
あの土地が欲しい ― 田中角栄元総理は「欲しい土地は簡単に手に入るよ」と、その手法を明かしたことがある。目当ての土地の隣に少しばかりの土地を手に入れ、そこで、明けても暮れても「空き缶を、がんがん叩く」。さすれば、「こんなところに住んでいられないと、逃げ出すよ」実際、そういう風にして彼は蓄財に励んだのかどうか、ぼくは知らない。一抹の真実味があるだろう。ロシアが「クリミア」に続いて、二匹目・三匹目・四匹目・五匹目の「泥鰌(どじょう)」を狙って、隣国ウクライナの「四州」を併呑し、自国のものと宣言した。「何と言う茶番」とは隣国大統領の本音だし、世の多くの納得を得ることはできない。今の世に、このような「謀反」「無謀」「出鱈目」が許されるのだとしたら、天地が逆転するに違いない。(プーチンは「咄嗟の判断」を迫られた。ウクライナ全土を奪い取る目算も狂い(当人が狂ってるんですからな)、多大の犠牲を払って略奪した「なけなしの(他人の)領土」も風前の灯。ここで抜かると、元も子もなくなるからと、恥も外聞も(初めから、彼にはない)そっちのけで、パンツ一つの裸姿で、「助命」の「嘆願」宣言なんだ、実際は。「ここで手を打ってくれまいか」と、虫がよすぎるな。裸形の独裁者は「前門の虎、後門の狼」という窮地に陥っている)(第九回・2022/10/03)
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この「強請(ゆす)り国家」であるロシアが、国連の「常任理事国」というのも、笑うことのできないブラック・ユーモアだ。自らの暴挙や不正を批判する意見に、ロシアが「反対」を表明すれば、世界はロシアに手出しができないとは、なんという「大茶番」だろう。「これは俺の土地だ」とばかり、藪から棒ではなく、「敵地からミサイル」を発射させる。無辜の民を数限りなく葬っているのだ。この「戦争」に駆り出されたロシア兵(少数民族の若者が圧倒的だった)には、手に負えない破落戸(ごろつき)の政治・軍事指導者に反旗を翻したい感情・情念が滾(たぎ)っているし、実際にそのような状況に到っている。日本の総理とかいう政治家が「国連改革」を国連総会で演説したというのも、「茶番」だ。この節は「茶番」の大判振る舞いだ。

一名を「特別軍事作戦」という「侵略戦争」は日を追って自軍(ロシア)に不利になっている。この「戦争」が始まった段階で、ぼくは P 大統領は墓穴を掘ったといったし、彼は狂気に見舞われていると断言した。現にその通りで、彼や彼の取り巻きが投げ込まれるには十分の深さまで「墓穴」は掘り進んでいる。彼らをただ放り込むだけでは足りず、「戦争犯罪」の責任を厳しく追求しなければなるまい。他人の所有物を強請(ゆす)り・集(たか)りによって盗む、しかも、その破廉恥行為に対する「正当防衛」として、抵抗する兵や民衆を必要以上に、残虐非道の振る舞いで「なぶり殺す」、これを世界は放置していいのだろうか。この狂気は、万難を排して阻止すべき時期に来ている。
世界が認める正義が彼ら(「戦争犯罪人」)を糺(ただ)す前に、あるいは、彼や彼の取り巻きは自国の民衆によって「縊り殺される」「扼殺される」かもしれない。それを望むのではなく、真っ当に、「戦争犯罪」という消しようのない過ちを償う、そのような「人間の道」(人道・道義)を明らかにしたい。(「ミサイル」を持った、文字通りに「核」をちらつかせる、この「狂気・狂言」強盗を許してはならぬ)
国家は、世界という大きな「町内会」の一町会なんだ。会員の中の一つの町会が無法で暴虐を企てたにもかかわらず、それを放置していると、町内会そのものが瓦解する。今はその瀬戸際に到っている。謀反の張本人が、町内会そのものを破壊するほどの「核兵器」を使うぞと、さらに「脅し」をかけている。使えるものならどうぞ、ぼくはそう思っている。使えるものなら、さ。町内会もろともに破滅するのなら、致し方あるまい。災害に襲われた人々を互助の精神で助け合い、道路や空き地の除草作業も協力して実施する。町内を健全に、かつ良好に保つためである。でも、一町内が、それは嫌だ、俺は参加しないで、隣の町内の土地を自分のものにしたいから、そこにいるやつはどけ、邪魔立てするなと言ったら、どうなるか。「分かりました」と許諾しますか。

(かくして地球は消えるし、これまでも消えてきたのである。五十億年近くを要して出来上がってきた、この宇宙というか、地球の「現在」が滅ぶこと、おそらく、これまでにどれだけの回数を繰り返してきたのか。まるで「賽の河原」の石積みです。億の年数を費やしては、崩れる・崩される。その繰り返し。同じような過ちを、時代を超え、世代を超えて繰り返してきた。それ(過失)は、一時代や一世代の特権だとでも見做しているのだろうか。
人間ばかりは、どこまで行っても「無知蒙昧」であるのだろうな。それを超えて、さらに高まることはできない相談なのだ。中途半端な知恵しか持たない二足歩行動物だからだろうか。二足歩行が「脳の大きさ」を決めたというのは、如何(いかが)わしいね。脳が大きいから賢明であると、誰が決めたんだろう。
「盗人にも三分の理」、そう昔から言われてきた。だが、このロシア(プーチン)という「強請り強盗」には一分の理もありはしない。
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ロシア国内で軍指導部への批判噴出、核兵器使用を「提案」する声も ウクライナ侵略を続けるロシアの国内で、反転攻勢を強めるウクライナに対し、核兵器の使用を含めた反撃を求める声が強まっている。ウクライナが2日に東部ドネツク州の要衝リマンの奪還を宣言したことを受け、戦況で劣勢が目立つロシア側はいっそう厳しい状況に追い込まれることになり、今後の対応が注目される。/ 露国防省はウクライナ側のリマン奪還宣言に先立つ1日、露軍のリマンからの撤退を発表し、ウクライナ軍に奪還を許したことを既に認めていた。/ こうした状況を踏まえ、露南部チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長は1日、ロシアが一方的に併合を宣言した東・南部4州の防衛に関し、「思い切った手段が必要だ」と指摘した上で、「国境付近一帯への戒厳令発令や低出力の核兵器の使用」を提案した。

プーチン露大統領は9月30日、4州の併合を宣言した演説で、「我々は自分たちの領土と国民をあらゆる手段で守る」と強調した。カディロフ氏の提案は、プーチン氏が演説どおりに行動するよう求めたものだ。/ カディロフ氏が言及した「低出力の核兵器」とは、戦術核兵器と呼ばれるものとみられる。ロシアは約2000発を保有していると推定され、爆発威力はTNT火薬換算で5~数十キロ・トンになる。/ ロシアは核兵器の使用基準に「国家存続を脅かす通常兵器による攻撃を受けた場合」を含めている。このため、4州の一つのドネツク州でのウクライナ軍の攻撃が、この基準に該当すると解釈する可能性もある。/ カディロフ氏は、リマンを奪還されたことについて、露軍指導部も批判している。制服組トップの露軍参謀総長にリマンが奪還される恐れを指摘したが、聞き入れられなかったという。露軍元高官の下院議員も1日のテレビ番組で、リマンでの部隊増強が不十分だったことを指摘し、露軍内の意思疎通に問題があったと批判した。(読売新聞オンライン・2022/10/03)
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