菅首相、感染症対策の本購入…就任後初めて書店へ

菅首相は30日、東京・赤坂の書店を訪れ、数冊の新書や雑誌を購入した。/ この日は午前11時過ぎに衆院議員宿舎を出ると、近くの書店に向かった。滞在した10分弱の間、新刊や雑誌のコーナーを回り、歴史学者・磯田道史氏の「感染症の日本史」(文春新書)などを買い求めた。/ 首相は、感染が拡大する新型コロナウイルスの対応に頭を悩ませており、感染症の歴史から今後のヒントを得ようとしたようだ。9月の就任以来、首相が書店を訪れるのは今回が初めてとなった。(読売新聞・2020/12/30 20:48)
西村担当相、緊急事態宣言「受け止めて検討」 1都3県知事が要請

西村康稔経済再生担当相は2日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に関して小池百合子東京都知事と神奈川、千葉、埼玉各県の知事と都内で面会し、首都圏1都3県に緊急事態宣言を発令するよう要請を受けた。西村氏は緊急事態宣言について「緊急事態宣言が視野に入る厳しい状況だとの認識を共有した。(再発令の要請を)受け止めて検討していく」と記者団に語り、緊密に連携する考えを示した。/ 西村氏は面会で、小池氏らに「ただちに行う措置」として4項目を求めたと明らかにした。飲食店について、昨年4~5月の緊急事態宣言時と同等の対応として午後8時までの営業時間短縮、酒類提供は午後7時までとし、政府は応じた店舗への支援を拡充する考えを示した。午後8時以降の不要不急の外出自粛要請なども求めた。(以下略)(産経新聞・2021.1.2 19:07)
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年が明けても、コロナは居座り、官邸も総理も、悪びれることもなく居直っています。それに歩調を合わせるかのように、並みいる近隣の知(痴)事もまた、愚かさをそのままに何事かを画策している(主役は「女帝」、取り巻きは御用聞き痴事)。総理が本屋に行ったということがニュースになるのだから、すごい島社会ですね。何代か前に「漫画大好き総理」がいました。漫画界にとっては心丈夫だったけど、宰相としてはどうですか、という間もなく、辞任された。「あっ、そう!」

総理だって本を買う(読むのではない)という事態は、サルでもパンツをはくというくらいの衝撃があります。買った本も素晴らしい。「感染症の日本史」を購入したのはなんとも適切でした。時宜を得た選書だったというべきでしょう。これを熟読して、感染症対策はばっちりかなと考えかかったんですが、どっこい。これはきっと「自己保身用」(一人だけの「シェルター」みたいだ)だったに違いない。この報道は大晦日の前日、忙しい最中での珍事でした。感染が猖獗を極めていた時期、「静かな年末年始を」と宣言した人物だけど、さすがに行動力はありました。あれもこれも、「支持率」対策ですね。無駄な抵抗は止めて、愚直に、人民の声に聞き耳をたてて、さ。
感染症の専門家をごまんと周りに取り揃えながら、おそらく「彼ら」を「恫喝屋」は信じていないという明確な証明でもあるし、専門家が恫喝屋を認知していないということでもあります。磯田氏の安直・廉価な新書本購入を、大きなニュースにして報道するマスコミも立派です。揃いもそろって、というのが率直な感想というより、バカも休み休みにしろ、と言いたいね。(本を買うなら、ネットで買えば、と言いたくなる。のこのこ追っかけして、給料もらっているマスコミさんたち、もっと他にすることがあろうじゃないか)

年が明けて早々に、一都三県の「痴事」さんが、一刻も早く「殿、緊急事態」宣言を、と官邸に陳情に上がったと報道されていました。これをニュースにするのは、総理が「新書本」を買ったのが(読んだ、ではない)ニュースになるのと同程度に、滑稽かつ奇怪を窮める事態です。「緊急事態」が生じている最中に、「宣言」を、それに必要な処政策をと、陳情している滑稽・悲嘆の図をどうみますか。(購入本の読了後の、感染症対策はどんなものになるかね)(何十年も前に医者にかかったら、彼はやおら医学書を取り出して、読みだした。ぼくは仰天した。今では当たりませの診察室風景になりましたね)




火事が発生、110番に通報。消防署は「すぐに出動」かと思いきや、「了解しました。今からメーカーに消防車の注文をします。それまで火事の具合を監視していてください」と対応されたようなもの。歴史上、似たような事例に事欠かない。「火事場泥棒」という俚諺もあります。「泥棒を捕らえて縄を綯(な)う」と、つまりは「泥縄」ですね。これが立派な痴事の仕事(月給をとる仕事)と心得ているから、皆さん、すごい。「(近隣の痴事が」縄を綯ってくれと言ってきました」、と部下が総理に報告。「ちょっと待て、感染症の安直本を読もうとしているんだ」と答える。いやいや、これは、むしろ「火事場泥棒」というのかもしれない。どっちにしろ、泥棒です、主役は。
「火事場のどさくさに紛れて盗みを働く者。火事どろ。ごたごたにつけこんで不正な利益を得ること。また、その人。火事どろ」(デジタル大辞泉)真相はどうでしょうか。これまでの、奴らのこの一年間の、対コロナにかかわる仕事ぶりを見ていると、ぼくには「火事泥」に思えてきます。「泥縄」なら、まだ少しは、同情の余地があるけれど(ホントはないのだけど、よりひどいBが来ると、Aはよりましだとみえる)、泥棒を「捕まえた」という実態がありそうですが、その処置が「感染症の歴史」読書だから、救い難いというべきだ。島のいたるところで火災発生、さらに炎上中、急いで消火活動開始。そして、「宣言」が出され、町内会でバケツリレーが列島のいたるところで始まった。新しい年明けの島の絶景です。あるいは、竹槍で「ウィルス」を刺突する図ですな。「この道はいつか来た道、あーあ、そうだよ」というのは白秋さん。

女は「女帝」と呼ばれ(揶揄され)、男は薄っぺらな「政治家の覚悟」を公開した、いずれ劣らぬ「厚顔無恥」の面々です。衆人環視の中、笑顔をみせて握手して、机下では、互いの足を蹴りあっている「狐と狸」(例に挙げて、ごめんくだされ)が居残っり居座っているのですから、この危機から脱出することは容易ではありません。もう三十年ほども前のことです、何か月も前にある山中の温泉場の旅館を予約した。宿泊当日の夜、夕食に何を召し上がるかと尋ねられ、予約した時に言ったはず、と。「ああ、そうでした。早速用意します」と言って、懐中電灯をつけて外に出かる。どうしたのかと尋ねると、峠一つ越えた店に「猪の肉を仕入れに行ってくる」と。猪肉料理を食べたかどうかは忘れましたが、この出来事だけは覚えています。これは実際にぼくが経験した出来事、埼玉の皆野町(の一軒の)温泉宿でした。

旅館やホテルの話なら、実害は少ないので、まだ笑い話です。だけれども、これが島の首都の首長、島の総理の寝言みたいな「政治気風」なら、どうします、生死がかかっているんですからね、「笑ってる場合」か。感染真っ盛り。ふたたび「緊急事態」が宣言されます。それでどうなるのか。五輪は止めない、go to~も再開する、病院は患者お断り、医療は崩壊してると(嘘くさい)、どうも真剣味がみえてこない、などなど。なにせ、(片や「口下手」、こなた「口八丁」の「キツネ&タヌキ」です、これまでさんざん騙されてきたのに、さらに騙されるのか。尻尾が丸見えなんですよ、各々方。すべてが人気取り(支持率稼ぎ)です。これを大衆迎合主義(populism)といい、デモクラシーの鬼っ子でもあります。

(昨春から、いっかなPGR検査数が増えていかないのはなぜか。検査すれば感染者が増え、医療崩壊が起こるからというのですが、崩壊しているのは、君らの頭の細胞じゃないか。感染者が増えると「五輪開催」が危ないから、こちらが本音だったりしませんかね。死者が続出している横で、「平和の祭典」とは、言葉もないね、バカという以外には。グロテスクの領域をはるかに超えている)(言いt年前から、同じことの繰り返し、言い訳とうそをないまぜにして、結局は、ひたすらな自己主張で、点数を稼いでいるだけ。これは日本の政治家。官僚。軍人・経済人などのお家芸です)
「強権発動に伴う、嘘と誤魔化し」の三蜜関係で、この島は奈落の底にまっしぐら、ですね。 (墜落まちがいない騒ぎのなかで、「神さま、墜ちても(堕ちても)痛くないように (柏手)」「仏さま、墜ちても死なないように(合掌)」と祈ってる場合ですか。神は嘲笑い、仏は仏頂面している、この島の年始風景です)

(蛇足 二十年も前になるか。友人たちと、富山の白山に登ったことがあります。頂上の室堂にたくさんの「絵馬」がかかっていました。少ない掛け金(お賽銭ともいう)で、好き勝手なことが書いてある中でも最も腹が立ったのは、「家内安全、みんな健康で。彼女ともうまく行きますように もて男より」だと。神さんは腹を立てたと思うね、この腐れ者め、と)
「羯諦。羯諦。波羅羯諦。波羅僧羯諦。菩提薩婆訶」(「仏説 摩訶般若波羅蜜多心経」)
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