
彼は、自分自身にも他人にも、自分の(実際には備わっていない)「凄さ(greatness)」「異能(extraordinary ability)」を誇示するためなら何でもするだろう。詰まりは「軽薄な男(a frivolous man)」なのです。彼は世界情勢やアラブ諸国間の複雑な地政学にはほとんど関心がなく、基本的な知識すら欠いていると思う。もちろん、イランへの空爆は(ベネズエラ爆撃と同様)、彼自身の判断ではなく、「狡知は、自分自身にも他人にも、自分の(実際には備わっていない)「凄さ(greatness)」「異能(extraordinary ability)」を誇示するためなら何でもするだろう。詰まりは「軽薄な男(a frivolous man)」なのです。彼は世界情勢やアラブ諸国間の複雑な地政学にはほとんど関心がなく、基本的な知識すら欠いていると思う。もちろん、イランへの空爆は(ベネズエラ爆撃と同様)、彼自身の判断ではなく、「取り巻き」が使嗾(しそう)・扇動したものだと私は確信している。(ヘッダー写真「米国がイラン攻撃に踏み切った直後の3月5日、ホワイトハウスにキリスト教福音派の牧師ら20人が集まった。神妙な表情のトランプ大統領に牧師は手をかざして「米軍に神の恵みがありますように」とイラン攻撃の成功を祈った」日本経済新聞・2026/03/30)
しかし、言われるがままに攻撃を開始してしまった後で、彼は「侵略(戦争)」をいつ終わらせるかという「青写真」(出口戦略)を持っていなかったことに気づいた。時が経つにつれ、ガソリンをはじめとしたアメリカ国内の物価は高騰し、ドルは下落し、市場は彼の無知と無謀さを嘲笑うかのように、彼の意に反して(激しく)動いた。彼は依然として「ビジネスマン」であり、何よりも、市場に自分の「偽りの姿」を見抜かれることを恐れている。

彼は常に自分を「力強い存在(王様)だ」と広言したがる。実際のところ、この「虚言」は、紛れもなく、彼自身の「臆病さ」を示している。これが、彼の発言が矛盾し、絶えず変化する大きな理由です。彼の著しい欠陥は、他者の命への「顧慮(consideration)」のなさであって、同時に、こんな人物が大統領であることを公認している米国市民の道徳的頽廃もまた看過できないほどのものがあります。
そして今、彼は本当に自分が「救世主イエス」だと信じたがっているのでしょう。彼には冗談を言う余地・余裕などなく、「溺れる者は藁にもすがる」という状況に喘(あえ)いでいたのです。彼が自らを「イエス・トランプ」と宣言した瞬間、彼の底なしの愚行に対して四方八方から、(福音派からでさえ)矢と弾が降り注ぎ、彼は一瞬たじろいだように見えました。そして、いつものように虚勢を隠し、脅迫と恐喝に訴えました。いつでも使いたがる<We won.>という言い草には、彼の人生観が滲(にじ)んでいます。勝ち負けでしか、人間のの能力を測れないとは、いかにも獣的ではないでしょうか。彼の内なる葛藤はしばらく続くでしょう。彼が健全な判断を下せるようにならない限り(もはや無理だと思う)、大統領の座にとどまることは不可能だと、ぼくは考えています。世界(彼自身は元より)は彼の揺れ動く「衝動(impulse)」(on schizophrenia)によって翻弄されているのです。(だれもが油断していると、彼は「核のボタン」を押す「現代のイエス」になりかねない。「時代」はそれほどの危殆に瀕している)
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《トランプ米大統領は自身をイエス・キリストのように描いた画像をソーシャルメディアに投稿し、その後削除した。支持者も反発するなど、批判の声が上がっていた。/問題のt投稿は、米国旗を背景にローブ姿のトランプ氏が病人に手を触れている様子を描いたもの。米国とイスラエルによる対イラン戦争を非難したローマ教皇レオ14世をトランプ氏が批判した後に投稿された。/「神はいかなる紛争も祝福しない」と米政権の主張に異議を唱えたローマ教皇について、トランプ氏は「犯罪に対して弱腰だ」と批判していた。/トランプ氏は13日、問題の画像を投稿したことを認め、自身を医師として描いたものだったと釈明した。/「私はそれを投稿したし、医者として描かれ、赤十字に関係しているものだと考えていた」と発言。その上で「医師として人々を癒やす姿を描いたもので、私は実際に人々を癒やしている」と述べた》(Bloomberg・2026年4月14日 at 6:21)
《トランプ氏のイエス・キリストのようなイメージとローマ法王との確執が、いかに反発を招いているか/ドナルド・トランプ大統領は、自身をイエス・キリストのような人物として描いた画像をTruth Socialに投稿したことで、ますます強い反発に直面している。/現在削除されているこのAI生成画像は、トランプ氏が病院のベッドで病人を癒しているように見える様子を描いていた。この画像が投稿されたのは、大統領がローマ教皇レオ14世を批判する長文のメッセージを投稿した数時間後のことだった。/大統領はその後、その画像は自分を医者として描いたものだと思ったと述べている。/BBCのサラ・スミス記者が、大統領とローマ教皇の間の確執、そして大統領の最も熱心な支持者たちの反応について解説する》(BBC・2026/04/14)(https://www.bbc.com/news/videos/c624dy3pgg2o)

初の米国出身のローマ教皇と米国大統領は、中東戦争に関して全く異なる見解を表明した。
4月5日: 教皇レオ1世は、初めての復活祭の祝福の中で、「戦争を引き起こす力を持つ者たち」に「平和を選ぶ」よう強く促した。
4月7日:トランプ氏はTruth Socialに、イランがホルムズ海峡を開放しなければ「今夜、一つの文明が滅びるだろう」と書き込んだ。その後、教皇レオ1世は記者団に対し、「今日、イラン国民全体に対するこのような脅威があったが、これは到底容認できない」と述べた。
4月11日:イランとアメリカの交渉担当者が戦争終結に向けた協議のために集まる中、レオ教皇は国際社会に対し「戦争という狂気」を終わらせるよう強く訴えた。
4月12日:トランプ氏はローマ教皇を批判し、「政治家ではなく、偉大な教皇であることに専念すべきだ」と述べた。同氏は教皇が「犯罪に弱腰」で「過激左派に迎合している」と非難した。トランプ氏はソーシャルメディアへの長文投稿で、レオ教皇は「感謝すべきだ」と述べ、「私がホワイトハウスにいなければ、レオはバチカンにいなかっただろう」と付け加えた。
4月13日:レオ教皇は記者団に対し、「トランプ政権を恐れていないし、福音のメッセージについて声高に語ることも恐れていない」と述べた。(BBC・2026/04/13)(「教皇に逆らう者は滅びる(chi mangia papa crepa)」)

トランプ氏、イラン問題でローマ教皇レオ1世を攻撃 ドナルド・トランプ氏は、ローマ・カトリック教会初の米国人指導者であるレオ14世が、トランプ氏によるイランへの脅迫を非難したことを受け、ソーシャルメディア上でレオ14世を強く批判している。
米大統領はTruth Socialに長文の投稿をし、ローマ教皇は「外交政策にとって最悪だ」と書いている。
「イランが核兵器を保有することを容認するような教皇は望まない」とトランプ氏は述べている。
トランプ氏は、教皇レオに対する他の多くの不満を列挙し、教皇レオは「犯罪に弱く、核兵器にも弱い」と書いている。
先週、レオ1世は、イランが戦争終結のための合意に至らなければ「今夜、一つの文明が滅びるだろう」というトランプ大統領の脅迫を批判した。/彼はそれを「到底容認できない」と述べ、さらに「確かに国際法上の問題もあるが、それ以上に、これは道徳的な問題だ」と付け加えた。(BBC・2026/04/13)

大統領は、削除された投稿は自分を「キリストのような人物ではなく、医者として描いたもの」だと述べている。
トランプ氏は、本日未明にTruth Socialで共有した、自身をキリストのような人物として描いた物議を醸す画像から話を始めた。この画像はその後削除されている。/彼は、その画像は自分をイエスのような人物としてではなく、「人々を癒す」医師として描いたものだと述べている。/彼は、メディアがその物語を「でっち上げた」と非難している。(BBC・2026/04/13)
(右写真・「イスラエルのテルアビブで、福音派団体が設置した看板の前。トランプ米大統領の写真とともに「神とトランプ氏に感謝」という文字がある。3月12日撮影。REUTERS/Nir Elias」Reuters・2026/04/09)
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◎ キリスト 教福音派(Evangelical)=キリスト教のプロテスタントから派生し、聖書の文言を原理主義的に解釈する。英語では「エバンジェリカル」。神はアダムをつくり、妻イブをアダムの肋骨ろっこつからつくった―とする創世記の創造論を信じ、ダーウィンの進化論を否定する。ピュー・リサーチ・センターの2014年の世論調査によると、米国では成人の25・4%を占める。キリスト教の最大勢力で、プロテスタント主流派の14・7%、カトリックの20・8%をしのぐ。(カルマン共同)キリスト教のプロテスタントから派生し、聖書の文言を原理主義的に解釈する。英語では「エバンジェリカル」。神はアダムをつくり、妻イブをアダムの肋骨ろっこつからつくった―とする創世記の創造論を信じ、ダーウィンの進化論を否定する。ピュー・リサーチ・センターの2014年の世論調査によると、米国では成人の25・4%を占める。キリスト教の最大勢力で、プロテスタント主流派の14・7%、カトリックの20・8%をしのぐ。(カルマン共同)(共同通信ニュース用語解説)
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