疲れ知らずで決然として正義を守る

米連邦最高裁のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が死去 リベラル派の87歳 (BBC NEWS 20年9月19日)

(ギンズバーグ判事は連邦最高裁の史上2人目の女性判事だった。写真は2010年撮影)

米連邦最高裁は18日、ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が亡くなったと発表した。87歳だった。大統領選を目前にしたその死去は、今後のアメリカの国のあり方に大きな影響を与える可能性がある。

最高裁の史上2人目の女性判事で、女性や少数者の権利を強力に擁護したギンズバーグ判事は、すい臓がんのため亡くなった。最高裁によると、ワシントンの自宅で家族に囲まれて息を引き取ったという。

「私たちの国は、歴史的な法曹家をたったいま失いました」と、ジョン・ロバーツ最高裁長官は声明を発表した。「最高裁の私たちは、大切な同僚を失いました。今日はみんな悲しみにくれています。しかし、ルース・ベイダー・ギンズバーグの記憶は、未来まで続くと確信しています。私たちが知っていた通りの彼女を。疲れ知らずで決然として正義を守る彼女のありのままの姿を、未来の世代も記憶し続けると」。

判事の訃報が伝わると、最高裁の前には数百人が次々と集まり、黙祷(もくとう)を捧げたり、「アメイジング・グレイス」や「イマジン」を歌ったりしている。(以下略)(https://www.bbc.com/japanese/54215439)(元の記事は;https://www.bbc.com/news/world-us-canada-54214729)

(最高裁の前に集まりギンズバーグ判事を悼む人たち。プラカードには「自分にとって大切なことのために闘いましょう。ただし、ほかの人たちも参加したくなるようなやり方で」というギンズバーグ判事の言葉が書かれている)(18日、ワシントン)

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 亡くなられて一か月近くが経ちました。うかつにも、ぼくは彼女の名前は知っていたし、連邦最高裁での位置についてもいくらかは理解しているつもりでしたが、この間に、彼女の生涯を報じる記事や記録、映画や単行本などに触れるにつれて、驚きと尊敬の念が深まるばかりでした。自らの無関心を恥じらなければならないと痛感しています。いまなお、彼女に関して駄弁を弄することはぼく自身が気が引けるというか、憚られる気がしますので、いずれ、時間をかけてアメリカの裁判制度、政治と司法の関係あるいは、最高裁における判事の役割や影響などについて述べてみようと思います。

(この島の最高裁の判断については、すべてではありませんが、時々の事案に関するものについては割と見てきたつもりです。しかし、時の政権や権力にあからさまな反対の判断や意見が出ることは近年では全くと言っていいほどに出ていません。時とし、手個別の反対意見に観るべきものがありますが、それは決して多数にはならない。世ウルルに、最高裁(判事)もまた政権の一角でしかないということです。この事実を見るだけで、ぼくには様々な点において、アメリカは混乱していると思うけれども、右であれ左であれ、ダメなものなダメという判断がはたらく国であるという感情を持っています。

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投稿者:

dogen3

 語るに足る「自分」があるとは思わない。この駄文集積を読んでくだされば、「その程度の人間」なのだと了解されるでしょう。ないものをあるとは言わない、あるものはないとは言わない(つもり)。「正味」「正体」は偽れないという確信は、自分に対しても他人に対しても持ってきたと思う。「あんな人」「こんな人」と思って、外れたことがあまりないと言っておきます。その根拠は、人間というのは賢くもあり愚かでもあるという「度合い」の存在ですから。愚かだけ、賢明だけ、そんな「人品」、これまでどこにもいなかったし、今だっていないと経験から学んできた。どなたにしても、その差は「大同小異」「五十歩百歩」だという直観がありますね、ぼくには。立派な人というのは「困っている人を見過ごしにできない」、そんな惻隠の情に動かされる人ではないですか。この歳になっても、そんな人間に、なりたくて仕方がないのです。本当に憧れますね。(2023/02/03)