
4 dead, Congress evacuated, National Guard activated after pro-Trump rioters storm Capitol
A noose was erected outside and at least one improvised explosive device has been found on the grounds, law enforcement officials said. Jan. 7, 2021, 3:49 AM JST / Updated Jan. 7, 2021, 2:47 PM JST / Source: NBC News By Allan Smith, Ginger Gibson, Daniel Arkin and Pete Williams
The U.S. Capitol descended into chaos and violence Wednesday as hundreds of pro-Trump rioters swarmed the building, leaving four dead and forcing the Senate to evacuate and Vice President Mike Pence to be ushered to a secure location. / The frenzied scene after rioters broke through barricades forced Congress to evacuate parts of the building and abruptly pause a ceremonial event affirming that President-elect Joe Biden won the November election. In one dramatic moment, police officers drew guns as rioters tried to break into the House chamber.
Pence, who was presiding over the joint session of Congress, could be seen rushing out of the Senate chamber amid the sounds of throngs of President Donald Trump’s supporters who surrounded the Capitol. Pence and Sen. Charles Grassley, R-Iowa, the Senate president pro tem, were taken to a secure location, a senator told NBC News. / A woman was fatally shot by U.S. Capitol Police and three others died in “medical emergencies,” Washington D.C. Police Chief Robert Contee said.

####################################
ほとんど何もしないで、アメリカワシントンの国会議事堂の暴動と、それに関連する報道を、主としてNBCの中継によって観ている。いったい何が起こっているのか、そのような混乱はあらかじめ想定(危惧)されていたことであり、ぼくは度肝を抜かれたというのではない。これは暴動であり、それを「教唆」したのが現職大統領であったというところに、アメリカの闇(病み)(それは決してアメリカだけではなく、この島においても、欧州諸国であっても、何かのきっかけがあれば必ず「爆発する」性格のものだ)、それがどれほど根深いものか、まざまざと眼前に見せつけられているような気がした。その後の議会での選挙結果に対する反対者の演説なども聴いたが、これはこれで淡々と進められていたのだから、別の意味で、この国の懐の深さを知らされた思いがする。(明らかな証拠に基づかないクレームが、堂々と国会で主張されるのは健全なのかどうなのか)

「法と秩序」と大統領は言っているが、混沌と暴力は、その隣に待機しているだけだったということも明らかになった。デモクラシーの大本をささえる「選挙制度」が何らかの意味で歪められたというクれームが事の発端だったが、じつはこの選挙制度にこそ時限爆弾が仕掛けられていたのだ。詳細は避けるが、大統領選挙は、ぼくにさえ理解できない奇怪な点がいくつもある。もちろんそれには、アメリカに独特の理由や社会事情があることは承知しているので、余計なことは言わない。しかし、そこに欠点を見出せば、忽ちに瓦解しかねない、構造の不備があったにもかかわらず、この国は一貫してこの制度を使い続けてきた。案の定、投票結果に異議があると、制度の盲点をつかれたから、忽ちに事態は停滞したのだった。(それを示したという一点で、現大統領の「功績」は認めるが、実際にやったのは「犯罪」だった)
こんな事態が起こされるようなことはあり得ないという、選挙への「盲信」で支えられていたというべきだろう。その挙句が、今回の暴動だった。これで一件落着ではなく、危険な事態の始まりだといわなければならない。内にコロナ禍、外には中国、アメリカはさらに厳しい時代を歩かなければならない。そのアメリカの腰巾着のように、まとわりついてきた島社会は、どのような方向を目指すのか。外交政策なんか、見つけたくても見つからない、無政府状態で、米中のはざまで右往左往するだけで済むのだろうか。とてもそれではすみそうにない。はっきりとアメリカの属国として(タツノオトシゴの如く)、へばりついていくほかないのだろうか。この島の政権も、すこしばかりの風が吹けば、すっ飛んでしまうだろう。

社会に巣くう「偏見と差別」、「分断と対立」などなど、それを煽ったり放置したりしている政治の不作為がある。いずこも火種には事欠かない事態が続いているのである。そこにガソリンでも灯油でも振りかけたたいと、隙を狙っている不平不満の分子はきっといる。内部の不満をそらずのが外部への敵視政策だったというのが、彼我の歴史の教えるところ、ぼくたちは、気を引き締めて状況に向かわなければなるまい。
_____________________________