
TOKYO — When Japanese Princess Mako announced her engagement to college sweetheart Kei Komuro at a 2017 news conference, the couple giggled as they recounted the story of how they fell in love./ On Tuesday, at their first public appearance since, the couple sat at arm’s length and somberly read a joint statement explaining why they had registered their marriage earlier in the day. It was a stark reminder of how much public sentiment has soured over the past four years.

Although their engagement was initially celebrated in Japan, it quickly became divisive when news surfaced about a financial dispute involving Komuro’s mother. Despite it all, the couple stood firm, glancing knowingly at each other Tuesday as they addressed the public following disparagement ranging from questioning of their integrity to complaints about Komuro’s looks.(omitted)
“Kei is an irreplaceable person for me. And for the two of us, marriage was a necessary decision in our lives to protect our hearts,” Mako said./ “I love Mako,” Komuro said. “I would like to spend my one and only life with the person I love.”/ To marry a commoner, the princess was required to abdicate her royal status. Addressing the public as Mako Komuro, rather than Princess Mako, she apologized to those who disagreed with their nuptials and thanked those who supported them./ She also expressed appreciation for her now-husband and the public criticism he has faced — a rare expression of private feelings about the public perception of a member of the royal family, experts said.

“I am thankful that despite harsh public criticism, Kei continued to hold on to his feelings to marry me. If he had given up on the marriage, he wouldn’t have had to face years of relentless hate,” she said.(The following is omitted)(By Michelle Ye Hee Lee and Julia Mio Inuma Today at 3:07 p.m. EDT)
どうしてこんなに騒ぐのか、実に軽薄な「国民性」と言うべきなんでしょうか。もちろん、ぼくも「国民」の一人ですから、この怪奇現象を他人事として、横を向いてもいられないのかもしれません。ぼくは、早い段階から「天皇制」「皇室の存続」については疑問を持っていましたし、政治制度としての「天皇制」は廃止するべきであると、今も考えています。おそらく、死刑制度と王室制度は二つながら並存してきたきらいがありますから、その両方が存続不能になる事態が来ない限り、これからも喧しい騒ぎが起こり続けるのでしょう。ぼくは、皇族であれ、誰であれ、二人が結婚したいというなら、どうぞ仲良くね、その程度の挨拶はします。それ以上何を言うべきなのか。結婚相手の親族に何かの「不始末」があるというのは、黒雲が出たら雨が降るというのと同様に当たり前の現象で、世間ではザラにある。ほっときなさいよ、他人のことを。

いやそう言わないわけにはいかないのは、なにしろ皇室の維持には「税金」が使われているのだから、怪しい親のいる男と皇族が結婚するにも、身元調査が必要だし、税金をやたらに使うのは反対だと。これまでにもさんざん「政治的に利用してきた制度」ですよ、もういい加減に、という気もするんです。、民間人になるのだから、どうぞご随意に、と言っておけば済むのではないですか。「若い二人の人生」に祝意は述べても罰が当たらない。警備費に使う金はどこから出るのか、詮索しなさんな。税金だったら(それは、ぼくにはわからない)、どこかいけないんですか、まあご祝儀ですよ。
いやな時代になったとつくづく思うのは、ネットを使い、やたらに「攻撃派」が多勢を装っている現実(一人で百人力を仮装している)です。今回もそうでしょう。政治家が税金を誤魔化し賄賂を取り放題にしてなお、権力にしがみついている、この醜悪な状況(国体)を「護持」しつつ、若い二人をいじめ倒そうとする集団主義には、悍(おぞ)ましい気分が湧いてきます。何時だって、こんなことがあったんですね、この社会には。大きな犯罪には「目を瞑(つむ)る」、少なる過ち(かもしれないこと)には「牙をむく」という、「弱きを挫き、強きを助ける」という「いじめの集団主義」現象は秋季(臭気)爛漫です。

「Dappi」なるネット上に暗躍している媒体の正体が明かされつつあります。おのれの権力を維持するためには手段を択ばない輩が「政権党」を牛耳っているし、その周辺にはフェイクを垂れ流す徒党が蝟集し、蠢動しているのです。この間の政権与党や権力亡者たちのでたらめぶりを遠目で見ていると、ひょっとしたら、この社会は、もう後戻りもできないほどに、ある種の勢力に支配され拉致されているのではないかという気にもなってきます。今の政権与党の一つ、K党はまるで腐れ縁のようにJ党にくっついていますが、その理由は単純で、K党の幹部と裏社会のボスとが「土地取引」に絡んでつながっていたことを証する物的証拠を握られているからだと言われています。
ぼくたちはマスコミの煽り放題に現をぬかし、目先の騒動に関心を奪われている、そのすきにこの国も社会も根幹から腐食してしまっていたのではないか。白蟻は「わがもの顔」にあたりかまわず食い散らしている。裏社会ということがいわれます。しかし、ただ今の島社会の状況を見ていると、「裏が表」で、「表が裏」という本末転倒現象が方々で炸裂しています。どっちも同じ穴の狢ではなく、「偕老同穴(カイロウドウケツ)」ならぬ、「敵を呪わば、穴二つ」ですね。「バッジ」をつけている人間は堅気じゃないのではないかとまで疑いたくなってきます。

バブル崩壊期に、トップバンクが「裏社会」に乗っ取られる寸前まで行っていたことが判明しています。その筋と深い関係のある人物が「副頭取」にまで上り詰め、あと一歩で頂点というところまで来ていたのです。この社会の状況がそのS銀行とそっくりの事態にあると、ぼくは言わざるを得ないのです。この島社会が落ち込んでいる事態は驚くほど深いと思います。どこかでも触れましたが、「満州国」を立ち上げるに際して組んだ「悪のトリオ」の骨格は、おそらく今も強固に残っているのかもしれない。利権や出世、名誉や富、それらに翻弄されてきた人々が、いつの時代でも「我が世の春」を謳歌するために組んだり離れたりして、「社会全体」を沈没させる羽目に陥っているのでしょう。
皇族の一女性が「皇籍離脱⇒民間人との婚姻」という表面の話題に躍らされている間に、事態はいよいよ深刻になってきます。いろいろな災厄が重なって、多くの人は、今日の状況を「国難」というようですが、ぼくはそんなものではない、まさしく「危機状況」にあると考えています。アメリカの属国で結構、政治不信、なお結構。人民の苦しみや痛みは歯牙にもかけない。原発事故が何度発生しようが、儲ける手段は手放さない。「国滅んで、人心荒む」、それでもいいじゃないかという輩が、「毒を食って、皿まで」という、「わが世の春」を謳歌しています。この国は、誰かが望んだように、「戦前」に先祖帰りをしてしまいました。「蘇州夜曲」や「支那の夜」が、どこかで響いているような、そんな心持ちに襲われます。
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“Kei is an irreplaceable person for me. And for the two of us, marriage was a necessary decision in our lives to protect our hearts,” Mako said./ “I love Mako,” Komuro said. “I would like to spend my one and only life with the person I love.
ケイとマコ、二人の決意がマスコミを通して語られたのを、ぼくは驚きを以て見ました(偶然に、食事時にテレビに映った)。「こんなことを言わせるんだ」というのか、「こんなとこまで世間に表明するの」というのか。でも、とにかく仲良くやってくれ、というばかり。「失敗したら、いつでも戻っておいで」と彼や彼女の親は言ったかどうか知りませんが、気持ちはそうじゃないですか。誰だって(と言い切れるかどうか自信はないが)、「幸せになってほしい」と願ってるんじゃないの。「皇族」という窮屈な衣服を脱いで、まあゆっくりと連れ合っていただきたいですね。当たり前ですけれど、他者は二人の権利を侵害しないこと、それぐらいの賢明さがないというなら、なにをか言わんや、です。
● 偕老同穴(かいろう-どうけつ)=夫婦が仲むつまじく添い遂げること。夫婦の契りがかたく仲むつまじいたとえ。夫婦がともにむつまじく年を重ね、死後は同じ墓に葬られる意から。▽「偕」はともにの意。「穴」は墓の穴の意。出典「偕老」は『詩経しきょう』邶風はいふう撃鼓げきこ、「同穴」は『詩経』王風おうふう大車たいしゃ句例偕老同穴の契りを結ぶ(三省堂新明解四字熟語辞典)
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They declined to answer questions about their future. The former princess said she hoped to “have a warm household and live peacefully.”(二人は「将来」について答えることを拒んだ。前王女は「温かい家庭を築き、平和に暮らせることを願っている」と言った)
(詮索も非難も止めるがいいね。イギリスの王室を見てほしい。あれがノーマルじゃないですか、つまり凡人と少しも違わないということです。不倫もあれば、離婚もある。再婚結構、権利(義務かもしれない)を放棄して、民間人になるのもまた結構。こういう見本があります)
◆ 蛇足 この問題には触れないつもりでした。ぼくには関係のないことだし、若い二人が憲法に定める通りに、「二人の合意」で結婚することに決めたんですから。皇族だからというのは、反対する理由には当たらないと思う。親でも親戚でもないのに、「私はこの結婚には反対だ」と言える義理がどこかにあるんですか。これだけ、マスコミが大騒ぎして、あることないこと、針小棒大に報道を垂れ流し、その挙句に、反対党、非難党が組織されて、税金がどうだ、相手の親が詐欺みたいなどと、誰に吹きこまれたのか知りませんが、とにかく反対反対。ぼくは皇族制度には反対。でも、現に存在しているのだから、それを無視はできません。だからこそ、ご本人たちの希望する通りに物事を決めればいいと、それだけで、騒ぐ理由も必要もないのではないかと、ずっと見ていました。こんなおかしな「政治制度」はなるべく早く廃止した方がいいね。(その後で、「皇族」になりたい人は、勝手になるといい。これまでにも「自分は天皇」と主張していた方が何人かいましたよ、つい先ごろまで)
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