とかく上に立つ人は

 以下はある大きな面積をもつ国の、数代前の指導者だった人の「語録」です。指導者であることは「普通」「並み」じゃできないんですね。それにふさわしい「才能」が求められるようですよ。なんなら読み飛ばしてください。

 この人は、どの国の、なんという指導者でしたかな。こんな手合いがごろごろといる時代ですから、なかなかズバリと当てるのはむずかしいかも。ぼくたちが居住しているこの島の指導者でないことは請け合います。彼(トランペットなどと評価されています、正当に)はこれ以下だから。でも、指導者によって人民が塗炭の苦しみを舐めさせられるなら、わきで暢気なことを言ってる場合じゃありません。

 ところで、松本ヒロという芸人をご存じでしょうか。「権力(を持っていると疑われている者)」を笑わ(え)ない笑いなんて…と。いま巷であふれているかに思われる「お笑い」はお里(魂胆)が見え透いている、質のよくない砂糖菓子みたいな。マジ、笑えないね。

 指導者とは、人民から笑い飛ばされる存在なんですね。それ以上でも以下でもない。それは権力者の「特権」かもしれない。その「特権」を欲しがるんですね、ある種の人たちは。不思議千万だ。

「ブラジルにも黒人はいるのか」

「米国と日本は150年もの間、素晴らしい同盟関係を結んでいます」

「アフリカは深刻な病に苦しめられている国家だ」

「人間と魚は平和的に共存できる」(I know the human being and fish can coexist peacefully.)

「質問者に質問しなくてはならない。質問者が僕に質問してきていることについて質問者に質問する機会がいままでなかったんだ」(I would have to ask the questioner. I haven’t had a chance to ask the questioners the question they’ve been questioning.)

「サダム・フセインが武装解除しないのであれば、アメリカが武装解除するまでだ!」(You disarm, or we will.)

「我々は成果をあげている。本当に成果をあげているのかを確認するのは大変だけど、成果をあげている」(And we’re making progress. It’s hard to tell whether we’re making progress or not, but we are.)

「大統領の責任として、今、我々アメリカが直面している現実を国民に伝えなくてはならないと思っています。その現実とは、『テロリストたちが隠れているのは洞窟だ』ということです」(And part of my responsibilities as your President is to remind people about the realities that we face in America. One of the realities is, is that these people hide in caves. )

 これは「きわめつけ」の一言。こんなことは誰も言えない。

「私のことを大統領として知能が足りないといっている人達は、その事実をまだまだ甘く見ている」(I think anybody who doesn’t think I’m smart enough to handle the job is underestimating.)

 『●●大統領 妄語録』(ペンギン書房刊』2003年)

投稿者:

dogen3

「上を思えば限りがないと、下を見て咲く百合の花」になれるものなら、という想いです。それこそ、「高嶺の花」ですが。「昨日は俗人 今日は僧、生涯胡乱(うろん)これがわが能」と自称した一休さんは、一面では「相当な人物」だったと、歳をとるとともに思わされています。