民は由らしむべし、知らしむべからず

  戦争をしたがる国に ~ 何時の頃までか、憲法九条が国是となり、(日米安保条約に守られ、タダ乗りと非難されて、実際は、相当の「お守り代」を支払いながら)虎の威を借りた狐よろしく、専守防衛に徹する国、これがこの小島(社会)唯一の「売り」の時代があった。今はどうか、ともかく「戦争する国」「戦争をしたがる国」(Shadow War)に齷齪している様はまるで狂気だ。嘘と誤魔化しで、国民を蔑ろにし、どこが敵で、どんな理由で「戦争」に備えなければならぬ事態か、「煙も立たず、火もない」日常に、ひたすら「戦争前夜」を煽る、木の葉が「中朝露」に見える、そんな「悪夢」、「白昼夢」をお天道様の下で貪りつつ狂っている。「攻撃能力」の狂喜乱舞。軍事費倍増は誰に頼まれたかと、訊くだけ野暮ではなく、腹が立つ。無能無策の内閣が、黒子に動かされ、内閣の体をなさぬまま、あらゆる旧悪・窮策が復活している。この惨状の露見は、この劣国に置いてさえ、近年では前代未聞・空前絶後。あざとい官僚(昔陸軍、今経産省)、それも経産省の数人ばかりが総理大臣を拉致・辱め、その内閣を恣(好き放題)に差配している、この在り様を如何にせん。経産省は国亡官庁だというね、ぼくは。防衛省は経産国亡省の出先機関。環境庁は在って無い「盲腸(庁)」であり、かくして、この三流以下の国は、破れかぶれの官僚天国、いや官僚地獄に他ならない。もはや破産状態だ。それでも「地獄の沙汰も金次第」とは強欲な。この傀儡(かいらい)を左右しているのは「電通」?まさか?「メリケン」?(「馬鹿も休み休みに」、そんな暇はない。とにかく、休まないで言うよ)(上掲のヘッダー写真は「out of season」)

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 本気で「戦争をしたがる国」になろうとしているとは、ぼくには想像もつかない(そうだとは思われないですね)。「特定秘密」を「防衛省の隊員(軍人)」が漏らす国。退職した先輩に頼まれたからという。ほんとか?防衛省も他の省庁に劣らず、とんでもない嘘をつく省。なにせ「大本営」を擁していたのだから。「防衛省」内でも大変なことが起こっているのではないですか。臭ってきますよ。政治家は、戦争をしたがる風を装っているだけ。そういえば、防衛費倍増でも三倍増でも「物言わぬ国民」は許してくれると。何しろ、右から左に「税金」の移動があるだけで、先制攻撃(ピンハネ)、敵基地攻撃(中抜き)、その他諸々の戦t略や戦術(下請け・孫請け・筒抜け)を網羅・駆使して、「元金」をむしり取るのが政治だという国。税金泥棒天下というべきだ。いい年齢をしてぼくはこんなことはいいたくもないが、言わなければ腹の虫がおさまらない。笑っている場合ではない。原発再稼働や原発の稼働年数を無期限にという謀略は誰も知らないうちに、経産省とどこかとだけでやっていた。総理大臣は、後日、書かれた紙を読んで「こうするように指示した」という。冗談言うな、指示したのは経産官僚(総理秘書官たち)で、指示されたのが総理だという、これは、もう日常茶飯のことになっているのだ。「コロナ禍を生み出しているのは、誰だ。それにうつつを抜かしていると、その合間に、とんでもないことが起こっているのです)

 昔、勤めていたところで「なんとか建設委員会」「これこれ審議会」があり、ぼくは断ったにもかかわらず、何度か委員にさせられた。なぜ断ったか、始まりも何もあったものではない。すでに建設計画、完成図」は出来上がり、建設業者も決まり、予算まで決定してからの「委員会発足」だと知っていたから。頭にきて、初回で、すべてを暴露したから、ぼくはほとんどの委員から総スカンでした。いくつもの委員会では同じ光景だった。ぼくは「除け者」になりながら、言いたいこと(言うべきこと)を言ってきた。八百長の「露払い」をしていたようなもの。情けなかったな。相撲を取る前に、誰も知らないうちに「勝負あった」という談で、これを「八百長」という。勤め先は私企業だったから、「汚職」にもならなかった。こんなことは、ことの始まり(開業・開学・開国)から続いていること。大学は官庁を真似たにすぎないのだ。それにしても、汚い連中でしたね。政治は「汚職」であり「賄賂」に慣れることだというのは、どうでしょう。

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  「国民に対する背信だ」原子力規制委、経産省と不透明なやりとり 原発60年超巡り面談7回、内容公開せず  原子力規制委員会事務局の原子力規制庁は27日、原発の運転期間の見直しを巡り、担当者が山中伸介委員長から検討指示を受ける前の7〜9月、経済産業省資源エネルギー庁(エネ庁)の担当者と少なくとも7回にわたり面談をして情報交換していたことを明らかにした。山中委員長は、原発推進側の経産省とのやりとりは公開するよう指示しているが面談の内容は、非公開にされている。規制委の透明性が揺らいでいる。/ 規制庁によると、経産省との面会は、岸田文雄首相が原発政策見直しの検討を指示した翌日の7月28日。経産省側からの呼び掛けで始まった。その後、委員長らに報告しないまま面会を重ねた。

  8月29日には規制庁職員が規制委を所管する環境省への説明資料を作成。現行の原子炉等規制法(炉規法)の「原則40年、最長60年」とする規定が、経産省が所管する電気事業法に移管されることや、炉規法に長期運転への規制手法を新設するなど、方向性の詳細が記載されていた。/ 山中委員長は10月5日の定例会で、規制庁に対して運転期間が見直された場合の規制について検討を指示し、経産省とのやりとりは透明性を確保することも求めた。規制庁はこれ以降の面談録はホームページで公表しているが、指示前の面会内容は公表していない。/ 規制庁はNPO法人原子力資料情報室からの指摘を受けて調査。黒川陽一郎総務課長は会見で「面会では経産省側の情報伝達を受け、政策の協議や調整はしていない。(規制対象の)電力会社との面会ではないので、面談録を作らなかった」と説明した。(以下略)(東京新聞・2022年12月28日 06時00分)(右は「記者会見する原子力規制庁の黒革総務課長)(https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=222433&pid=865331)

 これが政治なんだ。情報公開を求めると「黒塗り」が出る。国民の知る権利が墨で消されている。あらゆる会議・委員会(公開を公言したものも)では、個人情報秘匿を「タテ」に非公開。笑うべきであり、悲しむべきでもある、国民の置かれた状態ですね。「情報公開のあり方を議論する会議」の議事録もすべて墨塗り。これが、本当のブラックユーモア。そんな上等なものではないでしょう、「権力」欲の赴くところ、どこにおいても「滑稽」かつ「深刻」な事態が隠されるのです。「民は由らしむべし、知らしむべからず」はしぶとく生きている。これが、この劣島の政治。

 「封建時代の政治原理の一つ。出典は『論語』泰伯編。「人民を従わせることはできるが,なぜ従わねばならないのか,その理由をわからせることはむずかしい」という意味である。つまり,人民は政府の法律によって動かせるかもしれないが,法律を読めない人民に法律をつくった理由を納得させることは困難である,といっているにすぎない。ところが江戸時代には,法律を出した理由など人民に教える必要はない,一方的に法律(施政方針)を守らせればよいという意味に解されて,これが政治の原理の一つとなった。(ブリタニカ国際大百科事典)

 江戸幕府政治が今も続いている。将軍も天皇も、祭り上げられていて、下々は虚仮にされている。議員は、各藩のお役人。「幕府閣僚(幕閣)」が主権を掌握して放さない。これが天下泰平(官僚専制)の元凶ですね。この島はまだまだ未開、あらゆる面において鎖国状態であり、幕閣統治が敷かれているのです。旧態依然、旧慣墨守、これをだれが破れますか。まもなく「選挙」だそうだ、棄権は危険ですよ。(ぼくは、驚いているのではない、野蛮だなあ、と我をも含めて笑うばかりです)

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投稿者:

dogen3

 語るに足る「自分」があるとは思わない。この駄文集積を読んでくだされば、「その程度の人間」なのだと了解されるでしょう。ないものをあるとは言わない、あるものはないとは言わない(つもり)。「正味」「正体」は偽れないという確信は、自分に対しても他人に対しても持ってきたと思う。「あんな人」「こんな人」と思って、外れたことがあまりないと言っておきます。その根拠は、人間というのは賢くもあり愚かでもあるという「度合い」の存在ですから。愚かだけ、賢明だけ、そんな「人品」、これまでどこにもいなかったし、今だっていないと経験から学んできた。どなたにしても、その差は「大同小異」「五十歩百歩」だという直観がありますね、ぼくには。立派な人というのは「困っている人を見過ごしにできない」、そんな惻隠の情に動かされる人ではないですか。この歳になっても、そんな人間に、なりたくて仕方がないのです。本当に憧れますね。(2023/02/03)