この様なお考えはおかしいと思います(承前)

「東京都の足立区議会で9月、自民党の白石正輝議員が少子化問題に関連して、「L(レズビアン)だってG(ゲイ)だって法律で守られているというような話になったんでは、足立区が滅んでしまう」などと差別的な発言をし、批判が広がっている。」

「当事者にとっては死への思いを強くします。あまり詳しくない私でさえ、この様なお考えはおかしいと思います。もうこの世に居場所がなくなる…と、自殺に繋がります」

白石議員の言葉に対して、そんな手紙を送った81歳の女性がいる。自身もゲイを公表し、LGBTに関する政策など情報を発信する一般社団法人fairの代表、松岡宗嗣さんの祖母だ。(以下略)(https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f7c2d7cc5b60c6bcc619a03?utm_hp_ref=jp-homepage)

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 前回、寝言のような駄文を書いて、「LBBT」問題に関する足立区議のS氏の「質問」を簡単に紹介しました。その記事に対して、上掲の方が直接、S議員あてに手紙を書かれたという記事が追っかけて掲載されました。(ぼくはHuffpostを読んでいますが、この記事のソースは中日新聞のようです。後で確認しておきます)お手紙の骨子部分は以下のようでした。

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私はもうすぐ八十二才になります。/ 孫の一人が男性ですが、現在男性と一緒に生活して居ります。今、二十六才です。/ 白石様や杉田様(編集部注:衆議院の杉田水脈氏。「LGBTは生産性がない」などと発言し、松岡さんの祖母はそのことに対しても怒っていたという)は同性愛者の人は趣味とお考えではないでしょうか?もしそうだとお考えでしたら、とんでもない思いちがいなのです。

生まれた時からで、治る治らないと云うものではないのです。/ 自分がどうしても、どれだけ頑張っても、どうにもならないと云うのが、この性の問題なのです。/ 今、日本の少子化は本当に心配事ですが、自分が好きで同性愛者になったわけでもなく、自分自身にとっても絶対に変える事ができないものなのです。

もし、白石様のお子様かお孫様がLGBTのどれかに関係がお有りでしたらどうでしょう。/ 新聞に書かれた様な記事は当事者にとっては死への思いを強くします。あまり詳しくない私でさえ、この様なお考えはおかしいと思います。もうこの世に居場所がなくなる…と、自殺に繋がります。

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 「時代おくれ」という表現は、それこそ時代に遅れているようです。時代に合う、歩調を合わせるというのも、一人の生き方の流儀。その対というのも変ですが、「時代おくれ」「時代からずれる」と評価されるのもまた、否定できない生き方の流儀であると、ぼくは考えています。時代遅れ(outdated)はすべからく、尊敬・尊重に値しないというのは誤りです。どちらが優か劣か、という即断はさらに問題を生んでしまいます。この問題は、近年五生じたことではないからです。詳しくは述べませんが、人間(人類)の歴史とともに始まっているのです。もんだいは「社会規範」「社会通念」の「時代遅れ」であるでしょう。 

 「LGBTは、誤解を恐れずに言えば、当事者の「属性」だともいえるでしょう。それを失えば(認められなければ)、自身の存在根拠を喪失するといった「特質・特徴」だと、ぼくは考えてきました。これはまた価値の有無や高低などとは関係がありません。性に関して、どの性が価値が高く、どれが低いというものではないでしょう。さらに言えば、性はグラデーションであるも言われているように、さまざまな局面から見られる必要があるのです。(一時期この島でも否定的な意味合いで用いられたのが「ジェンダー・jender」でした。この問題に関しても、さらに考える必要がありそうです。

●1ジェンダー【gender】 の解説 文法で、名詞や活用語の男性・女性・中性といった分類。社会的・文化的に形成される男女の差異。男らしさ、女らしさといった言葉で表現されるもので、生物上の雌雄を示すセックスと区別される。社会的性差。文化的性差。(デジタル大辞泉)(註 この説明では不十分だと思われます)

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●LGBTとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。(参照・https://tokyorainbowpride.com/lgbt/)

*筆者註 この法人の共同代表の一人、杉山文野さんとはいくらか前になりましたが、あるところで出会いました。一年ほどお話を伺ったり、問題について教えていただいた経験がありあります。その後の活動についても、間断なく、知るところがありました。(この問題について、さらに興味を深めたい方は上記のURLにアクセスされますように)(つづく)

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投稿者:

dogen3

 「名もなく貧しく美しく」、ぼくにとって、それは生きる姿勢(流儀)の理想型ではありますが、現実には「名もなく貧しく醜悪に」、せいぜいがそんなところでしたね。「美しく」どころではなかったけれど、「名もなく貧しく」は断固として一貫してきたと思う。とても自慢できませんがね。