欠かせない猫の食料品です。事、食料品に限ってみても、一年前よりもかなりの値上げになっていることを実感しますし、猫の缶詰類に限って言えば、おそらく軒並み、5割以上の値上げということになっていると思う。ぼくもかみさんもどちらもマメな方ではありませんから、いわゆる「家計簿」の類は一切付けたことはないので、細かい数値は出せないけれど、肌感覚で、物によっては2倍などというものもいくらもあります。

 ぼくは日本茶が大好きで、それも何十年と同じ銘柄の同じ種類の商品を買っています。買い出したのは二十年も前くらいですから、この間の物価上昇も平均すれば大したことはないのでしょうが、少なくとも、この1~2年に限定してみれば倍になっていると思われます。仮に他の商品も同じような値上げがされていたとするなら、毎日の食糧費負担増は大変なものになるはずです。また、猫の缶詰類なども、この2年間で、軽く2倍に値上がりしています。なけなしの生活費が、あっという間に底をつく、そんな明け暮れを余儀なくされているのです。

 国家の財政・予算などに興味を持ったところで、当方で如何ともできないわけですから、端(はな)から無関心かというと、けっしてそうでもありません。当然のことですが、納税者の意識がぼくにはありますから。たとえば、本日の北海道新聞コラム「卓上四季」に描かれていることに関して、ぼく自身も普段考えている通りのことが指摘されていると読めました。「高市早苗政権は『強い経済』をしきりに訴える。だが弱い円のままで実現できるだろうか。近く決定する骨太方針では人工知能(AI)や防衛産業など17分野に、官民で370兆円投じる目標を掲げる。財政規律なきバラマキとみなされれば円安はさらに進み暮らしへの打撃はますます深刻になる」という、無能政府の大風呂敷ぶりです。いかなる成算もなく、机上の空論を作り上げて「2040年までに、17分野320兆円」を積み上げただけでしたが、はたして官民一体事業で成功の見込みがあるのでしょうか。これまでにあったでしょうか。ことAIに限定してみると、米国GAFAだけでも投資額は年間で50兆円、次年度は80兆円と言われています。数年先も読めない、様変わり分野に、十五年先の見取り図が書けるはずもない、これまた出鱈目ぶりというほかありません。

 最近の円安と長期金利の上昇は、この国の経済をさらに窮地に追い込むばかりです。つい数日前には円安は163円近くに下落し、長期金りは2.8%まで上昇しました。また、少なくとも食料品の物価上昇率はおそらく、ぼくの肌感覚では10%近くに上っているように感じます。ことさらに「増税」を実施しなくても、物価高騰による消費増税が顕著になっていますし、政府はそれをいいことに「物価抑制」の方向を探ろうとはしないままで、増税分の水増しで、対GDP比率で国債残高の割合が減少していることを最大の成果のように見せつけています。まさしく、詐欺師の手法。

 25年度の税収84・2兆円、6年連続で過去最高に…物価高や賃上げで消費税・所得税増える 2025年度の国の一般会計税収が84・2兆円程度となり、初めて80兆円を超えたことが2日、政府関係者への取材で分かった。物価高や賃上げなどによる影響で、消費税や所得税の税収が増加した。
 政府が補正予算案を編成した昨年11月時点では、25年度の税収を80・7兆円程度になると見込んでいたが、3・5兆円程度上振れした。24年度の75・2兆円から9兆円の増で、6年連続で過去最高を更新した。
 毎年度の税収は、3月期決算企業の法人税などが入る5月分までが集計対象となる。財務省は近く25年度分を発表する予定だ。
 所得税は、24年度から4兆円増の25・3兆円となった。基礎控除などの見直しで「年収の壁」が103万円から160万円に引き上げられ、多くの人にとって減税につながる一方、減収分を賃上げなどによる増収分が上回った。堅調な企業業績を背景に法人税収も前年度を上回り、21・7兆円に上った。消費税収は26兆円となった。(読売新聞・2026/07/02)

 24年度と比較して25年度の税収増は9兆円とされます。上掲の読売新聞記事によると、「25年度の税収84・2兆円、6年連続で過去最高に…物価高や賃上げで消費税・所得税増える」とあります。経済成長が著しく進んだ結果の「税収増」でないことは明らかでしょう。「積極財政」という、税金の使いまわしによる「税の迂回」を繰り返しているだけではないでしょうか。いずれ、このような「からくり」がだれの目にも通用しなくなる時が来る、その時期は直前にまで迫っていると、ぼくなどは感じています。日銀は、従来、「物価の番人」と称されていましたが、今では「株価の番人」という、中央銀行の成れの果ての無残です。故元総理は「日銀は政府の子会社」と嘯(うそぶ)いたことがありましたが、事態はさらに深刻の度を加えているように見えます。「金利を上げるな」と政府から脅されているとしか考えられなような、無責任な「財政運営」ですし、このままでは日本の国債は、さらなる投げ売りに遭うでしょうし、円安は170円はおろか、200円まで行くだろうという恐ろしい予想を隠さないアナリストが一人や二人でないことは何を意味しているのでしょうか。

 「強くなくても、無理に最先端を追わなくてもいい。得意のものづくりを伸ばす環境を整えることこそ成熟国家にふさわしくないか」と「卓上四季」氏は虚しいことを言われます。もうその時期はとっくに過ぎたでしょう。どう転んでも、あるいはいかに逆立ちしても「経済再生」は、この島国ではありえないことを認めるべきです。「夢よもう一度」という、その「夢」は、ぼくに言わせれば「悪夢」の再来にしか思われないんですね。ぼろぼろになった、素寒貧状態から、果たして立ち上がれるかという、その可能性・選択肢はありません。否も応もなく、「泥をかぶって再出発」するほかに道はないようです。そんな危機そのものに置かれているのに「国旗損壊罪」だの「皇室典範」だの、「副首都法案」など、なんという寝言を言うものかは。「少子高齢化」というのは、いわば自然現象です、仇やおろそかな人為的手法で何とかなるようなものではないでしょう。

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「徒然に日乗」(1144~1150)

◎2026年07月05日(日)梅雨前線が劣島南海上に張り付いているせいもあって、九州熊本・長崎地方では「線状降水帯」発生。このところ、台風(9号、10号)が連続発生し、今のところ、劣島への影響は限定的だそうだが、台湾などへの直撃コースをたどっている。▼本日は終日自宅に。ほんの少し敷地の外部分の除草をやった。新しい刈払い機は、どうやら不十分(貧弱)なものだったようで、少し草深い場所では一気にバッテリー電源が落ちるのだ。(1150)

◎2026年07月04日(土)終日、曇天。台風9号が急激に勢力を強めて西進中。劣島への影響は避けられそう。▼長期金利が高騰。円安も160円近くに張り付いたまま。物価高騰は進行中。詰まりは「インフレ増税」という経済運営ならぬ、惰性政治をしている政府財務省の政策に大問題あり。石油不足と相まって、一気にか、徐々にか、経済破綻が生じるだろうと思う。(1149)

◎2026年07月03日(金)曇りがちの一日。新たな台風も発生。九州方面では「線状降水帯」が続発し、その被害が方々で生じている。▼午前中に茂原まで買い物に。毎日のように感じるのだが、「インフレ増税」が勢いを失わないで促進している。聞くところによれば消費物価の高騰による増税分を含めて、前年度より9兆円も水膨れしたという。見せかけのGDP拡大によるまやかしを本格的に採用している亡国内閣だ。一日も首相辞任の早からんことを。「日経平均69,744.07 +1010.92 NYダウ52,900.07 +594.83 ドル円161.13-14 -0.30円高 NY原油68.21 -0.48 長期金利 2.780 ±0.000」《「骨太ショック」国債揺らす 長期金利3%視野、財政リスクに市場警鐘 日本の債券市場が動揺している。長期金利は節目の3%が視野に入る。「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」の原案をきっかけに、積極財政に傾く高市早苗政権へ市場が警鐘を鳴らしている》(日経新聞・2026/07/03)(1148)

◎2026年07月02日(木)終日、曇り時々小雨の一日だった。▼午前中に買い物で、あすみが丘のスーパーに出かける。これまでは猫缶購入に出かけていたが、品物が売られなくなったので、行かなくなった、本日は久しぶりの買い物。相変わらずの雰囲気で、何処も同じ物価高。こちらの方が深刻に思われた。▼国会は末期症状を見せている。国旗損壊罪、皇室典範改正案、その他、重要法案が目白押しだが、与党だけの審議(ではないのだが)が進んでいる。▼「日経平均68,733.15 -1741.81 NYダウ52,305.24 -13.96 ドル円161.15-21 -1.52円高 NY原油67.20 -1.38 長期金利2.775 +0.075」(日経新聞・2026/07/02)(1147)

◎2026年07月01日(水)今年も半分が過ぎた。また台風が同時に二つ発生したという。梅雨前線の影響もあり、とても蒸し暑い一日。▼午前十時に自動車のバッテリー交換のために修理工場に行く。およそ一時間足らずで終了。近年のバッテリーは2~3年で寿命だとか、よくわからない理屈。▼ただ今、夜の9時過ぎ。室温26.4℃、湿度80%。▼「日経平均70,474.96 +412.64 NYダウ52,319.20 +136.46 ドル円162.69-70 +0.44円安 NY原油69.16 -0.34 長期金利2.705 +0.025」(日経新聞・2026/07/01)物価高と円安のコンビネーションを財務や日銀は放置したまま、それが内閣の方針だとして、米国は横目で見るだけなのか。(1146) 

◎2026年06月30日(火)本日で6月は終了。1年の前半の終わりだ。この国の政治にほとんど見るべきものがないままで、だんだんに国の形が崩れてゆくのを目の当たりに見ることになっている。こんなに無能なのに、開き直り、虚言を吐き、民衆の人権を大事にしないどころか、ほとんど歯牙にもかけない総理大臣、こんなのを国民は望んだのだとすると、「マゾ」の世界を見るばかり。選挙に失敗はつきものだからこそ、そのための民主主義教育だったにもかかわらず、その逆を行くことになってしまったのだ。▼午後には、昨日予約しておいた車のバンパーの修理のために工場に。希望通りに修復してもらったが、その際に、今搭載しているバッテリーが寿命だといわれた。明日、新しいバッテリーと交換の予定。現在の走行距離が9万4千キロ。次回の車検時にはおそらく10万キロを超えるだろう。その段階では廃車にするかも。「「日経平均70,062.32 +594.21 NYダウ52,182.74 +306.63 ドル円162.41-42 +0.59円安 NY原油70.96 +0.21 長期金利2.670 +0.040」(日経新聞・2026/06/30)(1145)

◎2026年06月29日(月)すっきりしない天気で、きわめて湿度は高かった。▼茂原まで買い物に行く際に、拙宅前の舗道に一本の笹竹が垂れ下がり、道をふさぐ格好だったので、竹を切る道具を取るためにバックしていた際に、道路わきのブロックにバンパーをひっかけ、外れてしまった。不注意ミスで、早速修理の問い合わせをし、明日の昼過ぎに予約を入れてもらった。大事にならないように依頼したが、さてどうなるか。▼家の猫に毎月のフロントラインを服用させているのだが、まだ5匹ばかりが残っている(6月分)。マダニの被害が各地から報じられているので、気を抜くわけにもいかない。他所の猫が3匹、朝夕食餌を取りに来る。なんとか、喧嘩をしないでくれるといいのだが。▼「日経平均69,468.11 +107.23 NYダウ51,876.11 -44.51 ドル円161.88-89 +0.26円安 NY原油70.07 +0.84 長期金利2.635 +0.040」(日経新聞・2026/06/29)(1144)

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