おくにことば・土佐弁編(高知市周辺)訳した人・山猫母(F) 2007・6・12改
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日本に住みゆうわたしらあは、/ わたしらあや孫子(まごこ)のために、/ こじゃんとココロに決めました。
ちゃんとした方法でわたしらあの代表を決めて、/ ほんでその代表を通じてこれからいごいていきます。
全部の国々となかようしよう、/ 自由の恵みが日本の隅々までいきわたるようにしよう、
お役人らあの勝手で二度と戦争がおこらんようにしよう。
この国で一番えらいがは、わたしらあひとりひとりながやきね / とふとい声でいうちょいて、この憲法をきめるがです。

国政いうがは、国のみんなあの信頼をいちばん大事。/ 権威はもともと国のみんなあのもんやし、/ 権限を使う人はみんなあの代表ながやき、/ みんなあがそれから得た利益を受けるがは当然ながです。
こんなことらあは人間やったら誰でもがわかっちゅう本質やき / わたしらあの憲法はこのやり方でいくがです。
わたしらあは誰がなんと言うたち、/ この考え方に合わんがやったら憲法やったち、法令やったち、/ 天皇さんの命令やったちいりませんということにします。/ そんながは、従わんでえいがです。
わたしらあは、この先ずうっと平和でおりたいいうて / こじゃんと強うに思うがです。
やき、ひと同士の間で絶対大事にせんといかん高い理想を / いっつももっちょくことにします。
わたしらあは平和を大事にしゆう世界中の人らあが、/ みんなあ正直でうそをつかんと信じます。
信じることで、わたしらあは平安に生きることに決めたがです。
わたしらあは平和を守って、/ どっかを支配しちゃりましょうとか、言うことをきかんかったら痛い目に / 合わせるとか、そんなヘゴをこの世から無くすように頑張りゆう

ほかの国々のなかで「日本はしょう頑張りゆうやんか」いうて / 尊敬されるばあの国になりたいと思うがです。
世界中どこの国の人も / 怖がったり、ひもじかったりいう難儀をせんずつ / 平和に生きる権利があるがやと思うちょります。
どこの国も、自分くだけがよかったら / ほかの国はどうでもえいわらあてことじゃのうて、/ 政治のモラルいうもんは持っちょかんといかんと思います。
自律した国として / ほかの国とつき合うときにはこの考えを / 絶対腹にすえちょかないかんと思います。
わたしらあは、日本いう国の名誉にかけて / このげにえい理想と目的をほんとにするように / 持っちゅう力を惜しまんと誓います。
■憲法前文の訳例
▽憲法前文(一部)
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
▽土佐弁・朝倉中訳
あてらぁは、世界中のみんなあが、命がのうなることをおとろしがったり、かつえたり、ひもじかったりせんずつ、平和の中に生きていく権利を持ちゅうことを確認するがです。

▽関西弁・今津中(杉嶋亜紀穂さん)訳
ウチらは世界中の人らが、おんなじように恐怖と不足していることから免れて、平和の中で生きる権利があることを確認するわな。
▽ルー語+関西弁・同(橋本麻未さん)訳
Weはワールド中がノット恐怖、ノット貧乏のピーポーばっかりが、ピースの中で暮らしていけるっちゅうことをalways思とく。
▽青森県の30代の津軽弁
わんどだっきゃ、まるっと世の中(なが)のふとんどが、ふとづにおっかなみもけがじも無(ね)んであづますぐ生ぎでってもいんだやってわがっとぐぉん。
▽沖縄県出身の高知大生(22)と母(50代)、祖母(70代)の沖縄方言
わったーや、世界中ぬちゅが、ぬーん恐れず、飢えるくとぅなく、平和な暮らしをする権利があいんと認めやびん。(毎日新聞・10/05/01)
「読売新聞」の記事中に、「党総裁として憲法改正を実施し、2020年の施行を目指す方針を表明した」とあります。この御仁は自分が「憲法を改正する」というんですよ。