【新生面】みんなで渡れば 毒舌漫才で1980年代に一世を風靡[ふうび]したツービートのギャグに「赤信号みんなで渡れば怖くない」がある。禁止されていることでも、大勢なら抵抗感が薄れるという集団心理を皮肉った▼そのギャグを地で行くようだ。大手電力8社が長年、当事者となった裁判で法廷のやりとりを裁判官に無断で録音していた。不正と知りながら「正確な社内報告」を優先したらしい。原発の安全性を巡り住民から裁判を起こされる境遇は同じ。みんなで示し合わせていたとは思いたくないけれど▼ささいな違反と見過ごせないのはルールを軽視する業界の体質が透けるからだろう。原発の審査でも不祥事が後を絶たない。耐震データの捏造[ねつぞう]や審査資料の無断書き換え-。テロ対策の不備が相次いで発覚した社もあった▼そんな折である。経済産業省が廃炉となった原発を建て替える数値目標を初めて示した。人工知能(AI)の普及で電力需要の急増が見込まれ、2040年代までに2~5基の建て替えが必要だという▼政府が前のめりに旗を振る背景には、電力会社が将来的な見通しを立てて人材確保や投資をできるようにとの思惑があるようだ。とはいえ、いざ原発を造るとなれば巨額の事業費もさることながら、地元の同意が不可欠となる。真っ先に取り組むべきは業界の信頼回復だろう▼原発はひとたび事故が起きれば、深刻な被害をもたらす。安全性が何より優先される国策を、旧来の体質を引きずる業界に委ねて大丈夫か? そうツッコミを入れたくなる。(熊本日日新聞・2026/06/08)

もう二十年近く経つでしょうか。ぼくが担当していた授業(ゼミ形式)の受講学生が、同時に二人(男女)、東京電力に就職することになりました。ぼくの記憶では「福島原発事故の直前(一年前くらいだったか)でした。就職内定の報告を受けた時、「大きな企業の内部で、どんなことが行われているか、見られる範囲でよく観察してほしい」ということを話した。地震と原発事故が発生した直後に連絡があり、「社内では隠蔽工作が必ずやられている。注視していてください」と、ここでも余計なことを言いました。本当は、「就職が決まりました」と聞いた時、「どうしてそのような企業に勤める気になりましたか」と水を差すようなことを言ってしまいましたよ。ほとんど例学なく、「大企業」はよからぬことをしているものです。(右図は産経新聞・2026/01/21)
(ヘッダー写真:高さ22メートルの防波壁に囲まれた中部電力浜岡原発=2018年1月11日、静岡県御前崎市)(朝日新聞・2024/06/28)

大きな企業、世間でもてはやされている企業(に限りませんね)は、評判が立つのはそれだけの理由があるからで、その多くは「張りぼて」「看板倒れ」であって、ある意味では「世間に対して、自らを偽っていることが多い」のだから、できれば、別のところに就職した方が…、とぼくは誰彼なく、世間的に評価の高い企業(役所についても同じ)への就職組には進言してきました。「大きいことはいいことだ」というのは、どこかに無理があってのことだし、「名門」とか「一流」と偽称されるところは、その「看板」を維持するためにはわりない(理屈や道理の合わない)こともしているはずだという、ぼくの「偏見」「直観」がありましたから。その後、二人からは連絡はありません。会社の欺瞞を他人に伝える人はそんなにいるものではないでしょうから、当たり前だといえるかもしれないですね。あるいはすでに退職されたかもわかりません。(左図は産経新聞・2024/11/14)
ぼくは偏見を持っている人間であることを隠しません。世間を睥睨(へいげい)するような風貌をもつ個人や団体には、どこか「尊大」「無礼」なところがあります。あるいはこれくらいのことをして当たり前だという、呆れた「特権意識」とでもいうようなケチ臭い傲慢さがあるものです。平気で嘘をつくというのも、この類の人種には独特の特質でしょうか。加えて、大きな企業(民間)であれば、それだけで、官と一体化しがちです。官から民への「天下り」はいつの時代にも横行しているのは、その表れでしょう。電力会社の非行・犯罪等を見ていれば、その傍若無人ぶりが鼻につくほどに、ぼくには腐臭としか思われません。それが「一流」の証なんでしょうか。

法廷にカメラや録音機を持ち込むこと自体が、規律を乱すことになるでしょうし、まして無許可で写真や録音をとること自体が、そもそも「偉ぶっているが故の横暴」「故意の無知」としか言いようがないと思います。もちろん、一社だけでやっていたはずもないので、相談しないでも、連中の脳味噌の程度は同じような「悪」を思いつくものでしょう。つまり、「自分たちは偉い」と感違いをするのは勝手ですが、それをかさに着て世間をのし歩く、その馬鹿さ加減というものは、「自分たちは下々と違うのだ」から「電車賃はタダ」、「新幹線も飛行機代も」当然、無料に決まっているという不遜な扱いがこの馬鹿どもの感覚を鈍らせているんですね。(もちろん例外はある、まともな人もきっといる。顕微鏡で探さないと見つからない程度には、ね)
要するに「原子力村」と揶揄されるような「村民意識」が連綿と流れている、どうしようもない「仲間内」の悪弊は、限りなくこれからも続くでしょうね。その「ツケ」は必ず利用(消費)者に回ってきます。電気料金の決め方自体に、驚くべき「絡繰(からく)り」が施されている。あらゆる項目を投げ込んで「ちゅきん」は決まるというのは、どうでしょう。「給料」の額まで、先に電気料金に含まれているのです。これを「殿様商売(Lordly business)」というのでしょうか。これこそ「国家・国民を食い物にする」輩(怪物)というべきですよ。あの鬼平や鞍馬天狗は、とっくに死に絶えています。(右上写真・2026年1月6日(火)の中日新聞の第一面です。)
「東電柏崎刈羽6号機、15基目の再稼働 不祥事や不合格…2040年度「原発2割」は遠く」 東京電力柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の再稼働により、廃炉を決めた24基を除く36基(建設中3基)のうち再稼働した原発は計15基になった。国は原発の電源構成に占める割合を2040年度に2割程度とする目標だが、24年度は9・4%にとどまる。足元では不祥事による審査の白紙化などもあり、目標達成の見通しは立っていない。
柏崎刈羽原発は、先に予定されていた7号機の再稼働がテロ対策施設の設置遅れで延期され、6号機の再稼働が先行した。7号機の対策施設が完成するのは29年8月の見込みで、再稼働はその後にずれこむ。
北海道電力泊原発3号機(北海道)は、原子力規制委員会の審査合格を経て昨年12月に鈴木直道知事が再稼働に同意。27年早期に再稼働される予定だ。
一方、状況が厳しくなったのが中部電力浜岡原発3、4号機(静岡県)だ。再稼働申請に際して提出した、想定される最大の揺れ「基準地震動」のデータに、揺れを小さく見せる不正操作が行われていたことが判明した。規制委は今月、12年に及ぶ審査の白紙化を決定。見通しは立たなくなった。
日本原子力発電の敦賀原発2号機(福井県)は24年11月、直下に活断層がある可能性を否定できないとして、審査不合格となった。現在、再度の再稼働申請に向けた追加調査を行っている。(織田淳嗣)(産経新聞・2026/01/21)
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「徒然日乗り」(1116~1122)

◎2026年06月07日(日)日中は曇りがちだったが、夕刻からは雨が降り出した。気象庁は関東地方の「梅雨入り」を発表。特定の地域における「線状降水帯」の多発する梅雨とならないことを願うばかり。▼本日の午後にほんの少しばかり、植木の手入れ。残念ながら、梅雨入りまでにと考えていた、庭などの清掃作業・整理は間に合わなかった。(1122)
◎2026年06月06日(土)午前中に庭木の剪定を進めた。3時間ほどもかかったか。庭作業もほんの始まりだった。梅雨入り前には面倒な作業は終わりたいとは考えている。▼お昼過ぎに茂原に買い物に。帰宅後にも、庭作業を続けるつもりだったが、体力に自信がなかったので、本日は中止。(1121)

◎2026年06月05日(金)曇天の一日だった。いくばくかの被害をもたらした台風6号の後に続いて「梅雨入り」が劣島の西部(九州方面)から始まっている。▼今月予定されている「高校の同窓会」への出欠の返事を数日前に出しておいたが、今回の幹事役のY氏に電話で、欠席の理由を伝えた。一度も出席したことがない同窓会だったが、この先に出られることがあるだろうか。この少し前にTさんにも電話。彼は、小生が出なければそれに合わせるということだった。全体の同期生(昭和38年卒業生)の中で、すでに物故された人がおそそ40人ほどだという。▼いよいよ、日本沈没が始まったようだ。補正予算3兆1千億円の全額が特例国債(赤字国債)である。円安は160円に届いて、この先もさらに円安は続く。長期金利も高くなりつつあるのだから、「日本売り」はさらに進むだろう。そのような危機に対して、まったくの無反応の政治界経済界。重油不足にナフサ不足は、不景気に拍車をかけている。「日経平均66,588.12 -882.57 NYダウ51,561.93 +874.86 ドル円159.88-89 -0.01円高 NY原油92.88 -0.16 長期金利2.665 -0.005」(日経新聞・2026/06/05)(1120)
◎2026年06月04日(木)台風一過、快晴の一日。それにしても雨量も風力もいささかの衰えもなく、劣島を縦断し、終わってみれば、多くの被害を残して去って行ったという感想しか残らない。どれくらいの「線状降水帯」が発生したのだろうか。気候変動の影響であろうか、年々、著しい強雨風の影響力を増しているのだ。▼午前中に市原のH.C.へ、猫のおやつ類を買うために。相変わらずの混雑ぶりだった。いったん帰宅し、午後には茂原まで、いつものように食料品を買うために出かけた。▼日経平均67,470.69 -931.44 NYダウ50,687.07 -620.72 ドル円159.87-88 +0.17円安 NY原油95.06 -0.96 長期金利2.665 +0.025(日経新聞・2026/06/04)(1119)

◎2026年06月03日(水)夜来の雨が間断なく降り続く。お昼前後からは一段と雨・風ともに強くなったようだ。夕方まで雨は残ったが、当初心配していたほどの被害がなかったのは幸いだった。もちろん、各地の風雨被害は小さくはなかったし、道路の陥没等も重なって、後を引く被害があったのも事実。台風6号が、ある地域には梅雨を連れてきた按配に。今回の台風6号の特徴は、いたるところで「線状降水帯」を齎(もたらし)し、記録的な豪雨を記録したこと。時間の経過とともに、さらに多くの「被害」が明かされるであろうか。▼首相陣営の「中傷動画」問題に、週刊誌文春が第5弾。これまで否定してきた問題の「オンライン会議」の録音が出てきた。面識はなかったという「主張」が敗れた格好。この先どう言い逃れをして、有耶無耶にしてしまうのだろうか、「嘘つき総理」よ。▼日経平均68,402.13 +1667.89 NYダウ50,825.91 -481.88 ドル円160.00-02 +0.32円安 NY原油96.01 +2.25 長期金利2.640 +0.075(日経新聞・2026/06/03)(1118)
◎2026年06月02日(火)午前中に買い物で茂原へ。帰路には猫缶などを買うために近所のH.C.へ。▼帰宅後、前日に積み残した満天星(どうだん)の剪定等を続けた。また、裏庭の除草を少し進めた。新しく買った刈払い機を使ってみた。バッテリーを使っているので、一度で30分程度が精いっぱい。これでいいのかもしれないとも思う。▼6月に入ったが、物価上昇は留まるところを知らないようで、秋口までにこれまでの記録を塗りかえると予想されている。▼台風6号は間違いなく房総半島を直撃するコースをとっている。強烈な雨風が来るといわれるが、今のところどのような準備が取れるのだろうか。(1117)

◎2026年06月01日(月)終日、好天が続いた。気温も高かった。天気予報では3日から4日の間に台風6号が直撃しそうだという。沖縄における猛烈な風や強烈な雨の様子を見ていると、この後の方向(進路)が大いに気になる。▼午前中に茂原まで買い物。帰宅後にも、午前中に引き続いて、段ボール類や燃やせるゴミの焼却を進めた。かなりの量だったが、明日以降の雨の前に処分することができた。昨日に続いて、本当に少しずつだが、除草も進めている。本格的な猛暑の来る前には何とか庭の清掃や屋根樋の掃除も終わらせたいものだ。(1116)
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