
この時期、家の周りの至る所に咲いているのが「クローバー(clover)」、和名では「シロツメクサ」です。四つ葉のクローバーは縁起がいいと、それを見つけるのに必死になった経験はどなたにもあるかもしれません。「クローバーは学名がTrifolium(3枚の葉)であるように、通常3枚の小葉をつけます。これがヨーロッパでは古くからキリスト教の三位一体のシンボルとされてきました。さらに稀に見つかる四葉のクローバーは、十字架に見立てられて幸運のお守りとされていたそうです」(LOVEGREEN)ぼくには、そんな「幸運」を探したという記憶はない。せいぜいが「冠」を作った想い出くらいのものです。

土曜日にやってきた卒業生の一人が、拙宅の近所を歩いていて、「あっ、クローバー」と叫んだ。それを聴いて、ぼくは「驚いた」というのも変ですが、失礼ながら、彼女がクローバーを知っているのが意外だった。都会人は知らないだろうという、ぼくの偏見があった。クローバーを知っているからといって、それが「シロツメクサ」と同じものだとわかっているかどうか。ぼくも、小さい頃、最初に覚えた名は「クローバー」だったし、それがシロツメグサだと知るようになったのは、ずっと後のことでしたから。今日でも広く「牧草」として利用されています。和名は「白詰草」と書く。江戸時代に、オランダなどからガラス製品などを輸入する時、破損しないように箱の隙間に詰めたのがこの草(乾燥させたもの)だったと言われます。そこから転じた名前。本当かどうか、ぼくには疑わしいが。この植物にまつわる想い出は、ぼくにもいくつかありますが、書くと長くなりそうだし、学校教育に関わっているので、いつか、別の稿に回すことにして、本日は書かないでおきます。

・植物名:クローバー 学名:Trifolium 科名、属名:マメ科トリフォリウム(シャジクソウ)属 分類:一年草あるいは多年草…属名のトリフォリウムはラテン語のtres(3)とfolium(葉)に由来し、3枚の小葉をもつことにちなみます。英名のクローバーはローマ神話でヘラクレスが3つのコブをもつ棍棒を持っていることからラテン語で棍棒を意味するclavaがclubに変わり、やがてcloverにかわったといわれています。ツメクサという和名は、江戸時代のオランダ貿易の際にオランダから輸入されたガラス製品の詰めものとして使われていたことに由来します。詰め物の草からツメクサと呼ばれるようになりました。(LOVEGREEN :https://lovegreen.net/flower/p264684/)(ヘッダー写真も)

昨夜来の雨が降り続いています。どうやら「梅雨」の気配ですね。しとやかな雨ならまだしも、集中豪雨などは、御免被りたいもの。「季語」に摂られた「梅雨」は、まだ、この劣島が若く健康であった時代の代物。今どきの「梅雨」となると、「暴れ梅雨」というか、「殴り雨」と言うか。少しも安心などしておれない。そして、「もう、梅雨かあ」と歎息したい呼吸の先に表れたのが「地震」でした。能登半島突端の大きな地震からこの方、方々でかなりの震度(揺れ)を伴った地震が発生しています。「備えあっても、憂いあり」備えようがないが、とにかく生き延びよう。「生きているうちの物種」「死んで花実が咲くものか」
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「徒然に日乗」(210~216)
◯ 2023/05/28(日)= 少しばかり庭掃除をしようかと思ったが、まったく気が乗らなかった。ようやく切り落とした枝などを燃やした程度。天気予報では雨が続きそうで、そのまま梅雨に入りという予報もある。それまでになんとかと思っていたが、まだまだするべき作業が残された。終日、家にこもって、猫とにらめっこ。かみさんは「外出」だという。(216)

◯ 2023/05/27(土)= 卒業生が来宅。四名(女性三、男性一)。それぞれが仕事を持っていて、とても多忙な生活の中、よくぞ来てくださったと感謝。当初、S 君は五カケ月だったかの赤ん坊を同伴する予定だったが、たくさんの猫がいるというので?今回は単独(子どもは旦那に)。もう一人予定していたが、体調不良のために欠席。同じ時期の卒業生(2015年度ころらしい)。普段はかみさんと猫ばかりの生活だから、話し相手がたくさんできると、ぼくの悪癖が出る。話し出すときりがない。ぼくは長い勤め人時代、どれくらいの「学生」と交わってきたか。今思っても、「教室」「授業」を大事にしない学校だったし、多くの学生も教室は二の次のようだった。今はどうなっているか。よもやまの話に、あっという間に時間が過ぎていった。午後一時ころから、およそ七時前までの滞在だった。(215)
◯2023/05/26(金= 曇り空。いつもどおり、懶惰な時間を過ごす。夕刻七時過ぎ、いきなり大きな揺れ。即座に地震情報にアクセスすると、房総沖、銚子や旭市がもっとも大きな揺れだった。拙宅も大きく、ゆっくりと揺れた。久しぶり。大きな船に乗っていて揺すられるような感覚。直感したのは、この揺れがもう少し長く続くと危険だなということ。大きな縦揺れが来て、二、三十秒ほどで、收まった(気がする)。地震劣島の名にふさわしい、各地での大揺れ続きです。「首都圏直下型」の直撃をどのようにソフト・レセプトすることができるか。防災にはコンクリートという「公共事業好み」はやめるべき。それを考えるにつき、長明の「方丈庵」はプレハブだった。移住するのに、折りたたんでリアカーで運んだのだ。(214)

◯ 2023/05/25(木)= 曇り空が終日続く。午後には猫缶を買うためにいつものスーパーへ。物、みな値上げの当節、ぼくの知る限りではキャット・フードの値上げは強烈である。少なくとも三割、四割はザラ。中には、五割以上というのまである。他の物価と比べてもべらぼうな値上げ。要するに「足元を見る」という厭な態度だと言うべきか。一万円で済んでいたものが、少なくとも三千円や四千円は高く払うことになる。さらに来月には「電気料金」の値上げだと言う。いろいろな理由をくっつけて、値上げの理由に事欠かないが、その値上げされた品物を買う他ない消費側の人間としては、どのような生活防衛策があるというのか。無能な政府を持つと、同じ「物価値上げ」でも、筋が通らないことがまかり通っていると考えたくもなる。(213)
◯ 2023/05/24(水)= 珍しく快晴。梅雨入り前の「好天」かも知れない。本日も庭作業は休み。なかなか捗(はかど)らないが、急いでも仕方がない。屋根に覆いかぶさる孟宗竹や檜・杉の枝の伐採など、力仕事が多いので、少しは体力を温存しなければと、休憩が続く。▲ インターネットを彷徨っている限り、嫌でもニュースが目に入る。一切パソコンをシャットアウトしていれば、すこしは「隠居」の気分が味わえるのかも知れないが、そんなわけにも行かない。権力は文字通り暴力で、そいつらが政治を牛耳っているのだから、大人しく黙っていれば身ぐるみを剥がされるのが落ちだろう。大人しくしていなくても「剥がされる」のなら、思い切り、悪し様に罵り倒してやりたい、そんな気になる。(212)

◯ 2023/05/23(火)= 終日雨天。時間によっては強雨もあった。まるで梅雨入りをしたような天候具合だ。雨天だと、屋根や樋に堆積した枯れ葉などの掃除の遅れが気になる。このところ、天候不順・不良もあり、除草や枝落としなどの作業が中断している。一旦、休んでしまうと、体ももとに戻ってしまい、庭仕事モードにかかるのが遅れがちになる。▲ 週末に卒業生が来宅予定。複数人が来ると言うので、予め「猫アレルギー」について該当者の有無を尋ねておいた。二人が来るのを取りやめたという連絡メールが入った。「アレルギー」のためかどうかはわからない。最終的には未定だと思っている。当日にならないと確定しないのが常。「猫アレルギー」と何気なく言われるが、人それぞれに、その理由や原因は異なるだろう。少し、丁寧に調べてみるつもり。(211)
◯ 2023/05/22(月) = 本日も曇天。小雨模様。終日、在宅。少しばかりの買い物に近所のスーパーに。数日前に引き取った子猫の調子がよろしくない。ほとんど食べ物を受け付けず、何度も吐く。黄色い胃液を出している。スポイドで液状の食量を与えるも、あまり欲しがらない。医者に連れて行くのも、なんだか気が進まない。風邪を引いたか、あるいは、生後まだ二ヶ月ほどしかに経っていないと思われるのに、成猫用の食餌を与えたから、消化不良を起こしたのか。少し、給餌を控えて様子を見る。体調不良も三日ほどになるか。(210)
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