平時も緊急時も「虐待」はつづく

 〇児童虐待:乳児を殴って死なせた父親に懲役3年 盛岡地裁

 生後4カ月の長女を殴って死なせたとして、傷害致死の罪に問われた岩手県雫石町板橋、会社員、高橋拓也被告(23)に対する判決公判が15日、盛岡地裁であった。卯木誠裁判長は「親としての自覚に著しく欠ける」と厳しく指摘し、懲役3年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。

 判決によると、高橋被告は昨年12月16日午後9時ごろ、当時住んでいた盛岡市内のアパートで、年賀状の写真用に桃々(るる)ちゃんと長男(1)を撮影しようとしたが、桃々ちゃんがぐずって思い通りに撮れなかったことに腹を立て、頭を拳で2回殴った。桃々ちゃんは頭の骨を折り、約1カ月後に脳の機能障害で死亡した。

 高橋被告は事件の1カ月半前から、あざができるまで桃々ちゃんの顔や背中をたたくことがあったという。【苅田伸宏】(毎日新聞・2004年6月15日)

 〇虐待?一家の子供5人保護、4人栄養失調…東京・町田

 東京都八王子児童相談所は23日午後、町田市で子ども5人が、両親から虐待を受けている疑いがあるとして、児童福祉法と児童虐待防止法に基づいて一時保護した。4人は栄養失調の状態で入院、うち2人は歩行が困難なほど衰弱しているという。

 同相談所は病院での検査を待ち、父親(52)と母親(38)の告発も検討する。

 保護されたのは小学校3年と2年、6歳、4歳、1歳6か月の男児2人と女児3人で、1歳6か月の乳児を除き4人が入院した。4人は食べ物を十分に与えられていなかったとみられ、小学校3年と2年の子どもはほとんど小学校に通ったことがないという。

 同相談所は2002年12月、児童が学校に来ないと小学校から通報を受けて、調査を始めたが、両親に面談を拒否され、子どもたちの状況を把握できないまま、一家は昨年、同市内で引っ越しをしてしまった。同相談所は行方を捜していたが、今年3月、市民から「近くに住む子どもたちが虐待を受けている」との通報があり、この家族と分かったことから、警視庁町田署員とともに子どもたちの安否確認の立ち入り調査を実施し、一時保護に踏み切った。(読売新聞)(2004年6月24日)

 今年度版「青少年白書」が公表されました。詳細は別の機会に譲りますが、それに関する報道がありましたので、以下に掲載しておきます。

 〇児童虐待相談、困難な事例増加=関係機関の連携不十分-青少年白書

 小野清子青少年育成担当相は22日午前の閣議で、2004年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を報告した。それによると、02年度に全国の児童相談所に寄せられた児童虐待に関する相談件数は2万3738件と前年度に比べ、微増していることが分かった。児童虐待防止法が2000年に施行された後、急増していた相談件数の伸びがようやく鈍る結果となったが、白書は「質的にも困難な事例が増加してきている」と指摘。関係機関が「十分に対応し切れていない」と厳しい認識を表明している。 

 相談の内訳では、身体的虐待が46.1%で最も多く、育児などの怠慢・拒否37.7%、心理的虐待12.8%、性的虐待3.5%と続いた。被害者を年齢別に見ると、零歳から小学校入学前の乳幼児が半数を占めた。

 白書は今年1月、大阪府岸和田市で中学3年生が餓死寸前で保護された事件にも言及。予防から早期発見、保護、アフターケアまで、児童相談所や福祉施設などの連携による切れ目のない施策を求めている。

 相談件数は、同法施行前の99年度は1万1631件だったが、01年度は2万3274件とこの2年間で倍増していた。(了)(時事通信)[6月22日10時31分更新]

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 現在、劣島全体に「緊急事態宣言」なるものが発令中。警戒警報のようですが、強風や豪雨、あるいは台風のそれとはちがい、人間であることをいくばくか制限されて、ひたすら「蟄居」(「自粛」ともいう)を余儀なくされている状態にあります。かかるとき、「Stay Home 週間」とだれがひねり出したのか、ぼくにとっては不快な「合言葉」で、上を下への大混乱、でもないか。(みずからの状況判断の重大な誤りを誤魔化す、目くらまし作戦でしかないよ、罪深いね痴事さん)「旗」「ことば」「符丁」がこんな時期にはきっと出されます。「旗の下に」全員集合と鼓吹し、それに背を向けると白や黒の目が射抜かんばかりに攻撃してくる。例外は許さないというのは、まことにいやな風潮。安っぽいコンクリートのように、固まるんですね、緩むのも早いかも。

 自粛で自宅に、だから「DV」が増加し、児童虐待が増加する。ホントか。常時「暴力」は生じているから、「今でも」起こっているのでしょう。暴力(虐待)は物理的な力ばかりではない。嘘も改竄も、捏造も汚職も、「汚いマスク配布」も、突然の「全国休校」も、ぼくに言わせれば、立派な「暴力」ですよ。人民に対する暴力、人民への虐待ですね。人民を無知と決め込んで好き放題のタカリ根性こそが「暴力」であり「虐待」じゃないですか。「自宅待機」も虐待そのもの。ここには「誠実さ」が微塵もみられない。普段から「不誠実」である証拠だね。

 政府も行政も「自分のいのちは、自分で守れ」といいいたいのなら、もっとはっきりと「宣言」すべきですね。「我々は何もしない」「我々は自分のいのちは自分で守る」から、「人民諸君も、ね」と。見殺しにされないように。ぼくたちはどこまでも、注意深くありたいですね。

 ぼくは「政治家や官僚」なんかに聖人君子であることを求めない。そりゃ、無体というもの。まるで太陽が西から出るのを求めるようで、地球が消滅しても、それはあり得ないからだ。無理は言わない。ちょっとした「当たり前の感受性」をわきまえてくれというばかり。「ホシノゲン」とのバカコラボもボーリョクだった。

 《首相は24日の新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、学校休校や外出自粛によって児童虐待やDV(ドメスティックバイオレンス)被害のリスクが高まっているとして、防止策を強化する考えを明らかにした。/ 首相は「家庭内での暴力の根絶や被害者支援に向けて、政府を挙げて取り組みを強化していく必要がある」と強調。児童虐待に関しては、地域のネットワークを総動員し、子どもや家庭の状況を定期的に把握すると説明した》(時事・20/4/24)

 「あんたに言われたくない」という気分がわくばかり。「政府を挙げて取り組みを強化」するから、まちがえるんだ。また「マスク」でも配ろうというのかしら。「イチハヤク」はだれに言うのか。(「君にこそ、いいたいね」)