二人の女性は、「一人の人間」なのかもしれない

 

●TBS NEWShttps://www.youtube.com/watch?v=gF2aqUGwXNU

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 反戦訴えたロシア国営テレビ職員の女性に3万円余りの罰金刑 ロシアの国営テレビのニュース番組中にスタジオに入って反戦を訴え、拘束された職員の女性に対し、モスクワの裁判所は、日本円で3万円余りの罰金刑を言い渡しました。女性は裁判所から出たあと「取り調べは14時間以上続いた」などと述べるとともに支援者に感謝の意を示しました。/ ロシア国営テレビで働くマリーナ・オフシャンニコワさんは14日、ニュース番組中にスタジオに入って「戦争反対」などと書いた紙を掲げて反戦を訴え、言論統制が強まる中での行動が瞬く間に世界に伝えられました。/ オフシャンニコワさんは警察に拘束され取り調べを受けていましたが、モスクワの裁判所は15日、「事前に通知せずにイベントを催した」などとして3万ルーブル、日本円でおよそ3万3000円の罰金刑を言い渡しました。/ オフシャンニコワさんは裁判所から出たあと、記者団に対し「この2日間は文字どおり寝ずに過ごし、人生の中で非常に困難な日々でした。取り調べは14時間以上続き、親族や友人と連絡をとることも許されず、法的な支援も受けられませんでした」と述べ、支援者に感謝の意を示しました。/ 今回の行動に対しては、ロシア国内からもSNS上で賛同したり応援したりするメッセージが相次ぐなど反響が広がっていますが、ロシア大統領府のペスコフ報道官は15日、「野蛮なものの行為だ。われわれとは関係ない」と述べるにとどめました。/ オフシャンニコワさんはこれまでにSNSに投稿した動画で「暴挙を止めるには私たちの力しかない。抗議集会に加わってほしい」と訴えていて、軍事侵攻への反対の声の高まりにつながるか、注目されます。(NHK・NEWSWEB:2022年3月16日 4時45分)

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 どんなところにも、「おかしいことはおかしい」ということができる人がいます。その行為は「勇気」を必要とするのは、残念ながら、事実です。でも、「一人のマリーナ・オフシャ(ン)ニコワさん」がいる・いたという事実は、彼女以外にも存在していることを明かしています。「プーチンの戦争」に反対することが、自分の判断でできない状況に置かれること自体が、精神の自由を拘束されていることだし、その「拘束」を無条件で遂行するのが「(歪んだ)報道」です。これはぼくたちの日々の習慣化された出来事にもなっていることを痛感します。どこにでも、精神の自由を拘束する機会を狙っている権力者や、その取り巻きがいます。マリーナ・オフシャ(ン)ニコワさんの「無事」を静かに、しかし熱烈に祈ります。

 この画面が目に入った途端、「どっきりカメラ」だと直感しました。あの国の、あの独裁体制で「これが本当だ」「ニュースは嘘」「目を覚ませ」という「飛び切り」の映像が看板番組で流されたのです。いったい、いろいろな意味で「どっきりした」のは誰々だったか。間違いなしに、ぼくはその一人でした、「マジか」って。そうであるなら、もうこの体制は、ほとんど終わりに近づいていると思った。「勇気らしいもの」が、ぼくのような微細で拙劣な人間の中からでも出てきたような気がしました。