「大胆かつ根拠のない」主張を展開し…

(Photo by Jacquelyn Martin/AP Images)

ジュリアーニ氏の会見、FOXニュース記者が「不正主張はすべてウソ」と一刀両断

 トランプ米大統領の顧問弁護士を務めるルディ・ジュリアーニ氏は19日、共和党全国委員会本部で記者会見に臨んだ。/ ジュリアーニ氏率いる弁護団は、民主党関係者と外国政府が共謀したという疑惑を訴えており、この日も持論を展開。会見の模様はトランプ寄りとされているFOXニュースでも中継されたが、クリスティン・フィッシャー記者は、今耳にしたことはそっくりそのままナンセンスだ、とホワイトハウス前から視聴者に語った。/「以上、鮮やかな口ぶりのルディ・ジュリアーニ氏の記者会見でした。ですが事実には欠けています。彼の発言のほとんどは、単に事実でないか、すでに裁判で却下されています」 。フィッシャー氏は会見のレポートの冒頭でこう述べた。

 ワシントンの共和党全国委員会本部で行われた会見を「鮮やか」と表現したのは言い得て妙だ。汗ばんだジュリアーニ氏が記者に向かって、票の不正犯罪が行われたのは確かだと思う、自分にはそれがかぎ分けられる、と話している最中、ヘアカラーが彼の顔に流れ落ちていた。

 「私には犯罪がわかります、かぎ分けられるんです。皆さんはかぎ分けられなくても大丈夫です、私が証明してみせます」とジュリアーニ氏。/ だが、フィッシャー記者はジュリアーニ氏が選挙不正に関して「大胆かつ根拠のない」主張を展開し、「これは全国規模での陰謀だと呼びましたが、いまだはっきりした証拠を示せていません」と正確にレポートした。/ その後フィッシャー記者は、ジュリアーニ氏がアメリカ国民に述べたことは法廷での発言と食い違っている、と報じた。

 「ジュリアーニ氏はフィラデルフィアで広範囲の選挙不正があったと主張し続けていますが、法廷では、本人の言葉を借りれば『不正が行われた事例はない』と発言しています。宣誓下ではない公の場での発言が、法廷内での発言と違っています」とフィッシャー記者。/ さらにフィッシャー記者は、トランプ陣営が特定の連邦訴訟を取り下げた理由を説明する際、ジュリアーニ氏が真実を語っていなかったとも報じた。また、ジュリアーニ氏本人が入手したと主張している「数百人の」選挙不正に関する宣誓供述書をメディアに提出していないとして、トランプ大統領の個人弁護士を追及した。

 最後にフィッシャー記者は、嘘をまき散らすジュリアーニ氏の背後に掲示されていた看板も嘘っぱちだ、と述べてレポートを締めくくった。 「ステージ上にはジュリアーニ氏と一緒に、『勝利への複数の道筋』と見出しが書かれた巨大ポスターが張られていました。ですがジュリアーニ氏は複数どころか、たったひとつの道筋もはっきり説明しませんでした」とフィッシャー記者。「つまりトランプ陣営はいまだに、少なくとも法廷では、広範囲な選挙不正や選挙違反が行われていたという確固たる証拠を示していないという事実に変わりはありません。選挙結果を覆し、次期大統領というジョー・バイデン氏の立場に有効な異議申し立てを行うのには不十分です」 Translated by Akiko Kato(11/21(土) 6:45配信)

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●ルドルフ・ウィリアム・ルイス・ジュリアーニ3世(Rudolph William Louis “Rudy” Giuliani III, 1944年5月28日 – )は、アメリカ合衆国の政治家・弁護士である。/ 1994年1月1日から2001年12月31日まで107代目ニューヨーク市長を務め、凶悪犯罪の撲滅及び市の治安改善に大きな成果を挙げた。アメリカ同時多発テロ事件発生時にはジョージ・W・ブッシュ大統領と共にテロリズムとの闘いを宣言し、「世界の市長」と称賛された。通称はルディ、ルーディがある。2018年にドナルド・トランプ大統領の顧問弁護士になった。(Wikipedia)

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 今回の大統領選の当初から、顔を出していたジュリアーニさんでしたが、ニューヨーク市長時代の「敏腕」「名行政官」ぶりを知っていたので、ぼくはこれが同一人物であると、はじめは考えられなかった。それほどに、彼の主張が「常軌」から外れていたと思われたからです。まだ、すべての法廷闘争が終わったわけではないので、軽々には断言しないし、あるいは「逆転満塁サヨナラ本塁打」が出て、トランプ勝利とならないとも限らないので、いまは何も言いません。

 それはともかく、ぼくがこの記者会見をみていた時に、ジリジリというか、ツツッというか、一条の褐色の筋が垂れ下がって来たのに、驚嘆しました。血管が切れたのか。即座に「筑波山麓・ガマの油」売りの口上を思い出していました。がまが垂らしたのは「脂汗」だったか。なにが起こっているのだろうかと、ひやりとしました。まさに、「冷や汗」ものの一瞬でした。

 やがて、事情が分かり安心しました(単なる、染料の化学変化だった)。これが、この島でいうところの「冷や汗」(肝を冷やしながらの会見でしたから)だったのか、あるいは決然とした闘争本能の表れだったのか。この遠くの隣国は、何事においても真剣(まじめ)と遊び(的外れ)が入り込んでいて、やはり多様性がまだ存続してしているなあと、すこしは感心したい気にもなります。(翻って この島の前総理の疑惑に司直の手が入りました。法廷闘争が始まるのか、線香花火で終わるのか。「塀の内側に落ちる」のか。「逆転サヨナラ負け」となるのかどうか。僅差で逃げ切りなるか。少なくとも「議員辞職」は不可避でしょうね。「嘘つきは泥棒の始まり」だって)

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投稿者:

dogen3

「上を思えば限りがないと、下を見て咲く百合の花」になれるものなら、という想いです。それこそ、「高嶺の花」ですが。「昨日は俗人 今日は僧、生涯胡乱(うろん)これがわが能」と自称した一休さんは、一面では「相当な人物」だったと、歳をとるとともに思わされています。