「好きなことをやんなさい」(承前)

 回転すし店に車突入、14人けが 大津市内、運転の男逮捕

 6日午後6時半ごろ、大津市大江の回転すし店「スシロー瀬田店」にワゴン車が突っ込んだ。大津市消防局によると、子ども5人を含む客14人がけが、37歳の主婦は左脚骨折で1カ月の重傷。大津署は自動車運転過失傷害の疑いで、車を運転していた大津市瀬田、トラック運転手山末裕昭容疑者(59)を現行犯逮捕した。同署はブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性があるとみて調べている。(共同通信・10/06/06)

 忍び込んでみたら警官の家! 窃盗未遂容疑で現行犯逮捕

 窃盗目的で忍び込んだ民家は警察官の自宅だった――。京都府警は6日、住所不定、無職真崎稔容疑者(67)を住居侵入と窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕し、発表した。府警によると、真崎容疑者は「盗み目的で入った」と容疑を認めているという。

 府警によると、真崎容疑者は6日午前11時40分ごろ、京都市伏見区の2階建て民家に侵入。机の引き出しなどを物色していたところ、非番で自宅にいた東山署地域課の男性巡査(28)が物音に気付き、取り押さえて現行犯逮捕した。男性巡査の大声で、近所に住む別の男性警察官も駆けつけたという。(朝日新聞・10/06/06)

 電線窃盗容疑でとび職逮捕 電柱登って切断、感電

 電柱によじ登って電線を切断し、盗んだとして、北海道警苫小牧署は4日、窃盗の疑いで住所不詳、とび職平岡佳基容疑者(49)を逮捕した。逮捕容疑は2月15日、苫小牧市樽前の電柱に設置されていた長さ約20~40mの銅製の電線11本(約2万3千円相当)を盗んだ疑い。同署や北海道電力によると、平岡容疑者は感電して両手をやけど。さらに電柱から落ち、腰を打って入院していた。(共同通信・10/06/04)

 ✖回転すし店に飛び込んだ運転手は何を食べようとしていたか。(「シャコ?」)

 ✖警官の家に忍び込んだお父さんの罪名は「何」だと思いますか。(「前方不注意」?)

 ✖感電し落下し入院した鳶(とび)のお父さんの「診断名」はなんだっただろうか。(「打骨感電症」?)

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 「好きなことをやんなさい」「やりたいことをやってください」は命がけだということ。

 「あんたの好きなことをやんなさい。それが一番の親孝行」とおっかさんがいったかどうか。あるいは「なんでも、やりたいことをやってください」と妻が後押ししてくれたか。いずれにしても、この列島(劣等)ではいろいろと「好きなこと」「(やってはいけないのに)やりたいこと」をなし遂げようとしている強者・弱者(愚者・悪者)が後を絶たないようです。現下の「パチ」はいかがですか。ぼくは、なにがなんでも「やらせない」派ではありません。なにごとも「やりすぎ」はよろしくない。「自粛」でホントに感染しないんですか。何事も無理に抑えると、ろくなことはない。(「浜の真砂は尽きるとも 世に盗人のためは尽きまじ」と嘯いたのはだれ?)

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オマケです。

 電線盗容疑の男再逮捕 88件関与か 市原署

 電柱に登って電線を盗んだとして、市原署は19日、窃盗の疑いで住所不定、無職、根本政明容疑者(31)=別の窃盗罪で起訴=を再逮捕した。市原市内では昨年以降、電線が何者かに盗まれる事件が88件(被害総額約2500万円)あり、同署は根本容疑者が関与したとみて裏付けを進める。

ピカ線という

 再逮捕容疑は2015年10月28日~18年7月25日午後2時ごろの間、同市菊間の市道で、電柱に設置された電線2本(被害額約23万円)を特殊な工具で切断して盗んだ疑い。

 同署によると、根本容疑者は7月に暴行事件で逮捕された際、乗っていた車から盗品が見つかり、電線を盗んだことを認めた。過去に電気関係の工事に関わった経験があるといい、同署は窃盗(自動車盗)容疑での再逮捕後、電線を盗んだ疑いでも捜査していた。

 根本容疑者は盗む上で危険の少ない低圧線を狙って犯行を繰り返し、盗品を売却したとされ、「電柱に登り、電線を切って盗んだ。生活費と遊ぶ金欲しさにやった」と供述。同様の被害は周辺の自治体でも確認されており、同署は根本容疑者との関連を調べる。(千葉日報・2018年9月20日)

 拙宅は山中(といっても、ほんの丘程度の高さです)にあります。土地柄か、太陽光発電が盛んですね。立地条件がいいのでしょう。(ということは)そのせいか、パネルと蓄電装置をつなぐ太いケーブル(銅線か)の盗難が頻繁に発生しています。散歩していると、持ち主の「やられた、三度目や!」「もうあかん、廃業やで」(なぜか、関西弁)という悲鳴が看板に掲げられているのをしばしば目にします。また、歩道の雨水を逃がす「グレーチング」の盗難も盛んに。某所に転売するそうです。

 売電や買電が政策として促進されてきましたが、いまでは終了してしまいました。だれが得をしたのか。東電は盗電を連想させて、よろしくない。ぼくは「トーデン」との契約をやめました。ろうそく生活でもしようかと、思案中です。(ネットはどうする?)

 漬物桶に塩ふれと母は産んだか 

 何がたのしみで生きてゐるのかと問はれて居る (放哉から二句)

投稿者:

dogen3

 語るに足る「自分」があるとは思わない。この駄文集積を読んでくだされば、「その程度の人間」なのだと了解されるでしょう。ないものをあるとは言わない、あるものはないとは言わない(つもり)。「正味」「正体」は偽れないという確信は、自分に対しても他人に対しても持ってきたと思う。「あんな人」「こんな人」と思って、外れたことがあまりないと言っておきます。その根拠は、人間というのは賢くもあり愚かでもあるという「度合い」の存在ですから。愚かだけ、賢明だけ、そんな「人品」、これまでどこにもいなかったし、今だっていないと経験から学んできた。どなたにしても、その差は「大同小異」「五十歩百歩」だという直観がありますね、ぼくには。立派な人というのは「困っている人を見過ごしにできない」、そんな惻隠の情に動かされる人ではないですか。この歳になっても、そんな人間に、なりたくて仕方がないのです。本当に憧れますね。(2023/02/03)