
虚言と一夜漬けと逆切れと ~ 「その三題、いただきましょう」とひきとって、「整いました」と粋な「オチ」をつければまさに「笑点」、「座布団一枚」なんでしょうが、不幸にして、ぼくには気の利いた頓智(機知)も洒脱の風も、何処を叩いても出てきませんので、まさに天を仰いで「切歯扼腕(せっしやくわん)」するばかりです。「本邦初の女性宰相」と鳴り物入りで迎えられた感のあった現首相。驚くべき、醜悪・怪異な言動をまき散らして、向かうところ敵ばかりの迷走ぶりで、彼女の登場を待っていたかのように、この国の弱体・瓦解が一気呵成に昂進したのは何の因果だったか。
(ヘッダー写真は「日本人の暮らし向き」・https://ameblo.jp/japanism2020/entry-12587724730.html)

ぼく自身の実感からすれば、想像していた通りの「食わせ者」だったというほかありません。実に魂消(たまげ)た御仁でした。「見かけはよいが、実質はよくない物。偽物」あるいは「表面はさりげなく見せて、実は油断のならない者」(デジタル大辞泉)と正・逆両用の説明がありますが、この御仁の場合は間違いなく「偽物」。この程度の「偽装好き・虚言癖」に手もなく騙されるのですから、彼女に投じた選挙民・党員方には無能・無知という言葉(レッテル)がふさわしいでしょう。選ばせる方も選ばせる方だが、選んだ方がもっと罪深いと、今になれば言えるでしょう。(にもかかわらず、支持率があまり落ちない不思議、そのわけは「調査に仕掛け」があったという、笑えない調査側の作為でしたね。これも早くから指摘されていましたが、やはり、でしたかね。ここまでくると「常軌を逸している」というほかなし。(潰れるべき運命にある国柄だ)

「鼻先知恵(はなのさきぢえ)」という表現があります。あるいはそんな「知恵」ならぬ「知恵」の持ち主をも指す語といえばいいでしょうか。「しったかぶり(一知半解・半知半解)」でもなく「訳知り顔」でもなく、文字通りに「一夜漬け(寝ないで)」で仕入れた、その場しのぎの、借り物(偽物)の「知識」です。辞書には「 目の前のことだけの考え。一時のがれの知恵。あさはかな知恵。鼻の先の知恵。鼻の先」(デジタル大辞泉)と出ています。「知恵」という語を使っているが、そんなものは「知恵」なんかでないことは明々白々。要するに自分をだまし、他人をだますための「口から出まかせ」を指す。こんな「借り物」「偽物」ばかりが口をついて出て来る人間が一国の首相だとしたら、可哀想なのは、その国の「国民」ということになる。まさしく、われわれの姿を言い当てられているのです。彼女は口を開けば、「寝てない」などというのは、いわゆる「一夜漬け」の受験生の勉強みたいなもので、その場が終われば無用の「ガラクタ」の仕込みに夢中で、それで「一国の宰相」と来るんですか、寝言は寝てから、ですね。だから、間違って覚えていても修正が効かないから、傍(はた)が迷惑するという仕儀になる。「台湾有事は日本有事」、「米国が支援」というのはどこ国の話か。この御仁が類まれな「能天気」なのは「間違い」を指摘されても(気が付いても)、訂正できないし、謝れないという点にあります。「誤魔化し一辺倒」の道を歩てこられたんですな。

物の順序からすると、もちろん、国民全体が彼女を「総理大臣」に選んだのではない。その前に「政党の代表」を選出する「党員選挙」がありました。単純化していうなら、党員票を二百程度も獲得できれば「党総裁」になれるし、そうなれば自動的に「総理大臣候補」となる。国会では首班指名がありますが、ここでも比較多数を獲得すれば「首相」に選出される(今回は、衆議院は237票、参議院は125票)。もちろん、その前に「議員」になる必要がありますから、衆議院選挙で当選することが必須条件となる。(いずれにしても、きわめて伯仲した票数で戦われた総裁選であり、首班指名選挙でした。それ故に「他候補の中傷動画」が拡散され、大きな成果を挙げた、という疑惑が出てきたのでしょう。「火のないところに煙は立たぬ」という。しかし、疑惑の本丸は「仮想通貨」「サナエトークン」でした。多分、これは首相本人も「中傷動画」拡散疑惑同様に、事前に知っていたはず。だから、「肉を切らして骨を断つ」類の芸当(綱渡り)で逃げ切りを図っているんですな)
(それにしても、嘘か真か、「私は寝ていない」などということを国会で臆面もなく発言する、その時、権力者に求められる「危機管理」はどうなっているんですか。「スパイ防止法」云々とやかましいことを言っていますが、怪しい詐欺師に、いともたやすく手玉に取られるような首相自身の拠点(事務所)に、白昼堂々と(スパイ)が入り込んでいるのも同然、とにかく「聞いた風な寝言」を止め、首相を辞めて、顔を洗って出直してほしいね。それこそが失われた国益をこれ以上増やさない、責めても行動選択でしょう)
【春秋】フキハラ 世の中にはいろんなハラスメントがある。パワハラやセクハラという言葉はすっかり定着。例えばアルハラは無理に飲酒を勧めること。リモハラは在宅勤務中やリモート会議での嫌がらせを指す▼ではフキハラは。ため息、舌打ち、ふてくされ、いら立ち…。不機嫌な言動を重ね、相手に精神的苦痛を与える行為だ。昨年12月には警視庁が警視正を処分した。日常的に不機嫌な態度で部下と接し、職場環境を悪化させたという▼ハラスメントとまではいかずとも、このところの高市早苗首相の不機嫌さが気になる。自民党総裁選に絡む中傷動画作成疑惑を巡り、野党から作成者と秘書の関係を追及されている▼首相はため息をつき、うんざりした口調で「私の総理としての業務時間も残念ながら確保できなくなっている」。的確に答弁しないことで時間を浪費しているにもかかわらず、質問する側に非があると言わんばかりだ▼フキハラの要因は大きく2種類あるという。一つは過労や寝不足、ストレスによって感情が抑えられないこと。もう一つはわざと不機嫌に見せて気を使わせる狙い。相手への支配欲が根底にある▼まさか後者とは信じたくない。首相は週末もほとんど眠らず、疑惑への答弁準備について「毎晩毎晩そんなことをしている時間はない」と言い切る。国会答弁は首相の大事な仕事。しっかりと寝て「そんなこと」ではない、と気付いてほしい。(西日本新聞・2026/07/02)
【新生面】寝てない首相 作家の色川武大は「ナルコレプシー」という病気に終生悩まされた。突然の睡魔に襲われ、時間と場所を問わず寝入ってしまう睡眠障害の一つ。その苦しさは本人にしか分からないとエッセーに書いている▼〈ものぐさ太郎という民話は、ナルコレプシー患者を描いたものであろう〉。色川の仮説である。うつらうつらしてばかりで働かない太郎に〈好んでそうしていたわけではないので、弁明のしようもなくて辛[つら]かっただろう〉と心寄せた▼こちらは寝る間を惜しんで働いておられる。高市早苗首相は先週の衆院予算委で、答弁の準備に忙殺されて「ほとんど睡眠も取っていない」と訴えた。疲れた表情でいら立つ様子は、確かに寝不足っぽい。体調が心配▼ただ、その一因は自民党総裁選での中傷動画疑惑だ。首相の公設秘書が関与を疑われ、野党に追及されている。準備の割に答弁は歯切れが悪く、秘書の国会招致にも応じようとしない。しまいには「陳述書を提出する」ときた▼質疑を嫌う理由を知りたい。まさか、弁明のしようがないわけではあるまい。終盤国会は再審制度の見直しなど重要法案の審議が控える。首相が堂々と速やかに疑惑を晴らせば、実のある論戦につながる。眠れぬ夜も減らせそう▼ちなみに、手元の辞書で「ものぐさい」を引くと①物事をするのがいやで気が進まない②気分がすぐれない。からだの具合が悪い③うさんくさい。疑わしい④とるに足りない-とあった。失礼ながら、首相は「ものぐさ」かも。働き者なのに。(熊本日日新聞・2026/06/28)

ともあれ、彼女は「首相」に選出された。なったら最後、「わたしは総理」とばかりに「箍(たが)が外れた」というほかないようなはしゃぎぶりであり、強面(こわもて)と泣き脅しのくり返し(強・弱の使い分けというあほな芝居)。これらの一連のパフォーマンスを「媚態(coquetry)」「逆切れ(losing my temper)」と言わずして何と言うか、となります。「ハラスメントとまではいかずとも、このところの高市早苗首相の不機嫌さが気になる」「首相はため息をつき、うんざりした口調で『私の総理としての業務時間も残念ながら確保できなくなっている』」「的確に答弁しないことで時間を浪費しているにもかかわらず、質問する側に非があると言わんばかりだ」とは「春秋」氏の指摘。「私はニッポンコクを背負っている」と、これも口から出まかせとは言いませんが、できもしないことを仰る「酩酊」「酔狂」ぶりです。(右は高知新聞・2026.03.06 19:04)
びっくりするような「悪い冗談」を真顔で話すのですから、「アンタ、大丈夫か」と言いたくなります。真夜中に秘書に何度も電話をかけていると、世間に口外するなど聴いたこともない。「しまいには『陳述書を提出する』ときた」わけですが、これで乗り切れると、歴々面々との相談づくなんですから、一巻の終わり。「質疑を嫌う理由を知りたい。まさか、弁明のしようがないわけではあるまい。終盤国会は再審制度の見直しなど重要法案の審議が控える。首相が堂々と速やかに疑惑を晴らせば、実のある論戦につながる。眠れぬ夜も減らせそう」とは「新生面」氏の優しい援護射撃の言です。彼女がやっていることは、まさしく「乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)」そのもの。決して一国を代表する権力者のやることではないでしょう。そして、いよいよ首相の「独裁ぶり」が指摘され出しました。「独裁」とは「独断で物事を決める」ありようを言います。深夜、誰もいない部屋で、それこそ「脂(やに)に塗(まみ)れて」の朦朧状態を連日連夜繰り返しているとは首相の言です。ホントかね。(早い段階で、財務大臣から「(仮想通貨は)まずいことになっている。注意するように」という忠言を得ていました)
首相の孤独な、かつ淋しい「独裁ぶり」を見ていて、まったく脈絡もないままに、耳の奥からある曲が流れだしていました。今のこの状況に相応しいかどうか、大いに疑問を感じながら、やはり「こんな女に誰がした」と、自他ともどもに尋ねたくなるのです。もちろん、還暦を過ぎた御仁ですから、誰でもない「自分がした、自分でなった」というべきでしょうが、ご本人の語るところでは、厳しい家庭教育を施され、「教育勅語」を諳んじたという来歴にも疑問符が付く。それって、ホントかね。はたして両親は、「教育勅語」を幼児教育の核心として彼女に与えたのでしょうか。それからそれから…。「教育勅語」を知っているとは思われない振る舞いですからね。

戦後焼け跡闇市は、運命を翻弄(ほんろう)された、明日をも知れぬ運命に弄ばれた人々で満杯状態、否も応もなく、各地各所で「屯(たむろ)」することを余儀なくされました。その中の一人の女性の「戦後の闇」を謳ったのが「星の流れに」でした。当初は「こんな女に誰がした」という題名でしたが、「反米感情を煽(あお)る」と、GHQから注文が付き変更して、「星の流れに」となりました。ぼくはこの歌も、小学生時代からよく歌いました。(後年には教室で)学生諸君の前で披露したこともありました。ここにもまた、一つの歴史があると感じたからです。(現首相に相応しいかどうかは、ぼくにも疑問。この曲の醸しだす「表面」の雰囲気だけのことで、深い仔細はありません)
(⁑❶ 星の流れに 菊池章子:https://www.youtube.com/watch?v=Xa0Jl71N7ag&list=RDXa0Jl71N7ag&start_radio=1) (⁑❷ 星の流れに 美空ひばり:https://www.youtube.com/watch?v=RzjW2__S8xI&list=RDRzjW2__S8xI&start_radio=1)

(一)
星の流れに身をうらなって
どこをねぐらの今日の宿
荒む心でいるのじゃないが
泣けて涙も枯れ果てた
こんな女に誰がした
(二)
煙草ふかして口笛ふいて
あてもない夜のさすらいに
人は見返るわが身は細る
町の灯影の侘しさよ
こんな女に誰がした
(三)
飢えて今頃 妹はどこに
一目逢いたい お母さん
ルージュ哀しや 唇かめば
闇の夜風も 泣いて吹く
こんな女に 誰がした
(作詞:清水みのる 作曲:利根一郎
歌唱:菊池章子 昭和22年(1947年)
東横映画「こんな女に誰がした」主題歌)
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
- すべては「仮庵(かりほ)」の宿り

- Nothing but bold statements.

- 煙草ふかして… こんな女に誰がした

- 命を大事にするって、どういこと?

- 「滅私」乱用の不用意、不見識を問う

- 数万人が依然として行方不明
